2010年4月20日火曜日

「ウォーリーを探せ」

スポーツ業界で、「周辺視」やら何やら言い出しましたが、
ゲーム業界では、かなり昔からあります「一点凝視」です。

いずれも、特定一ヶ所に集中させずに、視野全体を認識するものです。

人間の視界には、ものすごい量の情報が詰まっているわけですが、
本人が認識できているのはほんの一部です。

人間はモノを見るときに、脳内で記号に置き換える。らしい。
一種のデータ圧縮、と言って良いでしょう。
置き換えに成功したものしか認識できない。
順番に置き換えるので、分量に制限がある。というわけです。

「ウォーリーを探せ」

一緒にやってみると判るのですが、
3歳未満?の小さいお子さんは、ものすごい勢いで見つけます。
お父さんは、50秒ぐらい掛かります。テキトーに言ってます。

周辺視が出来てる、と言ってよいでしょう。
生物が本来持っている。おそらくそういう話。

じゃあ、なんで大人になると出来ないのか?
出来てないのではなくて、学校教育で封じてしまった。らしい。

小学校の国語の授業で、1文字づつ指で追いかけて音読してましたよね。
筆者はやりました。当然、認識視野も狭くなります。

アレで「1文字づつ」「脳内でも音読」する癖がついちゃってる。らしい。
友人で、本を読むのが遅い人が居たんで、聞いたらそういうことらしい。

少なくとも、人間が「読む」のに、「脳内で音読」する必要は無いんです。
外国語ではその境地はなかなか難しいんですが。
日本人が日本語を読む分には可能な筈。

筆者はそれとは別に、中学生ぐらいのときに、図書館で本を借りてきて
速読の練習をしました。故に今は出来ます。そんなに早くはないですが。

とは言え、ウォーリーを探せ、はまた脳の使い方が違うみたいですね。
もしくは速読レベルが低いせい?

凄い勢いでウォーリーを探すお子さんをお持ちの方は、
その速度を眠らせないようにしましょう。

速読は、「本が早く読める」だけじゃなくて、
「頭の回転数が上がる」気がします。

サンプリングが少ないので判りませんが。

筆者が大企業の採用担当であったとすれば、
「速読が出来る」人は、採用する可能性が高くなります。

と言っても、筆者は、大企業の採用担当じゃないので、
責任はもてません。もちろん。