2016年4月30日土曜日

舛添東京都知事の悪評は、そもそも海外出張での使い込みが悪い

公用車で温泉云々が問題になってる舛添氏。色々突っ込みどころがある発言をしているが、「有識者」によれば、温泉はともかく、公用車での移動は無くはないらしい。
  • そもそも自分が運転してたら緊急の電話に出られないし
  • 運転してる時に事故ったらややこしいことになる。
  • タクシーじゃ内密の話も出来ない
ああ、確かにね。そういう視点が無かった。それなら「それだけ」を言ってくれれば納得できるのだが。記者会見すら必要ないだろう。5秒で終わってしまう。

「この1年、へそから下しか入っていない」 公務があると会見打ち切り、湯河原へ出発した例も… http://www.sankei.com/premium/news/160429/prm1604290026-n1.html

ただ、東京から片道3時間(らしい)の移動で、気分転換とか言われも、大概の人は「へ?」と思うだろう。

彼は「トップ」発言を最初からしている。

「トップが二流のビジネスホテルに泊まりますか?」「恥ずかしいでしょう」 http://www.sankei.com/premium/news/160402/prm1604020027-n1.html

「条例に基づいて、知事はこういうふうにして行きなさいということでやっているだけです。それからもちろん無駄は排さないといけない。しかし、結果でもって判断しないといけないので、(質問した香港の記者に)聞きますが、香港のトップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。恥ずかしいでしょう、そういうことであれば。ですから、少し冷静に考えていただいて、無駄なものはもちろん排します。しかし、必要なことは必要です」

香港のトップの話をしたことで、同じく自身が「東京都のトップ」であることを主張している。一番マズイのが恥ずかしいとしか言ってないことだろう。

この時点で、「内密の電話と暴漢対策」と言えば良かったのだ。

まあ有識者に聞くと、都知事は、ただの国会議員よりは遥かに権限が大きいから、トップリーダーで間違っちゃいない、という話も聞く。

調べて見ると、2008年から、都条例により、知事は警護をすることになってるらしい。条例だから情報は存在する筈だが、とりあえず知恵袋の質疑が引っかかったのでてっとり速く使うことにする。


ただそれならそれで、「わからない」は無い。

舛添知事、公用車で温泉通い疑惑が発覚→都庁職員の対応が「わかりません」連発で事実確認できず(怒) http://www.huffingtonpost.jp/shun-otokita/masuzoe-goes-to-hot-spring_b_9782138.html
「舛添知事の公用車の担当は、そちらで良いですか?」
(保留になった後)
「ちょっとわからないんです」
「…はい?わからないってなんでしょう?じゃあ、公用車の担当はどちらですか?」
「申し訳ありません、わかりません」
「わからないはないでしょう。じゃあ聞き方を変えます。
 昨日までは、公用車はどの部署が手配をされていたんですか?」
これでは、「知事が部下に無断で温泉で保養している」と見られてもオカシクない。結果、何を言っても不信感が出ることになっている。

そもそも、舛添の悪評の発端となったのは、パリ出張費5000万円。

記事海外出張経費について、ロンドン市から返信あり!文字通り、舛添知事の豪遊とケタ違いだった… http://blogos.com/article/173926/

飛行機代合計:19430.36ポンド(¥3,498,000)
市長はビジネスクラスを利用しました。彼のチケット代は3842.46ポンド(¥691,600)でした。彼の出張の帰路は、BA On Business Points(英国航空のポイント制度)を換金しました。 
ホテル代合計:5444.08ポンド(¥978,000)
ホテルが親切にも市長に無料で、スイートルームにアップグレードしていただきました。市長の4泊の宿泊費は689.40ポンド(¥124,000)でした。
電車賃:£1,101.12.(=¥198,180)
同時通訳者2名:£4,200.00(=¥756,000)
4日分の車手配:£3,652.31. (=¥657,360)
その他(wifi機器,お土産,食事代):£964.35 (=¥173,520)

全体的に、20人も連れてることもあり。高い。