2014年9月26日金曜日

「ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案」

ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案
http://mainichi.jp/feature/news/20140924mog00m040009000c.html
 実際に説明会に足を運んだ約150人の内訳は、既卒が7割、現役学生が3割。男女比は7対3。学歴は比較的高く、いわゆる「MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)以上」が35%を超えた。若新さんによると「3分の1が芝居や音楽などの趣味や芸能活動を続けたい人、3分の1が起業やプロジェクトをはじめる準備時間がほしい人、残り3分の1が『今後やりたいことを模索したい人』」。共通点は、勤務地や労働時間、職務に制限のない「正社員」という働き方への疑問だ。
20代前半の学卒の若造だから世間知らずなのは仕方ないのだが、
  • 勤務地にバリエーションがあるのは大企業だけ
    • 嫌なら零細企業に行けばいい
  • 今後やりたいことを模索したい
    • 「今」見つかってないなら当面見つからないよ
    • 見つかるような奴なら今更そんなこと言ってないよ 
  • 企業に(自分が)使い捨てられかねない
    • いやお前が「勤務先」を利用してもいいんだぜ?
  • 週3日で仕事の効率を上げるには
    • 集中力の問題。それ以外に何があんのよ。
  • 週休2日じゃ自分の好きなことなど何もできない。それで退職しました
    • 週休2日あんのにそれでも「出来ない」事って何よ
    • 海外旅行かよ
      • え、芝居?演る方??
      • そりゃ就職する方が間違ってるだろ、、
  • 残業続きで生きるために働くのか、働くために生きるのか分からない
    • 生きるために決まってるだろ
    • 辞めてない時点で、自分で答え出てるんじゃないのか
    • 生活費0にしたいんなら山奥にテントでも張ってろや
ただし言ってることは判らんでもない。
  • 終身雇用≠幸せ
  • 正社員≠幸せ
  • 月15万円でも生きてはいける
  • 労働者と雇用主は、本来は対等な間柄のはず
  • 結婚する気≒0
日本人の労働報酬の量は、残念ながら労働の量に比例しない。責任の量に比例する。これは日本人の「仕事の結果に責任を取る」国民性を反映してる。が、それを若造が認識してないなら無理もない。

労働量に比例した報酬が欲しいなら、中国に行くといい。そしてその結果がお前らが困らされてるmade in chinaだ。納品した商品が間違ってても請求する。それがchina。中国が悪いわけではない。お国柄の違いだ。

もちろん日本人で似たような運用は可能で、それがアルバイト人生だ。低収入を是としないならそれもアリだろう。売れないボクサーとか勝てないテニス選手とかがそんな感じらしいし。少なくとも昭和の時代は。

そもそも終身雇用=幸せ という発想は、配偶者+扶養家族を持つことを前提にしたものだろう。家族にいい暮らしをさせてやりたい。いい学校に行かせてやりたい。そのためにはクビとか遭ってはならない。これは「幸せ」の拠点を「家庭」のみに求めて、仕事はその収入を得るための場だと割り切るわけだ。

家庭でも職場でもなく、「趣味」で幸せになろうという発想はアリだ。

趣味を仕事にして幸せになれる例は極めて少ない。やりたいことやってるだけで金になるのは一部の天才だけだ。前述の説明会に足を運んでる時点でそうではなかろう。金をもらって仕事としてやるからには、自分の趣向は殺さざるを得ないし、それが出来ないのはプロではない。趣味は趣味として、脇に切り分けておくのが一番いい。