2013年5月19日日曜日

「めだかボックス」連載終了。して久しいが

「めだかボックス」 原作:西尾維新

週刊少年ジャンプでの連載が終わって久しいですが。

かなり肩透かしなフィナーレでした。

めだかの退学を送別するために、歴代出演者達が立ちはだかるイベント。あー、こういう人いたいた、と読者に復習させる一方、花のカードの裏に各自のメッセージが挟まっていて、それぞれのキャラ付けで台詞を考えてる。球磨川と安心院の分は、まだ戦ってないので埋まらず。しかもそのシーンは端折られてしまい、翌新学期。いきなり、理事長本人として現れる黒神めだか。
最終章は、いきなり10年を吹っ飛ばし、すっかり成人になった主要メンバー登場。めだかは元より、プラスマイナス問わず、全員ほとんどスキルが使えなくなっていた。しかも、「満たされるもので、失うものもある」という、今までの物語展開すべてをひっくり返すオチ。
週刊少年ジャンプの全ての読者に、老若男女とわず、「いい加減、オトナになれよお前ら」と言ってるようでもある。
とはいえ、お蔭さんで長期連載であったにも関わらず、まったく余韻も後味も残さず、読者は新連載を楽しめます。見事といえば見事なのか。