2015年3月21日土曜日

STAP細胞問題の茶番、ようやく終幕

科学界の信頼やら、日本人の信頼やら、色々失った(ことになってるらしい)STAP細胞問題ですが、一応の決着をみたようです。っていうか、この程度で信用を失うとか自意識過剰だと思うのだが。

STAP細胞:理研、調査に8360万円 突出した代償に
http://mainichi.jp/select/news/20150321k0000m040158000c.html

STAP不正問題の調査などの経費が膨らんだ背景には、理研の対応の迷走がある。不要論が根強かった小保方(おぼかた)晴子氏が参加した検証実験では、監視カメラを付けた特別の部屋を用意し、立会人を付けて実施したが、小保方氏の参加時には論文は撤回されていた。もし「胚性幹細胞(ES細胞)混入」について、残された試料の解析を当初から始めていれば「決着」はより早まったはずだ。検証実験の立会人の旅費だけで180万円かかっている。
それ、もっと早くに皆気づいても良い話。「STAP細胞の失敗を理研としても認めたくない」のは明かでしょう。理研が能無しでないのが前提ですが。

◇STAP細胞論文の理研の不正調査に関連してかかった経費
▽二つの調査委員会(外部委員への謝金・交通費、会場費など)940万円
▽保存試料の分析                    1410万円
▽検証実験(技術スタッフ人件費、研究消耗品、実験室整備費)
                            1560万円
▽検証実験の立会人旅費                  180万円
▽発生・再生科学総合研究センター(CDB、当時)「自己点検検証委員会」
(外部委員の謝金・交通費、会場費など)           80万円
▽改革委員会(同)                    400万円
▽メンタルケア(ポストベンション=自殺で残された人たちへのケア=、精
神科医など来所謝金)                   200万円
▽広報経費(記者会見会場費など)             770万円
▽法律事項など専門家への相談(弁護士経費など)     2820万円
 理研の規定では、今回かかった費用は不正認定された研究者には請求できないため、理研が国からの運営費交付金の一部から支出したという。【八田浩輔】
仮に小保方氏が能無しだったとしても、国からの運営費交付金を直接もらっていたわけではない。受け取ったのは理研。そして「STAP細胞の調査責任」は理研にあるはずだ。

っていうか、この内訳が既に怪しい。別件を載せてんじゃねえのか。

STAP問題、理研の調査経費8360万円 小保方晴子氏への返還請求は60万円のみ
http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/20/stap-obokata_n_6914452.html

また、理研は小保方氏を刑事告訴するかどうかについても検討してきたが、証拠を集めるのは難しいなどとして告訴を断念。有信氏は「検事経験者らに相談したが、混入した者や行為の確定が困難なので刑事告発(告訴)を断念した」と説明した。
理研は追加の調査を行わない方針。そのため真相の究明は、事実上終結することになる。
まあ「そういうことにする」のでしょうね。

8360万円掛かったのは誰の「責任」なのか?大々的に発表して煽らなければ、ここまで大事にはなってない。