まず討鬼伝
まずは陰影が印象的。あと、ドギツイ色使いがないので、人物が背景から浮かび上がります。この点、見た目の印象的にプラスでしょう。

地面とかは、程よくボカしてる印象です。改めて思ったのですが、岩やら木の根やらに先に引っかかって、壁に密着できません。これにより、壁テクスチャはほどよくサボれることでしょう。



柱とかは6角柱ですね。意外とローポリです。大きな足跡の陥没の輪郭はシャープなので、この辺りのメリハリの付け方は素直に上手いと感じます。地面に落とす影も含めて。


この草むらを踏み固めた感じは、「お好み焼き」っぽいとは言えるかな。ただし、これ以上視点を近づけることが出来ません。





草むらは、ここまで近づくと「お好み焼き」風になっちゃいますね。草むらは平面に透明な草テクスチャを貼ってる感じですね。ギザギザにエッジ補完が掛かってるし。

影を使って、うまーく誤魔化してるなという印象。改めて見てみると、どうやらこれは意図的なものですね。それを技術と呼ぶならそうかも知れません。プログラム云々てよりはデザイナの能力でしょうか。



テクスチャの解像度は一意じゃなくて、細かいのと粗いのとを上手く使い分けてるみたいですね。


次にゴッドイーター2体験版
ディテイルはやたら細かいのですが、やや遠くまで描写しているため、人によってはジャギーかと思っちゃうかも知れませんね。ぶっちゃけ節穴なんですが。

人工構造物が多いため、地面にレンガとかタイルとかのパターンが多い。特に目立った繰り返しもないので、テクスチャとしては結構な大きさだと思われます。あと、人工物であるが故に、壁が近い。壁に接近できてしまう。ただし、壁テクスチャが粗いかというと、サボってる様子は全くありません。むしろ細かくてビビる。



ビオトープ内部なら、討鬼伝マップに印象が近いかな、という訳で侵入。


植物のポリゴンはあまりアラが目立ちません。ちゃんとポリゴンで組み立ててる感じ。「お好み焼き」風テクスチャは、壁に何ヶ所かあります。



図書館の本はテクスチャです。あと本作の特徴として、遠景のテクスチャを時間差でロードしてるっぽいです。


そんなわけで、
- GE2の方が精細。ただし馬鹿正直過ぎて五月蝿いかも知れない
- 討鬼伝は適度にサボってる。そのサボリ具合が絶妙
総合的には、「大して変わらない」です。
考えてみれば、コーエー無双は、敵がウジャウジャ出てくるわけですから、どうにかそれぞれを見やすく演出する必要がある訳で、「見やすく綺麗に見えるグラフィック」のノウハウは持ってるのかも知れない。
ぶっちゃけ小生は、つい最近までPSPソフトやってたので、解像度は割と気にしない部類の人間です。