2012年6月24日日曜日

創業20年とやらの「ファーストサーバ」オペミスでデータ消失。だそうな



小生は使ってないので知りませんでしたが、
創業20年を謳う日本国内レンタルサーバ業者「ファーストサーバ」、オペレーションミス(正しくは、管理プログラムのバグ)で、顧客サーバの中身のデータを消失したらしい。しかも、4日経った今日でも未だに復帰はできてないですね。

http://www.fsv.jp/
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/24/news004.html

4年前からクラウド推しの小生は、日本国内の「クラウド食わず嫌い」にはかなり気を揉みました。Amazone EC2をはじめとするクラウド(ホスティング)は、稼働時間保証が甘かったりします。無人監視ですし。これを日本人は「怖い」と思うらしい。まあ無理もありませんが。しかし「安全」「怖い」の尺度が本質的に間違ってたことを、図らずもファーストサーバが証明したようなものです。

有人監視だから「間違えない」わけではない。むしろ間違えます。間違えた上でのリカバーのコストも含めて、有人監視であるわけです。「サービスのためのサービス」を提供しようとする日本人の気質は、本質的には悪くはないと思いますが、管理プログラム類の成熟度はなかなかあがらないと思うのです。作業者も仕事で使うだけですから、使い勝手とか考えない。と言うわけではないでしょうが。

「管理プログラム」は、海外の業者では、概ねオープンソース或いは自作でしょう。料亭で言えば、賄い料理を出しているようなものです。

肝は、自身がヘヴィーユーザであるか否かというところ。

オープンソースやらフリーソフトやらの成熟度の尋常でなさは、ご存知の人は多い筈。

何某かの管理プログラムがオープンソースである可能性は高いですが、商用プログラムと比べて、安全なわけでも、危険なわけでもありません。オープンソースであれば、自分で責任をとらなければならない。「作る手間が減っただけ」で「メンテナンスする手間」は寧ろ増えるのです。これが商用プログラムだったら?「文句を言う相手が外部に居る」それだけです。