納品はプログラムだけじゃなくて文書も必要です。
「ドキュメント」という単語は一般名詞ですが、
この業界で言えば、設計書類の事を指す。らしいです。
20年ぐらい前までは、ドキュメントの厚さで、
受注金額が決まるという良く判らない風潮がありました。
作った方からすれば、ある程度の達成感がありますが、
受け取った側はそれを使うかって言ったら使わないです。
ウォーターフォール型の、古典的開発スタイルは、
最初の設計書類と、後期のプログラム実装とでは、必ず乖離があります。
なぜって、修正が面倒臭いから。
故に、納品後で、「別人」が修正しなければならない場合はままあります。
契約方法にもよりますが、ソース付きで納品してしまったら、
それは納品先でも修正できてしまうので、
わざわざ発注するより、自前でやっちまえ、というのは正しいです。
その場合でも、プログラムに付いてきたであろうドキュメントは使いません。
そもそも、大量のドキュメントを受け取っても途方に暮れるだけです。
実際、途方に暮れました(実体験)
そもそも、大量のドキュメントを受け取っても途方に暮れるだけです。
実際、途方に暮れました(実体験)
仮に読んだとしても何のこっちゃ判りません。
4.5次元の「仕様」を、2次元未満の文書に落とす訳ですから
4.5次元の「仕様」を、2次元未満の文書に落とす訳ですから
自分の期待している「次元」でなければ、推理小説読むようなもんです。
有る程度の熟練者なら、プログラムを読んでしまった方が早い。
そして、その別人の修正によって、
さらにドキュメントとプログラムでの乖離が大きくなります。
なぜそんな事が起こるのか?
理由は簡単です。
ドキュメントに細かい事まで書きすぎたからです。。
変数名とかの話をせざるを得なくなる。乖離の危険が大幅アップ。
そもそもフローチャートを書こうというのは、
プログラムの修正コストが、非常に高価だった時代の名残り。
そして、その別人の修正によって、
さらにドキュメントとプログラムでの乖離が大きくなります。
なぜそんな事が起こるのか?
理由は簡単です。
ドキュメントに細かい事まで書きすぎたからです。。
関数名とか引数の意味ぐらいまでなら、まだ良いのですが、
関数内部のフローチャートとか描いちゃったらもうダメです。変数名とかの話をせざるを得なくなる。乖離の危険が大幅アップ。
そもそもフローチャートを書こうというのは、
プログラムの修正コストが、非常に高価だった時代の名残り。
ディスプレイもキーボードも無かった時代。
ところが21世紀になってみたら
物件自体が、小規模化&短期化&低予算化してますので、
ドキュメントを書く時間すら惜しかったりします。
- パンチカードだの、
- 紙に書いてパンチャーに渡すだの。
- 順番待ちだの。
黙って待ってる訳にもいかないので、紙と脳みそでデバッグするしか無かったのです。
昔話です。筆者は伝説でしか知りません。
フローチャートが全面的に要らない。とは言いません。
製作者が、思考を整理するためには非常に有効です。
ただし、納品物件としては、要らないんじゃね?と思う。
昔話です。筆者は伝説でしか知りません。
フローチャートが全面的に要らない。とは言いません。
製作者が、思考を整理するためには非常に有効です。
ただし、納品物件としては、要らないんじゃね?と思う。
20年前ぐらいまではまだ良かった。予算はあったので。
ところが21世紀になってみたら
物件自体が、小規模化&短期化&低予算化してますので、
ドキュメントを書く時間すら惜しかったりします。
本当に細かい話は、ソースを読んでしまった方が確実です。
そして、納品物件としてのドキュメントは、
オヤクソクではなく、目的を考えるなら、
ソースを「補間するモノ」でなければなりません。
要件定義だけはすり合わせる必要がありますが、
クライアントの想像力が豊富でないと、大抵何の話か通じません。
結局、修正せざるを得なくなります。
じゃあもう作ったの見せちゃった方が早くね?
結局、修正せざるを得なくなります。
じゃあもう作ったの見せちゃった方が早くね?
それでも依然として、「COBOLで慣らした」感じの方々は
エクセルで罫線を作り込んだフォーマットを持ってきて
そこに文章を入れたくて仕方ないらしい。
「帳票」って奴ですね。
エクセルやらワードやらを、
結局「清書ツール」としか使ってないので
運用は、「紙文書」を逸脱して居ません。
ということに気づいているのか居ないのか?
それはそれで問題があるのですが、それは別の機会に。