2010年4月30日金曜日

「IT業界の実態」

ねた的には、かなり昔からある画像。

IT業界というか、ソリューション稼業の難しさは
筆者も、別エントリで言及してますが。

これで言わんとしていることは、

「顧客は自分の要求を、正確に説明できるとは限らない」
更に
「各フェーズの担当者は、気を効かせたつもり」で

完全に伝言ゲームの様相を呈しちゃってますが。

それを端的に表してる、素晴らしい漫画があります。
(コンテンツの分類は漫画で間違ってはいないと思う)


「ITプロジェクトの実態」として検索すれば色々引っかかります。




顧客が本当に必要だったもの

そしてその検索で引っかかる、ガンダムだのなんだのは全てコレのパロディです。

だって、あっちは元ネタに熟知してないと判りにくいでしょ?
オリジナルは木のやつです。

そして発祥は英語圏っぽい。


各フェーズの担当者は最大限の努力はしてると思います。

リーダ: 片側に吊るすと、枝の強度が足りないから内側に結ぶ。
アナリスト: それじゃあブランコが揺れないから切り抜く。
プログラマ:「判りました。木にブランコを結ぶんですね」

古典的な大規模開発では、
設計と実装は、別人が担当していて、
そのために「仕様書」が必要でした。

ウォーターフォールに準えて、設計は上流工程で高学歴者が、
実装は中学歴者がやったりしてましたが、
それ故、業界には、割と根深く学歴差別があります。

前半程、責任重大、しかも後戻りが出来ないので
ウオーターフォールモデルとか言ったりしますが、
バケツリレーモデルと言った方が正しいでしょう。

高学歴者は頭が良い。それは良いでしょう。
でも勉強が出きるだけじゃ駄目なんですよ。

「そのブランコで、誰が遊ぶんですか?」
を聞かなきゃいけなかったのです。

言い換えると、これは筆者の持論でもありますが

ソリューションとは
顧客が「言う」通りに作るんじゃなくて
顧客の「要望」どおりに作ること。

それじゃいけないらしい。と気がついて
「ITアナリスト」なんて職種が沸いて出ましたが。
アナリストでさえ、あのザマですから。

とは言え、タイヤを括るだけなら、
お父さんでも出来たんじゃね?