2020年6月12日金曜日

巷「クラウド蓮舫w」→俺氏「どっちもわかってない」

PaaSを知らねえやつら、って本当に多いんだなあ。
オマエラ、レンファンが大好きだからって、揚げ足取りが雑過ぎんぞ。

「クラウド蓮舫」が話題に マイナンバーカードの質疑で 参院予算委 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200611/k00/00m/010/265000c
これに対し蓮舫氏が「時代はクラウドだ」と訴え、「問題はどこにあるか確認して予算を付けるなら分かるが、(システム関連会社に)言われたままお金を支払っている」と批判した。

これを観て嗤うやつがかなり居るようだ。それも本職のプログラマですら。
まずこの発言自体の是非と、クラウド導入の是非は分けて考えるべき。

まず発言の是非
  • オンプレミスのベアメタルサーバだと高くてしょうがねえ。
  • 可用性にも不足がある
  • だからクラウドにしようぜ
圧倒的に正しい。ご予算は4桁ぐらい違うんじゃね。

そしてクラウド導入の是非
  • 政府の行政情報が、海外サーバに保存されるのが問題。
いや何言ってるの国内もあるよ。ニフクラもっと頑張れ。

代表的な批判の問題点をあげてみよう
  • クラウドでもサーバはあるよ。
そもそも経費の話をしてる文脈で、この指摘は的外れもいいとこなんだが。まずこれは物理的なサーバ(ベアメタルか否か)と、概念的なサーバ(デプロイ先)を混同してる。

例えばAWS EC2のサービス単位は「インスタンス」と呼んでる。それをサーバと呼ぶのは利用者の都合。

EC2であれば、WEBの操作で数分で新しいインスタンスが立ち上がる。「負荷が足りなくなってきたので今から買ってきます!」とか悠長な話にならないわけ。しかもインスタンス単価は、オンプレミス機の単価より比べ物にならないぐらい安い。

とここまで書いてようやく小生も納得した。サーバレスというキモい用語は、こういう阿呆から出てくるわけだな。

極めて少数派だが、「べつにおかしくないやん」という意見も散見する。

(20) 樋口恭介『すべて名もなき未来』(晶文社)発売中さんはTwitterを使っています 「いる業界によって「サーバ」というシニフィアンが喚起するシニフィエが違うんだろうな、という感じはするな。蓮舫は政府の人間なので、ああ、オンプレミスの物理サーバを追加調達するよりも、パブリッククラウド(IaaS)に移管したほうが可用性が上がるよね、ということを言ってるんだな、と解釈できた。」 / Twitter https://twitter.com/rrr_kgknk/status/1271100327324868608

「クラウド蓮舫」どっちがおかしい? - らびっとブログ https://rabit-gti.hatenablog.com/entry/2020/06/12/004512

蓮舫氏のクラウド発言に対する批判が的はずれな件について - Qiita https://qiita.com/Pseudonym/items/7733ad3a94664a64b98b

まあレンファンがここまで考えていたかどうかは知らない。(多分考えてないだろう)だが、頭ごなしに否定するではなく、前向きに検討するのがエンジニアのあるべき姿ではないか?

誰が言ったかと、何を言ったかは別けて考えるべきだ。