2015年1月11日日曜日

人命救助は「サービス」じゃねえよ

ドレッドヘアの兄ちゃんが救助されたのは記憶に新しいけど

https://www.youtube.com/watch?v=O2YEh6im2W8

救助の壮絶さが映像で残るのは貴重ですね。

「人の命はホニャララよりも重い」とかポエムを謳うのは自由だが、助けにいくひとも同等の危険に有ってるということが判ってない人が多い。

小生は別に山登りとか海とかアウトドアに興味はないのですが、そんな小生でも想像は出来る。
  • 山の危険は明らかでしょう。人間は空を飛べない。
    • 落ちたら死ぬってことです
  • 海の危険も明らかです。人間は水中では呼吸が出来ない。
    • 沈んだら死ぬってことです。
    • 泳ぎが得意な人でも、青森から北海道まで泳げる人は居ないのではないでしょうか?
      • 泳げなくなったら沈むってことです。
  • いずれも、現代人の正常な生活環境より遥に外気温が低い。
    • ジャージでコンビニに行くのとは訳が違う
故に、冬山どころか海水浴場ですら無茶をする気にはなれませんでしたよ。それこそ未成年から。それをコイツらイイトシして何をやってるのか。人間はパーマンじゃねえんだよ。

パーマンでは無いのだから、取りあえず代わりにどうにかして飛ばなければならない。ヘリでチョチョイノチョイだと思ってるなら甘い。そのヘリが高いんですよ。

もちろん一般人はヘリコプターに乗る機会はほとんどありません。しかし東京上空周回の「商業サービス」があります。
http://www.excel-air.com/course/
たったの30分間で、\2万円掛かるわけですよ。

じゃあ十分な装備をした救助隊を載せたヘリが、山を探し回るとどれだけ掛かるのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150107-00000016-nkgendai-life

数100万の金額が掛かるらしい。

http://matome.naver.jp/odai/2135760821516638401

見つけること自体困難ながら、それから救助するまでもただ事ではないだろう。それは前述の映像を見れば一目瞭然。足場が崩れることだってある。

ドレッドヘアの兄ちゃんは、記者会見の場に立つだけでも立派だ。やはり救助隊の人に怒鳴られたのも効いてるのだろう。ここまでヤラカサナケレバ懲りないってのも迷惑な話だ。

ドレッドヘアの兄ちゃん方は数100万の慰謝料を払わなければならないが、命が助かってるのだから、高い授業料だと思う手はある。※救助隊の方々に失礼な物言いではあるが。

批判続出!救助中の滑落死 道警に過失があると1200万支払い命令
http://matome.naver.jp/odai/2135336358853225501

遺族としては憤りのやり場がないわけで、訴えたい気持ちはまあ判らないでもない。しかし、人命救助は、金と命が掛かってるのを判ってないのか。救助隊もろとも遭難することだってあり得る。

立場が逆だったらどうするのか?救助隊が死にまくる場合もあり得る。ゴメンナサイで済ませる気なのか? 救助隊はボランティアでもサービスでも何でもない。