2010年4月18日日曜日

「チョーウケル」と言っても、ちっとも笑ってない件

「ウケル」というのは本来は、極めて客観的な発言で使います。「○○は△△に受けている」と言えば、概ね、好意的な評価を受けている、という意味でしょう。「受けてる」有様を見て言ってるので、多重に客観的です。

本人が言う場合は、「笑える」という意味で、好意的ではありますが、肯定的とは言えません。そーいや最近「ワラエル」って言いませんね。

筆者には20代前半の友人が居ないので判りませんが、最近の若者言葉は、他社を軽蔑するタイプのものが多いです。いやそれは我々の頃でもそうか。

「チョーウケルんだけど」

まず当人の発言であること。そして否定的ニュアンスを感じること。

無理に翻訳するのであれば「下らない」でしょうか。いや意外としっくり来ませんか。

しかも本来「ウケる」だった筈の、評価を表現する時には、別の語彙で代替しているような気がします。

それだけでももう、日本語グチャグチャなのに、「自分が楽しい」という文脈で使う例も存在するらしい。
#筆者は聞いたことはありませんが。

視点というか、支点の意味でも真逆ですね。

言葉の意味が、拡大解釈した上でドリフトしてる感じですね。なんかもう、ボキャブラリが有るんだか無いんだか、よく判りません。