2013年2月11日月曜日

めだかボックス 181箱

何処に向かってるのかまったく判らない本作。

不知火半袖と仲直りした、までは良かったが、超人めだかが心停止にまで追い込まれ、つつも「安心院さんの部屋」で母親と対面して、スタイルを使って肉体を振動させ血液を送り出し奇跡の復活、
後ろから黒神ファイナルを決めて、言彦(大)の肉体を破壊できて、逆転勝利。のつもりが、言彦が半袖に憑依(?)してしまう。「「言彦」に成る」が何処までなのか判らなかったが、とりあえず角が生えて、腕が黒くなる。前の肉体は、「100年以上酷使」してたらしい。半袖の肉体を「生粋の不知火の体」と言っていたので、肉体の性能を「言彦の存在」が勝手に引き出すのかも。

見た目ほとんど「不知火半袖」のままで、いきなり人格が切り替わるとは意表を突かれました。本人の意志はどうやら関係なさそう。どこまで関係ないのかは判りません。

かなり完膚なきまでに叩き潰された主人公一家。めだかはボロボロになりつつもしがみ付くが、その怨念めいた有様が、逆に言彦(小)に得も言われぬプレッシャーを与えます。言彦(小)をして、「この化け物が!!」と言いながら、めだかの腕を足蹴にするぐらいに。お前にいわれたかねーよ。

最後の最後、なんとほぼ無傷で立ち上がったのは、贄波生煮。仲間でも友達でもなく、ただの「受け狙い」で、言彦(小)の後ろに立ちはだかる。逆態接続とやらのスキルを使う彼女。実はフツーに最強臭い。事実、巨大な空母も真っ二つ。

つい最近までボケ担当をさせつつ、サラッと良いところを持っていかせる。流石は西尾維新。なのか? 持っていけるかどうかは次週次第ではありますが。

幾つか、伏線っぽい発言がありますが。「全てを失っても戦い続けるなど。もう人間じゃない。安心院なじみ同様の、人外でしかなくなる」 コイツは、めだかが人外として復活を遂げてしまうことの暗示か??

半袖本人の人格もどうなったのか? 言彦の直前の記憶まで引き継いでるところを見ると、綾波レイ的なシステム(?)を思いだします。複数の肉体に魂は一つ。しかし、直前の本人の感情まで引き継いでるので、憑依と言った方が近いかも知れません。憑依だったら宿主の魂は無事な筈ですが、「とって変わる」って話ですし。不知火+言彦のシステムは、謎が多いですな。ネタにマジレスカコワルイ。

一方、不知火家の宗家であるはずの半纏はどうする気なのか?不知火の里で、めだか一行を助けたときは、装甲車を言彦(大)に当てたときに運転していたのが彼ですが、「言彦に車を当てる」自体がただ事ではないらしい。流石はオリジナル不知火。「不知火+言彦のシステム」を越える手段も持っていそうです。