2011年10月11日火曜日

「チート」「シート」

日本を問わず、ゲーム業界では、「チート」と言えば、バグ技&裏技&データ改造、各種指しますが、元の英単語はもっと広い意味があります。

http://en.wikipedia.org/wiki/Cheating_(video_games)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cheating

しかも後者のページは、日本語版では、「カンニング」に飛びます。

普通、義務教育なんかでは、期末テストとかあるわけで、個人の学力を見るのが目的ですがその目安としては、授業の内容が頭に収まってるを確認したい訳です。ですのでカンニングなんかしてもらちゃ困るわけです。

ただし、技術系の一部の科目では、「試験中に資料を見てよい」場合がなくも有りません。だって、社会に出たら資料見ちゃいけないなんて、そんな話はない。本来、勉強ってのは丸暗記する必要はないのです。

社会に出たら、勉強は家でやってください。仕事はサッサと片付けましょう。英語にもカンイングペーパーは有ります。チートシート。cheat sheetです。英語圏では、学生と社会人の「カンニング」を区別してないんですね。

英語圏発祥の情報を整理してくれる場合、大抵「チートシート」を名乗るので、これを知るか否かで、かなり違いが出てきます。

例えば、WEB業界のHTMLデザイナの方々には、CSSチートシート。もちろん有ります。
http://slodive.com/freebies/css-cheat-sheets/#beg

Pythonプログラマの方々には
http://www.textdrop.net/doc/python-cheat-sheet-ja/

大抵は画像とかPDFになってますね。

と言うわけで、「○○の使い方」的な検索をする場合には、検索語にチートシートも含めて、画像検索しちゃったほうが手取り早いです。

最初の話に戻ると、コンピュータゲームで言うところの「チート」は、それはゲームパッドを握って頑張らない事であり、例えばセーブデータ改造です。これはこれで努力は必要ですが、誰かさんが頑張った成果を美味しくいただく限りは十分カンニングです。

結論としては、「チート」英単語単体の意味はゲーム業界内外問わず、変わりません。

「簡易な手段で、結果を得ること」

その善悪は問わない、と言うわけです。とはいえ、日本で使う限りはゲーム業界での用例が一般的ですので、和製英語に成り代わってると思った方が良いでしょう。

とは言え、最近は、gigazineとか、英語発祥のサイトでも「チートシート」を掲げる記事が増えてますので、本来の意味で目にすることも増えてきたようです。

そこで、和製英語のチートから連想する意味+シート=? と悩んでいる人は多いらしい。

と、英語学者でもなんでもない筆者が考えてみました。