2010年5月17日月曜日

ゲームマシンとしてのiPhone

PSPgoとiPhone3GSとの発売がだいたい同時期だったと思いますが、
ネットワークダウンロード対応のゲーム機として

ライバル視する向きもありましたが。何かの雑誌で。
DIMEだったかな?

色々なゲームをダウンロードして遊んでみた感想ですが、
基本的に、移植版はビミョーです。筆者の私見。

何かを選択するタイプのゲームは、
タッチパネルとは非常に相性が良い。
上海とか、トランプゲームとか、将棋とかね。

一方、マイキャラを操作するタイプのゲームは、
どうにかして移動方向を指示するしかない。

アクションゲームには、どうしたって十字キーは必要です。
加速度センサーは論外。鋭い切り返しは無理でしょう。
iPhoneを投げ飛ばす心配をしなきゃならない。

画面の一部に、コントロール領域を配置するのもアリですが、
アレって結構ズレるんですね。傾きと併用してればなおさらです。


ゲームコントローラは、スティックなりボタンなりに突起があるから
指で探せるし、グリップできる。

スティックであれば、ニュートラルに押し返してくれる。これ重要。
しかし、平坦なタッチパネルの一角ですから、ズレないほうがオカシイ。

そもそもタッチスクリーンは、「見ながら押す」ことを想定してますから
「見ないで押す」仮想コントローラは、明らかにコンセプトを外してます。

お陰様で、
他プラットフォームで、ブイブイ言わせていた名作アクションも、
iPhoneに移植したら面白いかというと、これまた微妙。

加速度コントロールの代表。塊魂。
https://play.google.com/store/apps/details?id=eu.bandainamcoent.tapmykatamari&hl=ja
仮想ゲームパッドの代表。バイオハザード。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jjp.co.capcom.android.googleplay.bio4&hl=ja

#とりあえず、いずれも体験版あるんで、
#ご自分で試してみればよろしいかと。

大手有名どころが作ったってそうなるんだから、
iPhoneで「本格的なゲーム」が、如何に難しいことか。

#ちなみに筆者は、PS2版はいずれも大好きです。

iPhoneでゲームをするなら、アクション系は諦めざるを得ません。

移動はフリックするだけ!
攻撃はタップするだけ!

そのくらい割り切らないと面白くはならないな。と思った次第です。