2011年10月12日水曜日

「起業」「家」っていう単語がまずおかしい

なんか最近、
「事業を興す人」=「起業家」だと思ってるような文脈が多いんですが、
これって変ですよね。

いや思ってない。という言い訳は聞きません。
であれば「起業家」という単語は使わない筈です。

正しくは「事業者」です。
厳密にはそれは法律用語だとか、登記はこれからだから、
って反論があるかも知れませんが、そんな次元の話はしてません。

「起業」は「事業者」の前段階なのに「家」が付く。これがおかしい。
三つも四つも会社を作って、使い捨ててるのよね?それなら判る。

そうでないなら「事業者」と言うべきでしょう。

ですので、

最近の起業家は気持ち悪い、そしてそもそも起業家ではない。http://anond.hatelabo.jp/20110824130137

というのは当たり前の話です。
「事業者」になるんじゃなくて、「起業家」になろうとしてるんだから。
これは言葉遊びだけの話じゃありません。

筆者の認識に近いのはこっちの投稿ですね

起業家の自分、または企業を目指してる自分
http://anond.hatelabo.jp/20110825142510

あと、「スタートアップ」って最近、日本での起業の文脈でも使うみたいですけど、元々は外来なので、日本には当てはまらないと思う。だって金融業が新規事業に対して渋いですからね。事情が違うのに、同じだと思ってもらっちゃ。

具体的には「起業家」を名乗って良いのは、ホリエモン氏ぐらいなもんでしょう。
もちろん他にも居ますよ。島田紳助さんでもいいですよ。

行政書士法人とかが「起業家の皆さん」とか言うのは間違っては居ません。
本当にそういう顧客も居る筈ですからね。

だから、自分も「起業家」を名乗って良いのだ。とか思っちゃ駄目です。
行政書士法人のデフォルトヨイショ程度で舞い上がっては先が思いやられます。