2010年4月8日木曜日

タイムスクープハンターの音響演出に思う。

手持ちカメラ撮影で、臨場感がウリの、
タイムスクープハンターシリーズですが、

臨場感の正体は「音」だとようやく判りました。
室内で議論しているシーンなんか、
室内で反響している音声をそのまま使ってますね。
アフレコは使ってない。

ハイビジョンやらなにやらで、
映像の解像度がもてはやされてる昨今ですが、
3次元になろうが、ハイビジョンになろうが、
人間の目は前にしかついてませんし、視野は左右せいぜい180度弱。
視界の中で「認識」してる部分はより狭くなります。

後ろも「見える」のは、聴覚だけです。

目の不自由な人よりも、耳の不自由な人の方が、
事故が多い、と友人に聞いたことがあります。

iPodやらiPhoneやらの普及は良いのですが、
音楽を聞きながら歩くのは、客観的にはかなり危険です。

しかもケータイいじりながら、とか、
視覚も聴覚も塞いじゃってるのに、事故に遭わないでいられるのは
奇跡とか運とかじゃなくて。

まわりの人に、避けてもらってるから。

と言うことに気づいてない人が多すぎます。