安保法案は「戸締まり」のため 安倍首相、みんなのニュースに生出演 http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/20/abe-shinzo-fuji-tv_n_7830532.html
安倍首相:「なんでそんなに急ぐの?」と言われるんですね。戸締まりをしっかりしていこう。ということなんですね。かつては雨戸だけ閉めておけば、よかったんです。雨戸だけ閉めておけば、泥棒を防いで自分の財産を家に置いておいても、守ることができたんです。その一部が動画であがっていた。
でも、今はどうでしょうか。たとえば振り込め詐欺なんて、電話がかかってきますね。それへの対応もありますし、自分の財産が電子的に取られてしまうという事態にもなってます。そういう事態に備えていなければいけない。
https://www.youtube.com/watch?v=ZQsSRbftsT8&t=67
仮にこの例えが解りやすいとして、全く判らないのが
- 雨戸は何に例えたの?
- 雨戸で防げるモノは何を例えたの
- 戸締りを何に例えたの?
- 泥棒は何に例えたの?
- 振り込め詐欺は何に例えたの?
- 振り込め詐欺からかかってくる電話を何に例えたの?
- 振り込め詐欺が何で戸締りで防げるの?
- 家に置いといた財産って何?
雨戸ってのは自衛隊のことだろうと思われるが、自衛官が能動的に行動してるであろう部隊にむかって「ただの扉」に例えてることが心底判らない。
雨戸と戸締りの何が違うのかが心底判らない。前出の雨戸は窓の話だけなのか?玄関は閉めてないのか?それはただの阿呆だろう。雨戸と戸締りを別枠で論じていることが判らない。
そもそも雨戸は、雨風を凌ぐためのものだ。自然現象である。「雨戸だけを閉めておけばよかった」。何が来た話を例えてるのか判らない。台風だったらその通りだ。台風は玄関のノブを開けることはない。
泥棒に例えてるのか?確かに雨戸から侵入する奴は少ないだろう。でも玄関に鍵が掛かって無ければ隙を見て玄関から入るだろう。何の喩えをしているのか。
何度でも言うが、雨戸で防げるものなのたかが知れてる。雨露。風。動物。そのぐらいだ。「日本を脅かす存在」の何をこれらと同一視してるのか。雨戸を閉めれば防げる程度なぞ雑魚だろう。
泥棒は犯罪であるし、侵入するのが目的の一つであるから、確かに戸締りをしていれば入れない。こんなことが国際的にありえるのか? せいぜい想定は、領海&領空侵犯する「国勢不明」のナニカ程度だろう。 そんな悠長な話なら、従来どおりの「雨戸」で十分なのではないのか?
最初から危害を加えるつもりなら、家にいきなり火を付けるかも知れない。安倍氏の喩えは不適切だ。雨戸、戸締り、いずれもただの「防壁」だろう。
壁で何を防げるのか。実際には、壁である自衛隊も、「壁で防げるナニカ」の国際犯罪行為も、中身は能動的な人間であろうから、双方の努力を無視すれば「壁にあたる石」にでも見えるのだろうか。イヤイヤ無理あるだろ。
喩えが悪い。せいぜいこうするべきだ。
- 番犬だけでは不安なので
- 土佐犬とドーベルマンとピラニアと鮫を放し飼いにしたいんです!
フジテレビで安倍首相が安保法制の緊急説明!燃えているアメリカの模型で解説!「裸の総理」発言に顔色が変化する場面も! http://saigaijyouhou.com/blog-entry-7297.html
安倍首相は燃えている家の模型を例にしながら、「日本の消防士たちがアメリカの火を一緒に協力して消すのが集団的自衛権」等と述べ、安保法制が正しいと強調。この例えも何だか判らない
その後も様々な説明を続け、砂川判決を引き合いに出した時に突っ込みを受けながらも、何とか最後まで持論を貫き通しました。
- アメリカのどこが燃えてるの?
- アメリカの何を「火」に例えたの?
火災は鎮火したものを恨むことはない。ただテロは認識する。日本はアメリカの片棒を担ぎやがった! そして日本を標的にするに違いない。
こう例える方がまだしっくりくる。
- アメリカが蜂の巣を突いたら
- 一緒に襲われようという法案です!
賛成派は「牽制できる」と思ってるようだから、せいぜい安倍氏もその程度の認識なのだろう。しかし集団防衛権では、同盟国から呼ばれたら参加しなければならない。まあ強制ではないだろうが、じゃあ何のために集団防衛権持ってるの?って話になる。国民の危険より、国際的な恥を重んじる政治屋ばかりだから、「じゃあ、補給部隊で」で誤魔化す気なのだろうが、それで敵国も「なんだ補給部隊か」で納得してくれればいいよ。するわけがない。
[報道ステーション]憲法解釈を変えて「後方支援」する事になったドイツがアフガニスタンで見た惨劇 https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=94417
ドイツ連邦軍 トウステン・ガートナー氏(50)端的に言えば、「後方支援」を舐めてる。まあ小生も戦争を知ってるわけではないが、忘れちゃいけない。日本はこんな狭い国土を巡って、日本人同士で殺しあった民族なのだ。なかでも兵糧攻めは重要な戦略の一つだ。
「我々の基地は、一年間に31本のロケット弾を受けました。私も基地内にいたが生き残った。」
任務は戦闘には直接かかわらない「後方支援」だった。
コンスタンティンさん(22)は、高校卒業後友人の誘いで入隊し、2010年からアフガンに派兵された。
任務は、基地内での車両の整備。その作業の最中、突然侵入してきた男の銃弾を浴び命を落とした。
なんの話かって?敵軍が補給してもらっちゃ困るのに、みすみす見逃す訳がないだろう?
「解りやすく説明」の、他の情報がありました。
視聴率パッとせず…首相出演フジ番組「安倍効果」まるでなし http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162000
首相は、翌21日にもBS日テレの番組に出演。集団的自衛権について、自宅と他人の母屋、その離れに例えて説明した。
司会者が「離れはホルムズ海峡のことか」と質問すると、首相は「(米国の)イージス艦だ」と答え、議論が噛み合わないまま持論を展開していた。人の話に聞く耳を持たないようでは今後も視聴率は伸びそうにない。
確かに、「降り掛かる火の粉」という喩えはあるが、まさかイージス艦が火事になる話を持ち出すとは。それって明らかに戦ってるよね。
似たようなことを考えてる人が居ました。
http://toyokeizai.net/articles/-/72301