2011年9月27日火曜日

忍道2+Vita=買います

筆者はVitaの存在を知るとこから出遅れてましたが、
さらに出遅れてたのが、あのアクワイヤが忍道の続編を出すらしい。

忍道2 散華
http://www.shinobido2.com/
イカしたサブタイトルです。

アクワイヤ+スパイクのアクションゲームは個人的には絶大な信頼をしております。
古くはPS1のオリジナル天誅から、外れなしといっても過言ではありません。

●天誅|忍凱旋

アクワイヤありとその名を轟かせた出世作といっても過言ではありません。
ステルスアクションには数有りますが、独特の世界観が秀逸でしょう。
マンジのブっ飛んだモーションはもはや伝説。
http://www.youtube.com/watch?v=iY8fUCyFnCU

任務の中には、自軍の城下町で戦う場合もあり、その場合は、素人=地元住民を殺害してはいけません。当たり前っちゃ当たり前ですが、評価がゴッソリ落ちます。基本的には逃げ回るだけなので無害ですが、騒ぎでまわりの兵士が警戒状態になるため、しかし殺しにくいという、ただの敵よりもかなり邪魔な存在。

忍凱旋は、マップを二つ増やしただけでしたが、「峠」「武家屋敷」いずれも従来のマップとは攻略心地が大きく異なり、感銘を受けたものです。

「任務」を自分で製作できるのも良かったですね。16四方の狭いマップでしたが、工夫次第でやたら難しい任務が出来ます。複数の敵を置いて、順路を判りにくくしたりとか。

●天誅2

PS1のメモリをギリギリまで活かしたかのような、ダダっ広いマップ。
水中からのアクションも増えました。筆者は最近中古を入手して始めて遊びましたが、
正直、初代のアッサリ感が薄れた感じ。アクティビジョンのクレジットが気になります。

任務作成機能も削られました。

◇天誅3

http://www.fromsoftware.jp/top/soft/tenchu3/

残念ながら3は、オトナの事情によりフロムソフトウエア製作となりましたが、
特徴的なのは、ラジコン操作を辞めて、全方位移動にしたことでしょう。
それはそれでスピード感のある移動が可能にはなりましたが。

ただ、ウザいレギュレーションが多く、ゲームオーバーに憤りを覚えることもしばしば。特定のアイテムじゃないと倒せないだの。対象に気づかれずに尾行しろだの。近づいたらワープするだの。視界の外から即死級の飛び道具を撃ってくるだの。
シナリオマップも切り替え式になって、リズムの悪い感じに。

あー、そういえば、フロムソフトウエアって、シューティングゲームは多いよね。
アクワイヤだったら、こんなやり方はしないのにな。と思ったものです。

さて、当のアクワイヤ社もそう思ったのかどうか。侍道、サムライウエスタン、と来て。

●忍道 http://www.shinobido.com/

そして、忍道シリーズです。

表面上は忍者ステルスアクションで、天誅の系譜を匂わせつつも、ゲームシステム及び、本質的な違いが有ります。

  • ダッシュ
  • ダッシュ&ジャンプ
  • 壁走り
  • 自動任務生成
  • 任意の忍具を自分で調合できる。
  • 三つの軍勢から依頼が来るが、好きなものを選んで良い。
  • 「目撃者」が生き残ると、評価が落ちる。しかしシナリオは進む。
そして本質的な違いは
  • 主人公は、とあるアイテムを探しており、その捜索には戦国大名の力を借りなければならない。彼らからの依頼でのみ、稀にそれが混ざってるからである。
    • アイテム取得を成功させるのが主目的で、その為には戦国大名の評価を上げなければならない。
    • 任務失敗してもストーリーは進む。しかし評価は下がる。
    • 敵軍に見つかることは、任務評価を下げるだけでなく、敵方の信用も失う。
  • 「ステルスゲーム」の一つの解。
    • 「敵に見つからない」だけではなくて、「敵が自分を見失う」「前後不覚に陥る」「反応できない状態に追い込む」ことが出来れば、一太刀で倒せる。
    • つまり「目に見えない」だけがステルスではないという解釈。
任務作成も復活(?)しましたが、PS2のお陰でやたら高機能になりました。

天誅の系譜により、一発で仕留める、「血祀り殺法」があり、後ろから近づけば概ね決まります。一般的にはそのために屋根やら地面やら、慎重に近づくわけですが。しかし、忍道に限っては、発覚後でも決めることが可能なのです。これが前述の「ステルス」の解。あるいは新しい解釈とも言えます。

http://www.youtube.com/watch?v=a_59VXxfUuY
http://www.youtube.com/watch?v=UAusuj2l9CQ

大振りの攻撃をしっかりガードして、後ろに回り込めば、どんな大乱戦中でも、仕留めることが出来ます。それは中ボス級キャラでさえ同じです。

しかし、雑魚敵の動きもなかなか素晴らしいものがあります。連携はもとより、追走中では、建物の逆から回り込もうとさえします。ダッシュは主人公の方がやや早い程度なので、地形を活かさなければ、追跡を振り切るのは容易ではありません。

それらにより、ハイスピード&ステルスを両立しています。壁走りを含めて、主人公の行動範囲は無限に近いバリエーションが有ります。どこからでも攻略できます。

http://www.youtube.com/watch?v=uzZd9TFrnaM
http://www.youtube.com/watch?v=CnPyHb33PZY
http://www.youtube.com/watch?v=YZ-haG_mtRg

◆天誅4

http://www.acquire.co.jp/tenchu4/
http://www.tenchu.net/four/

wii専用&オリジナル天誅の製作元であるアクワイヤの登場。ということで、鳴り物入り?で登場しましたが、結果的にはかなり不発だったと思われます。
  • 発覚すると敵が刀を投げてきて、それを忍者とあろうものが、避けられずに喰らってしまうとか。
  • しかも刀を持ってると、そこから派生するチャンバラモード。これは旧作ユーザ的には極めて不満でした。敵の斬撃を受ける角度受け付けがシビア過ぎるとか。
  • 東忍流は、歴代最弱です。
しかし、ある程度やりこめば「ああ、これがやりたかったのか」というモノが見えてこなくもないのですが。具体的には、
と言うわけで、アクティビジョンが絡んでからの天誅シリーズは、どうも筆者の期待していたモノとは違ってます。天誅4については、アクワイヤの考えすぎかなあ。

◇天誅 忍大全

K2&フロムソフトウエア天誅ここにあり。残念ながら褒め言葉ではありません。非常にムカつくゲームデザイン。

  • 画面のサイズに対して、自キャラがデカ過ぎるので、回りをほとんど見渡せない。
  • ムカつくレギュレーションは健在
    • 姫に呪いが掛かってるので、道中の敵忍を一人も殺すな。とか。
  • 敵がバカ強いので、慣れないうちは見つかるとほぼ死亡。割と必死に追いかけてくる上に、発見&見失うを繰り返すと、ボコボコ点数が減っていく。
まあ天誅シリーズは総じて、「敵に見つかっちゃダメなゲーム」ということなのでしょう。


ええ、ようやく前フリ終了です。

そんな訳で、忍者ゲームの最高峰である「忍道」。その続編は、筆者個人的な期待は極大ですが、2chウケは良くないらしい。何が悪かったのだろう?
http://owacon.livedoor.biz/archives/1601313.html

でも、どう見ても面白そうですよ?
http://www.youtube.com/watch?v=U5NIM8LbQOs&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=sb1AVCHVOpg&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=pzOFPNkAM4M&feature=player_embedded#!

モンスターハンターの新作が3DSになっちゃったのは残念ですが、買いますよVita。忍道2と一緒に。