2010年5月30日日曜日

「ポインティングデバイス」考、第1章

Windowsを使って当たり前の現代、
マウスは皆さんお使いだと思いますが、
コレって、30年以上前から進化してないんです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マウス_(コンピュータ)

エンゲルパート氏が1961年に発明した。らしい。
げ!年上かよ!そろそろ50歳ですね。

マウスやらタブレットやらは、
まとめでポインティングデバイスと呼んだりしますが
http://ja.wikipedia.org/wiki/ポインティングデバイス
これらの本質は、
「画面のポインタ(マウスカーソル)をリモートコントロールする」<1段階
ところにあります。
何かをクリックするのは、それが馴染んでからです。<2段階

マウスカーソルを動かすで、初心者がハマるのは、
2段階だからなのだろうか。と最近思いつきました。

今は無線マウスもあるので、初心者には
「マウスカーソルを、ラジコンで操作してください。」
と言うことにしちゃった方が良いかもしれません。
#初心者は身の回りにはいないので、試す機会はないのですが。

皆さん気づいてないのか気にしてないのか。
実は、イマドキのGUIって、結構精密操作をさせています。
人間が「筋肉」でマウスを動かして、リモコンで狙わなきゃならないのです。
アナタの手首は、ミリ単位の動きを求められてるのです。
狙撃ゲームやってるようなもんです。

堀江貴文氏が、「Windows95が使いにくい」と言ったらしいのは、
そういう理由じゃないでしょうか。知らないけど。
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10545060745.html

iPhoneやらiPadやらの登場が持てはやされてますが、
それ以前にも画期的なポインティングデバイスはあります。

Wiiリモコン、ニンテンドウDS、

ニンテンドウDSは、液晶タッチパネルの素晴らしさを普及させました。
狙い撃たなきゃいけないのは一緒ですが、液晶画面の箇所をそのまま押せば良い。
前述の、「マウスカーソルをリモコン操作」の1段階を端折っています。

Wiiリモコンは、
ストレートにデバイスにしたものです。と解釈しました。
「ポインタで操作」+「狙う」を融合させたとも言えます。
マウスが判らない人でもこれは判る筈。試してないけど。

いずれもゲームですし、画面のターゲットは大きく作ってますから
精密操作もさせていません。

そして、iPhoneです。

筆者が、iPhoneのアプリを色々試して思ったのが、
「精密操作をさせてない」というところですね。
特に、フリック入力に、それが現れてると思います。
1文字のタッチ領域は1cm四方ていど、更にそこから0.5cm程動かして確定する。
マウス操作から比べて、操作のストロークはかなり大きいのです。

また、入力領域を長押しすると、虫眼鏡が出ます。これは関心しました。
依然として精密操作をしては居ますが、フィードバックが早いので、
疲労やらストレスやらは皆無です。むしろ気持ちイイぐらいですね。

総評として、iPhoneは、インターフェースが素晴らしい。
iPhoneOSは、OS機能としては何世代か前のものですが、
それでも、支持を受けるのは、
演出やらインターフェースやらのお陰である。と言えましょう。