2012年5月20日日曜日

その昔、「ファイブスター物語」というものがありまして

その昔、重戦機エルガイムというロボットアニメがありまして、まあ40〜50の巨大ロボットアニメを見て育った世代にはお馴染みでしょう。ちなみに小生はガンダムよりダンバイン派。

そのエルガイムの原作者、永野 護 氏。
そのライフワーク的な作品が、ファイブスター物語。

何を今更って?
その通り。小生も本作は昔から知ってます。ただしコスプレ業界からです。第55回あたりのコミケに行ったときに、ヤケに体のラインが出て、巨大な被り物の一団が目に入りまして。そう、ファティマさん達の後期の衣装ですね。

設定は、現在の小生から見れば、ツッコミどころ満載。
  • 外燃期間> 一種の無限機関らしい。
  • モーターヘッド>その無限機関を使った、一騎当千の戦闘ロボット。ただし生身の人間には使いこなせない。
    • 本来は「騎士」という職業の人間が操作する筈が、扱い切れなかった。
    • ※永久機関は開発できるのに?
  • そのために、生体コンピュータ ファティマで間接制御する。
    • ファティマは、騎士の遺伝子を元にして、戦闘能力を、演算能力に転化してる。
    • 出来上がってはみたものの、ファティマは、アレルギーが酷いため、そして人間に劣情など誤った行動を起こさないよう「人前で素肌を晒してはいけない」「外部から瞳が見えてはいけない」など星団法上の規制もあるため、専用のスーツの着用を義務付けられてる。http://ja.fss.wikia.com/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%9E
    • とはいえ、能力は優秀なので、一般個人が助手として使う場合もあるにはある。
    • ※遺伝子改造は出来るのに、アレルギーを防げないの??
この「専用のスーツ」は前述の通り「肌の露出を防ぐ」程度のレギュレーションしかなく、非常にユニークなデザインをしています。理由は今始めて知りました。勉強不足ですね。興味なかったんで。

人間のクローニングやら、遺伝子改造やら、永久機関やら、神をも恐れぬ冒涜か!?と思いきや、本編の主人公は、他ならぬ神のアマテラスさんらしい。アマテラスさんもまた、ファティマを伴い、モーターヘッドを駆るという。話が早いなオイ。

永野護氏の「気分」により、デザインコンセプトが何世代かあり、有名なものはどうやらデカダンスタイルとプラスティックスタイルらしい。小生がアニメ雑誌で見ていたのは前者で、コスプレで有名なのは後者であったようです。

デカダンスタイルは、「パクられた」という話が書いてありますが、具体的に何処かでにたような服装を見た気がしません。森高千里?? http://takuhachiro.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/11/15/hijitsuryoku_2.jpg まあ昭和の女性アイドルが似たような恰好をするくらいですから、男性ウケは良いのでしょう。

後期のプラスティックスタイルは、肌やら顔を隠す、という方法論は、日本では全く馴染みがありませんが、小生が真っ先に連想するのはイスラム教とその女性です。

http://tonanasia.blog6.fc2.com/blog-entry-28.html

前述の2chスレ、男性ファンにはウケが悪いようですが、
http://www.gearsonline.net/forum/viewtopic.php?f=29&t=2134
http://champagne-meat.deviantart.com/art/Fatima-HUGTRANG-147498715
http://www.flickriver.com/photos/e-jump/4219158856/

女性コスプレイヤーがこの恰好をしているということは、女性ウケはいい。ということなのでしょうか?まあ最近は、レディ ガガやら、浜崎亜由美やらが、凄い恰好をしてくれてるので、一般人にもかなり免疫が出来てきたような気はします。小生は?もともと許容範囲でしたが。

果たしてこの恰好で本当に戦うのか??ちょっと本編に興味が沸いてきたのですが。

エルガイムはそれなりに面白かった気がするので、ファイブスター物語も読んでみようかと今さら思ったのですが、ファンからしても、単行本を読むのは苦痛らしい。
http://dariusnews.blog11.fc2.com/blog-entry-1148.html

まあようするに、永野護氏は、ロボットデザインとかキャラクタデザインとか設定とかは考えられるけど、話を膨らませるのが下手だと。おそらくそういうことなのでしょう。読まないで言ってます。

であれば、エルガイムが面白かったのは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E9%87%8E%E7%94%B1%E6%82%A0%E5%AD%A3 富野 由悠季の手腕であるということでしょうか。