ゲーム業界では、かなり昔からあります「一点凝視」です。
いずれも、特定一ヶ所に集中させずに、視野全体を認識するものです。
人間の視界には、ものすごい量の情報が詰まっているわけですが、
本人が認識できているのはほんの一部です。
人間はモノを見るときに、脳内で記号に置き換える。らしい。
一種のデータ圧縮、と言って良いでしょう。
置き換えに成功したものしか認識できない。
順番に置き換えるので、分量に制限がある。というわけです。
「ウォーリーを探せ」
一緒にやってみると判るのですが、
3歳未満?の小さいお子さんは、ものすごい勢いで見つけます。
お父さんは、50秒ぐらい掛かります。テキトーに言ってます。
周辺視が出来てる、と言ってよいでしょう。
生物が本来持っている。おそらくそういう話。
じゃあ、なんで大人になると出来ないのか?
出来てないのではなくて、学校教育で封じてしまった。らしい。
小学校の国語の授業で、1文字づつ指で追いかけて音読してましたよね。
筆者はやりました。当然、認識視野も狭くなります。
アレで「1文字づつ」「脳内でも音読」する癖がついちゃってる。らしい。
友人で、本を読むのが遅い人が居たんで、聞いたらそういうことらしい。
少なくとも、人間が「読む」のに、「脳内で音読」する必要は無いんです。
外国語ではその境地はなかなか難しいんですが。
日本人が日本語を読む分には可能な筈。
筆者はそれとは別に、中学生ぐらいのときに、図書館で本を借りてきて
速読の練習をしました。故に今は出来ます。そんなに早くはないですが。
とは言え、ウォーリーを探せ、はまた脳の使い方が違うみたいですね。
もしくは速読レベルが低いせい?
凄い勢いでウォーリーを探すお子さんをお持ちの方は、
その速度を眠らせないようにしましょう。
速読は、「本が早く読める」だけじゃなくて、
「頭の回転数が上がる」気がします。
サンプリングが少ないので判りませんが。
筆者が大企業の採用担当であったとすれば、
「速読が出来る」人は、採用する可能性が高くなります。
と言っても、筆者は、大企業の採用担当じゃないので、
責任はもてません。もちろん。