2010年7月24日土曜日

「BLOODY MONDAY Season 2」

週刊少年マガジン連載 BLOODY MONDAY Season 2

ドラマの方じゃないです。漫画の方です。

第1章はだいぶ出遅れましたが、Season 2は連載開始から読んでいます。

高木父が、いきなりテロリスト側として登場。掴みはオッケー?
極力、死者を出さないように孤軍奮闘するが、上手くはいかず。
本人が潜入捜査であることも結局バレる。

一方、新キャラの水沢響。は偽名で、本来はどこぞの組織のエージェント。
感情を欠いた言動があるながらも、基本的には協力的。
かなりの訓練を受けても居るようで、潜水から暗視、簡単なハッキングも出来る。

既に連載35話を数える本作ですが、新キャラ水沢響の立ち位置が微妙。
とって付けたように「お前が好きだ!」とか言い出しても、
正直、感情移入はしにくいです。吊り橋効果?

もっと終盤で、彼女本来の組織が出張ってきて、第3勢力として現れたその時に
実はお互い好きだったんでどうたらこうたら、の方が盛り上がったんじゃ?

前章のポイントは、結局「スパイは誰か?」的な話だったように思います。
読者にアンコの正体がバレたそこからでも、堂々とした振る舞いでかなり終盤までバレませんでした。
そこが、前章の優れた&隠れたウリだったような気もします。

一方、今回のポイントは、正義側のキャラが潜入捜査をやっちゃってるところ。
基本的に死者を出したくないので、迷いが出る。その危なっかしさ。
上手い手だとは思いましたが、正直これは、読者が疲れるかも知れません。

とは言え、第1潜入者の高木父が亡くなってしまって、
今度は腎臓移植中の妹が、間接的な人質になってしまう。