2012年7月3日火曜日

「期限を過ぎると、収められなくなります」

国民年金保険のことです。

小生、恥ずかしながら、「国民年金」が「保険」だとは思ってませんでした。

何年か前から、委託業者のアイヴィジットとやらが、何度となく来てたのですが、
一度も対応したことがなく、「納付」の溜まること2年分。
正直、アレ、健康保険払ってますよ?と電話したら、イヤイヤ違うと言われて。
そりゃそうなのですが。

まったく気にしたことありませんでしたが、ついでなので聞いてみました。
「納付期限から2年が経過すると時効により納付ができなくなります」

25年間だか収めないと、年金受給の資格を失うんだそうな。

納付が出来なくて誰が困るんだが、そこまで言及しなければ、フェアではない。
まさか、聞かないオマエラガ悪いとか思ってないよね。
いや思ってるかもね。それが「お役所仕事」その真骨頂ってところでしょうか。

とは言え、小生は思いました。「なあんだ、それだけ?!」

実はこの年になるまで「保険」というシステムを真面目に考えたことがなかったのですが、要するに「経済的に余裕のある(ことになってる)誰かさんが、経済的に余裕のない誰かさんを経済的に支える」というシステムなのですよね。母集団を集めなければ成り立たないシステムですよねこれ。

それに、時効→25年間に足りません→受給資格なし。という辺りが小賢しい。

納付者に払わせたいのなら逆効果でしょうコレ。

支払い期間に応じて、受給金額が増えます、っていうなら納得できる。しかしそんな約束は絶対できないわけです。受給金額はその時々で変わる。金をオアズカリシテル誰かさんの都合で。「配当金」だよね。

少子化やらなんやらで、「支える」側の人数はどんどん減って、「支えられる」側はどんどん増える。小生がその年頃になる頃には、「年金納付、月12万円」「受給額、月3万」って話になりかねません。受給金額の保障をできないのは仕方はないですけどね。

今でさえ既に、月数万円後半って話ですよ。5万円切るのも時間の問題。これ誰が助かるの?何とか生きては生けるでしょうけど、ギリギリでしょう。家賃すら払えない人も居るでしょうね。テレビの灯りだけで生活してますって話も聞きました。NHKの番組で。

ニホンノホウリツハオトシヨリヲミステマセン。
なんか、NHKの受信料に匹敵する、虚しさを感じます。

そういうことであれば、「年金を払わない」という主張もアリでしょう。否定はしませんが、納得はできます。56歳でその主張をしてるオジイサンが居ましたよ。知人に。自分で食い扶持を稼ごうって意気込みが残ってるならそうするべき。

終身雇用が崩壊してるなら、逆に、何才になっても働くことも出来るわけでしょう。理想論ですが。小生はその予定があるにはある。自営業だし。

ちなみに小生の父は「ちゃんと年金払え」派です。そしてとっくの昔に定年退職組。まあ人それぞれだからね。