2018年5月22日火曜日

アメフト反則体当たり問題→監督はクズだが選手がお咎めなしもオカシイ

くわんせい学院大学と日大のアメフトの試合で起こった反則タックル。


謝罪会見にピンクのネクタイだの、学校名間違えたのだの色々言われてる監督だが、
実際に指示したのかどうかはぼかしたまま会見終了。

日大アメフト部・内田正人監督の辞任会見は、なぜ誠意が感じられなかったのか | 文春オンライン http://bunshun.jp/articles/-/7296

事態が大きく動いたのは今日の選手当人 宮川泰介 の記者会見。

20代大学生が、アメフト人生を諦めるまで思いつめた上での記者会見。
判官びいきの日本人はひとたまりもあるまい。世論は完全に、大学生「少年」を擁護する方向だ。コドモが悪いオトナに騙された!と言う方向で概ね一致している。

ただねえ。気づいてた人は本当に少なかったが、この問題の本質はそこじゃないんだよ。

「審判の笛は聞こえていましたか」注目集めた元関学QBの会見での質問 - ライブドアニュース http://news.livedoor.com/article/detail/14751647/

「試合当日の5月6日、どういう形であれ、あなたはグラウンドに立ったわけです。最初に反則をしたプレーで、(プレー終了を告げる)審判の笛は、聞こえていましたか?」

「プレーが終わっていたということは、認識していたと...(数秒間の沈黙)。わかりました。ありがとうございます」

彼のためを想った、大先輩からの素晴らしい一言。
今回の事件の肝は実はここだ。

試合に出たいのは判る。小生はスポーツはやらないがそのぐらいの忖度はできる。しかし、そのために相手チームの選手を潰すなどという「一線」をホイホイ越えられるものではない。

ただの「反則」じゃない。スポーツマンシップを失うに等しい行為なのだ。

仮に、今回みたいな明らかな反則じゃなくて、もっと上手に潰せたとしよう。
であったとしても彼はもう「アメフトを愛せなくなる」に違いない。



アマチュアスポーツってのはそういうものだろう。

事実、彼は控え室で号泣したというではないか。

彼は罪を償うつもりで、記者会見の場に来たはずだ。
それを唯一人、有馬氏だけが判ってやれたのだ。

写真を大きく扱わないであげろ?それこそコドモ扱いだろう。

この会見を受けて、慌てたのは日大。

日大広報部コメント「QBつぶせ」は事実も“誤解”「思い切って当たれ」の意味 監督の指示否定(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180522-00000150-spnannex-spo
宮川選手は悪質プレーの背景に、19日付で辞任届が受理された内田正人前監督(62)とコーチの指示があったことを明らかにしたが、日大広報部は「コーチから『1プレー目で(相手の)QBをつぶせ』という言葉があったということは事実です」と認めたがものの「ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で『最初のプレーから思い切って当たれ』という意味です」と説明。「誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います」と弁明。言葉足らずにより「つぶせ」の捉え方の違いが招いた結果だとし、監督の指示を否定した。

馬鹿言ってやがるわ。

ただの「つぶせ」だったらまあそういうことにしても良いだろう。
しかし試合に出るための交換条件として出したのだろう?
そこについては言及はなし。