2020年11月27日金曜日

あつ森というスローライフゲームが牽引してしまう任天堂ハードの魔境

スイッチが売れてるらしい。

任天堂がスイッチの委託生産先にシャープ追加、需要増で-関係者 - Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-25/QKBRGIT0G1L001

関係者の1人によれば、任天堂は米中貿易摩擦の影響を避けスイッチの生産を安定化させるため、鴻海側に中国以外の生産拠点を提供するよう要請、鴻海は一部受注を余力のあるシャープに委託することになった。マレーシア工場での生産量は限られているという。

スイッチは新型コロナ禍での巣ごもり需要に加え、3月に発売した「あつまれどうぶつの森」人気も重なり、公式サイトなどで一時品切れ状態にあった。

凄いねえとは思う。だが同時にキモいと思っている。

任天堂ハードは、100万本か1万本か、という非常に極端なプラットフォームで、泡沫ベンダーは1万も行かないだろう。

ファミ通ランキングを観て欲しい。

https://www.famitsu.com/ranking/game-sales/

例えば今あちこちで話題のサクナヒメは、PS24/スイッチ合わせて5万本。ちょっと話題になってもそんなもんなわけ。

スマブラ・スプラトゥーン2は、どれも370万本で、これらの客層は近いと推測する。(ポケモンも370万本だが、同時発売の色違いを2本づつ買わせるという正気を疑う商法なので割愛する)

ゼルダの伝説は、170万本。これも大したものだが、前述2作とは別の客層が伺える。

だが あつ森はそれとは別物の数字が出てる。600万本近く売れてるようだ。シリーズとしても画期的な本数だろう。

これは、ゲームに縁がなかった人まで買ってることを意味してると思われる。

これこそが、小生が「どうぶつの森シリーズは狭義でゲームではない」の証左だと思ってる。

もうコンシューマ業界で、ゲーマー需要を期待するのは無理だろう。PSVITAのフリーダムウォーズの売れなさと評判の悪さで小生はもう諦めた。