2010年3月22日月曜日

wikiの限界

wikiは、誰でも色々なところから書き込める、のがウリです。何かを検索すると、「○○まとめwiki」かwikipediaか、どっちかのお世話になってることでしょう。

しかし、wikiが提供している機能は、「HTMLを書かなくても」から逸脱しては居ないので、1次元的データしか扱えません。2次元には足りてない気がします。複雑なデータ構造を表現しようとすると、早々と破綻します。

典型的なのは、アニメやら漫画やらのwikipediaのページ。キャラ紹介だけに飽き足らず、△△グループに居たけど○○話で脱退したとか、○○話で喧嘩した、○○話で和解した、なんて話も書いて有ったりします。

これが、アニメと漫画で、エピソードのタイミングに差異があったり、原作小説があったりしたらもう駄目です。何が何処に書いてあるのやら? 

ネタバレだろ、って話はおいといて、キャラ相互の絡みと、連載ベースの時間軸の話は、実は多次元データの領域に入っており、同列で扱うのは理論的に無理です。それを、wikiで、1次元的に表現しようって言ったって無理がある。

前述のアニメやらマンガやらの話で言えば、キャラ紹介単体と、他キャラとの相関、ストーリ時間軸上の展開は、別層として扱うべきでしょう。

結論からいうと、項目単位でラベリングをするしかない。

しかし、そこまでするのは逆に面倒、wikiエンジンに機能が無い、これがページベースのwikiシステムの限界です。

そこで、そういうwiki(っぽい何か)を作ってみたら、ニーズがあるかどうか、昨年辺りから思っているんですが。