2010年5月16日日曜日

「賢い犬 リリエンタール」

筆者は漫画オタクであるので、当然、週刊少年ジャンプは読んでいます。
筆者は少年じゃありませんが、それはここでは大した問題ではありません。

23号で連載終了した、
「賢い犬 リリエンタール」 作:葦原大介。

連載初っ端から、いきなり異次元旅行をカマシテくれまして、
ここまで大風呂敷を広げちゃって、続きはどうするのかと思ったら
個々のエピソードで見せ場を上手く変えてきました。

本誌では非常に貴重なメルヘン系バトル。
ここ数話は、如何にも最終回が近そうな超展開でしたが
そこに至るまでの、具現化実績を活用してメルヘンバトル。
忘れたころに、イメージ体が現れて加勢していく有様は
ジャンプの王道ではあるまいか?

クライマックスで、てつこの具現化は、例の「光の巨人」。
てつこと同じツインテール。
あれ?これはひょっとして、ウルトラの??姉???

ストーリ上は、いいタイミングで終わったとは思います。
これでダラダラ続かれても、面白いままだったかどうか?

amazonのコメントでは、絵柄が無機質だとか言う意見もありますが、
そういや余りバカ顔ってしないな。
キャラの表情が硬いと言っているのか?
顔全体ってよりは、目で語る画風なんだが。判らんかな?
とは言え新人作家としては、抜群の画力だと思います。

ラクガキのまま掲載しちゃうベテラン作家も居ますから
十分、合格点だと思いますが。。

具現化ネタとしては、HUNTER×HUNTERとも、保健室の死神とも、
被ってるような気もするし、立ち位置の難しい漫画ではありました。

30話程度だったと思うので、短期連載作家って奴になっちゃうのか?

いずれにしても、努力+根性+友情(だっけ?)で押し通そうとする
ジャンプでは、通りにくい作風かもしれません。

週刊少年マガジンの方が収まりは良いかも?
これ系で月刊は辛い。ジャンプSQとか辞めてほしい。

もちろん、別系統の作品にも期待します。