世論は、キラーソフトになり損ねただの爆死だの色々言ってますが、
基本的には面白いです。VITAのハードスペックと加速度センサを始めて活かした作品だと言っておきましょう。
体験版ではタコっぽいボスまで戦いますが、どうやら本編ではボス1だったらしい。結構進めないと会えません。
何処か地下で目覚める主人公。重力ネコとの邂逅。訳も判らず階段を登る。登る。結構登る。10階ぐらいか？ 長いよ！。そのウチに目の前にオジサンが登場。主人公を先導して、行った先が「重力嵐」。家ごと吸い込まれそうな少年一人。「あんた重力使いだろ？何とかしてくれよ！」と頼まれる。で、重力移動のチュートリアルスタート。
反重力(?)発生中は、周囲の物体も影響を受けています。そのまま重力キックとかカマすと、通行人も同じ方向に吹っ飛びます。別にペナルティとかは無さそう。今のとこは。
道中。紫のジェムが散乱してます。壁やら天井裏やら、主人公でないと届かない場所ばかり。それらを集めて、自身の能力強化やら、街の施設の復活→ミニゲーム発動が出来ます。街を一回りすれば判りますが、実はフィールドは、全て空中都市の一角。奈落がある代わりに、床の「裏」も行動空間です。オープンスペースゲームの極致。
通行人にクサイと言われて、住処の準備を始める主人公。家やらベッドやらを、重力グラブで運ぶ。これは重力グラブの練習編ですね。肝心の風呂をどうしたのかは永遠の謎。
占い師にあうと、ストーリーミッション開始。子供が父親を探していて、(実はそれまでが結構長いのだが)その父親を見つけてから、重力グラブで運びます。忍道シリーズの「担ぎ」に通じるような、アバターのモノ扱いっぷり。
エピソードミッションを始めると、最終的には異世界に吸い込まれます。自称「神様」にあう必要あり。神様がコートを開くと中は異次元。中に入るまではストーリーパートで操作不能。漫画的コマ割り。
異世界では、「花の導き」に従う必要があります。拠点それぞれに巨大な「花」があります。最初はツボミ状態ですが、近辺のネヴィを全て討伐すれば、開花して、紫のビームを放ちます。最終的には「街」に辿り着くまでこれを繰り返します。理論的には一続きの空間なのでショートカットと思いきや、花からあまり離れすぎると、ダスティに戻されます。
紫のビームの先へ先へと進むと、到達点には、ちぎれた街の一角が。コイツを取り戻すのが初期の大きな目的。そしてそいつを守ってるボスと戦います。でもって、そのボスが、体験版のあの火星人。体験版のつもりでチンタラやってると負けます。結構強い。と最初は思う。
ボスに勝てば、都市が結合して、いける場所が増えます。歓楽街には最初はモノレールにて。ただしネコを連れては乗れないので屋根の上。無賃乗車？次回からはマンホールが使えます。
ちなみに世界の周辺には奈落が広がってますが、主人公に限り落ちても死にません。重力猫ダスティが彼女をテレポートさせるからです。しかし外側を散策中に、重力エネルギー切れで落下する場合が多々あり。地面どっち？ フィールドは上下にもかなり広いので、何処かに引っかかったり、落ちきる前にエネルギーが再充填しちゃって粘ることは可能。
歓楽街でのミッション中。主人公の素性を疑われてクイズを出されます。プチネタバレ。
そして2番めの異世界へ。ちょとあそこに入るの？？？狭くね？いや行ってみると結構広いですが、重力落下の寸止め＆方向変更が必須テクニックです。まあここまで来るころには出来るでしょう。そしてここのボスが、と言おうと思ったら、クロウ(カラスを連れた黒髪の重力使い、元は旧市街地の出身らしい)が登場。バトル開始。バカ強いです。重力エネルギーが無尽蔵らしく、ずっと浮いてます。
2番めの都市は、工業地帯。重力船でいきます。無銭乗車なのは相変わらず。ここの空は黄色。朝焼けか？
このゲームのレンダリングの「空気感」が素晴らしい。技術的には「ワンダと巨像」あたりで確立したものだと思いますが、重力落下のスピード感とも相まって、独特の爽快感があります。
重力制御は、移動手段としては多彩ですが、壁に張り付いてからすぐ振り向く！といった行動を要求される点がままあり、アナログスティックじゃ実は追いつきません。また重力キック等で微妙な照準精度を要求されることもあり、モーションセンサー必須でPSVITAをグリグリ傾ける必要あり。通勤＆通学中に遊ぶのにはちょっとアレかも知れません。
スピード感を象徴するゲームは数ありますが、小生としては、ソニックザヘッジホッグが一番近いですね。そういやPSVITA自身のハードとしてのマイナー感もメガドライブっぽいと言えなくもないか。
小生としては、PSVITA所有者＋アクション好き なら勧めてOKだと思います。
イカしたPV
http://remoon.blog15.fc2.com/blog-entry-19826.html
浮遊感は誰かさんが生録画したものである程度判ります。
http://nanikanews.liblo.jp/archives/4972972.html
