2010年4月18日日曜日

「皆伝者」

プログラマは英語と付き合う商売です。
変数やら関数やら、自分で名前をつけなきゃいけない状況は非常に多い。
どんな小さなシステムでも、1個仕上げたら、百は行くでしょう。

作ってるうちはローマ字でも構いませんが、
英語とローマ字が混在してると、
後で読むときに非常に困ります。

筆者は、余程自信がなければ、翻訳サービスで検索してみて、
一応、逆変換で、ちゃんと戻るかどうかも確認しています。

筆者が現在作業中の案件で、
「講師名」を入れるカラムが必要になりました。
調べてみると、普通に teacher で良いらしいです。

一方、teacher には「先生」という和訳もあります。
teacherの動詞形は、教える&授ける&仕込む。
とにかく「教える人」なら teacher ということらしい。
職業の内容からくる呼称ですね。

しかし、「先生」には別の英訳もあります。master です。

master の和訳では、いきなりドッサリ出てきます。
動詞形は、熟練する&極める、等の意味らしいので、
「免許皆伝した者」なら職種は問わない、ということらしい。
言うなれば、本人のレベルに対しての呼称でしょうか。

教育者ともなれば、teacherで当たり前。
もちろんmasterなのは言うまでもない。ということです。

でも日本では「先生」としか呼びません。
逆に役職で呼称を細分化して終わりですね。

日本語ではやたら多くの単語を使い分けているのに
英語では単語1個で済んじゃっている訳です。
#ちゃんと訳せているかどうか心配になる場合がままあります。

その国の言葉は、その国民性をある程度反映しているような気がします。
なかなか興味深いです。