2010年4月19日月曜日

linuxのファイルシステム

前フリは辞めて、reiserfs jfs xfs の運用経験を述べます。

reiserfs
ライザーさん作。
自分の名前をつけるなんて素晴らしい度胸です。
小さいファイルを扱うのに特化、と言っちゃって良いでしょう。
一方、数百メガ単位のファイル群の大量に扱うディレクトリは、
苦手っぽいです。
大量のファイルが入っているディレクトリを検索するのが苦しそう。
CPUパワーもやや食ってる感じ。
明確な長所は、フォーマット(初期化?構築?)がやたら早いことですね。
500GBのパーティションを30秒で終わります。
#他のファイルシステムは1分以上掛かります。

現在カーネルに入ってるのは、reiserfs3.6だかですが、
4の時に、カーネルパッチ責任者(?)と揉めたりとか、
ライザーさんが逮捕されちゃったりとか。
メンテナンスをしているnamesys社のサイトも
今は存在してません。

色々不遇。

jfs
IBM製。
正式にunicodeサポートをしているので、
euc-jpベースのVinelinux3.6から、utf-8ベースのubuntuへの
ファイル移動に使ったりもしました。
ですが、ファイルシステムエラーが有ると、mountを諦めます。
書き込んだシステムと、読み出すシステムが違うから??
jfsckをやればまあ復活はするんですが
そんなもん勝手に修復してくれよ、と思う。

xfs
シリコングラフィックス社製
現状では一番信用してます。
数百メガ程度のファイル群を大量に扱っても、余裕な感じ。

と言うわけで、
巷のベンチマークテストを見ると、概ねreiserfsの勝利な感じですが、
総合性能で行くと、xfs だろうか。と思う次第です。