2011年12月24日土曜日

遊んでから語る「エルシャダイ」

先月、遊ばずに語りましたが、出稼ぎ先に本ソフトを持参した人が居まして、
プレイの機会を得ました。

結論から言うと、感想はまるで変わってません。

「見せたい」ものが多すぎて、ユーザを「遊ばせる」気がまったくありません。

何某かの神話になぞらえてるのでしょうが、

  • 最初の洗礼は「あれが見えるか?」と言いながら、まったく追いつけない人影。
  • 次の洗礼は、やたら固いザコ。浄化を覚えてないせいですが、知っててもコマンドを使えません。チュートリアル最優先。「ああ、大事な事をいい忘れてた」じゃねーよ。ネタにも限度があるだろ!クドイ。
  • 次の洗礼は、イーノックの300年をダイジェストでお届けします体験。スタッフロールがいきなり始まり、しかし画面下でちまちま動いてる何か。あれ?イーノックさん?操作できてる????あれ、3分ぐらいありますよね。


イーノックの大変さはよく判りましたが、それをユーザに強制させたゲームにならんだろ。
偉そうに携帯電話で常に話してるルシフェルにも腹が立ちがますね。無敵なので殴ることも出来ませんし。

総評としては、

  • ルシフェルに翻弄されるイーノック
  • その苦労を追体験する
  • アクションパート付きノベルゲーム

と思った方がよいです。

そんなの売れるのか?売れないでしょう。500円のダウンロード販売ならどうにか、ってところですね。

何だか知りませんが、皆さんXBOX/PS3でのゲームの作り方を判ってないですね。
高解像度ハードだから、高解像度でゲームを作らなければならない。わけじゃないでしょう。

それは、ゲームアーカイブの存在が証明してます。筆者も幾つか買いましたし。PS3の有り余るパワーを活かして、PS1時代の低解像度のゲームを遊ぼうってわけです。PS1時代には、解像度に頼らない名作が多数ありました。パネキットしかり。

今更買おうかな?とか思ってる人が居たら(実は筆者もそうでしたが)、実況ムービー(http://www.youtube.com/watch?v=0jF_UO7EobM)を見てからにすることをおすすめします。完全にあの通りなので。