2010年4月3日土曜日

タイムスクープハンター

タイムスクープハンターの2期が始まった。
http://www.nhk.or.jp/timescoop/

この番組は、本質的には時代劇ドキュメンタリーだが、
今までのソレとは、目線が大きく異なってる。

未来のエージェントが、
個人タイムワープにより江戸時代に入り、
手持ちビデオカメラで取材する。
その映像の一部をNHKに提供している、という筋書き。

ドキュメンタリー取材仕立てで、取材しているのが未来人、
取材対象が江戸時代人。と言う訳だ。

どっちも現代俳優で、製作はNHK。それは誰もが承知で見ている。

#これはホラー映画でもよく遣る手法のような気はするが
不安定な手持ち撮影で、映像が生々しく揺れることにより
視聴者に奇妙な臨場感を引き起こす。

それによって、「多重「フィクション」感」を払拭するのに、概ね成功している。

もう世の中の時代劇は、全部この手法でいいんじゃね?
とさえ思わせる。

と、ここまで書いて、そうはいかないことに気がついた。

例えば、水戸黄門は勧善懲悪が売りである。と思う。
見せ場のインローを出すシーン。
「取材班」の実況が入ったらブチ壊しである。
もう一つの売りは、入浴シーン?であったが、
これも「実況」が入ったら別の意味で問題だ。
50過ぎの女優に、色気をやらせてんじゃねえよ。とも思う。
しかし彼女は今期で降板。入浴シーンはどうなるのか?
いや筆者はどうせ見てないが。