2012年4月28日土曜日

「シドニアの騎士」~第37話

以前にも書きましたが、弐瓶 勉 連載 シドニアの騎士。

今日買った本誌連載でようやく37話。らしい。
アフタヌーン連載なので、話数は少ないように見えて、
単行本は7巻を数えてるらしい。流石は月刊誌。

誤解を恐れずにいうなら、このコンテンツは、

  • 超時空世紀マクロス 的
    • 地球?外生命体との戦い
      • 「奇居子」と書いて「ガウナ」と読ませる。
    • 巨大宇宙移民船の中での生活
    • 長距離、長時間、宇宙移民
  • ドラゴンクエスト ダイの大冒険 的
    • ナチュラルに勇者な主人公
    • 実は、とある理由で、潜在能力が凄い。
    • 人間との付き合いが薄いため、逆に警戒心も薄い
氏は、BLAMM等では、ダークな雰囲気&完全無欠の主人公がウリっぽかったですが、今回の主人公は、適度なボケもあり、親しみやすくなっています。着替え中の部屋を間違って開けてしまい、ドアごと蹴り飛ばされるとか。

元々のハードSF芸風から、変形ロボットも導入して、正当派SFを描き始めた、と言うと、
邪道から正道へ昇華させた、亜木城夢叶 のようです。ってアッチはフィクション。
ギャグテイストも無理してなきゃいいけど。
ブラム学園で、なにか変なスイッチが入っちゃったのだろうか?

様々な謎は既に明らかになってますが、時代考証的には、
  • 数100年スパンでの宇宙航行が可能。
    • マクロス7じゃなくて、シドニアだが。
    • 当然、重力は発生できる。
      • 宇宙船なので、緊急時にはもの凄く揺れる。
  • バイオテクノロジー マンセー
    • クローニングは当たり前
    • 不老不死が可能。
    • 生身で光合成が可能。
    • 中性というか、両性が一般的。

これらの事情が解らないままの序盤はかなり感情移入がしにくいです。

序盤は、何気なく街に繰り出した主人公が、色々ドジ踏みながら、いつの間にか
  • 今居るここは宇宙船の中で、異星人と戦ってる。
  • と言うわけで、君も一緒に戦ってほしい。
とか言われても?
37話ともなると、流石に様々な「謎」「背景」が明らかになっています。現在のテーマは、

  • 旧時代の狂者、オチアイの復活と、
  • ガウナと人間と融合個体。汎用人型決戦兵器
融合個体は、現状ではかなりの大型ですが、人格的には人間女子に近いっぽい。単眼のついた触手を伸ばして、あちこちに忍び込めるらしい。