「「クラウド」って何」っていう質問を受けなくなってきたけど、定着してきた、ってことでしょうか。
個人的な認識を言わせてもらうと、
膨大なハードウエア資源をもっている企業が、領域やらCPUパワーやらを、任意サイズで切り売りするのがクラウドである、
アマゾンやらグーグルだから出来るわけです。
ポっと出の、吹けば飛ぶような日本企業が出来るこっちゃない、って事ですね。その意味では、なかなか言い得て妙だと思うのですが、如何がでしょう。
日本のレンタルサーバサービスだと、1台分をまるまる貸し出して、月幾ら、ですが、サービスが大型化&複雑化してくると、数台借りることになってくる。運用は指数的に面倒になってくるし、壊れた心配もしなきゃなりません。信頼性を上げるためにRAID5で、とか価格もドンどん高くなる。
何故、切り売り出来るのかというと、仮想コンピュータありきです。
物理的に1台のコンピュータの上で、OSを幾つも動かします。幾つも、というとアレですけど、OSがアプリケーションにまで成り下がって、他所のOS上で稼働します。ホストOSとかゲストOSとか言ったりしますけど。
VirtualPCを幾つも動かしていると思いねえ。
それでもってVirutalPCの1台分づつを切り売りしている訳です。この表現は厳密ではありません。説明用です。
これで何が良いかというと、まず「切り売り」の「切り」が自由自在になった。
世間一般に「webサービスやります」って言うと、DNS/WEB/メイル/DB をそれぞれ1台づつ用意して、何て話になります。apache入れてどうたらこうたら、までは大抵はプロバイダの人がやってくれますが、そこから先は、今度は自前のサービスのためのセットアップが残ってますからこれで負荷分散で、WEBとDBに2台づつ、なんて言ったらもう何が何だか判りません。
TCPサービス単位でディレクトリ切ってどうこう、するよりは、ゲストOSを複数用意しちゃった方が、総合的に楽です。このゲストOSの起動まで自動化して、「何処のPCでゲストOSを稼働」までリモートで制御できるようになれば、切り売りコストはゴッソリ下がります。
これで更に何が楽になるかというと、ハードウエアを導入するときに使い道で悩まなくて済む。
「ゲストOSセット」をインストールすれば良い。これならアルバイトに頼んでも問題はないでしょう。
アマゾンのソレと、グーグルのソレは、「切り売り」という面では一緒です。なので、両方共「クラウドサービス」とか言っちゃう訳ですが、なにしろ「切り売り」なので、味付けやら切り口やらが違います。
実際登録してみると解りますが、WEBから登録&クレジットカード入力して、3分で「サーバ」が立ち上がります。全自動です。人間やら「契約書」やら「印鑑」は一度も介在しません。この小回りは、「レンタルサーバ」には到底真似できません。
アマゾンEC2では、比較的、生のゲストOSを提供しているため立ち上がっちゃった後は、日本のレンタルサーバと大差なく使えます。リスタートしたらデータが消えちゃいますよ、って以外は。
言うなればリソースクラウド?今思いついた呼称です。
私が研究した当時は、データの保存はS3に送るしか無かったりで、やや手間でしたが、今はelasitic storageがあるので、そうでも無い模様。
最近では類似サービスが日本でも始まってます。Virutal Private Serverとか呼んじゃってるらしいです。
アマゾンEC2に対抗して、と言われているのが、グーグルappengineです。
グーグルappengineは、プログラムコードだけを預かる。サービスのURLも予め決めます。しかし、何処で動くかは決めません。グーグルの都合で、クラウド上の何処かで動きます。
言うなればランタイムクラウド?これまた今思いついた呼称です。
故に、appengine-SDKに準拠して、プログラムを作成する必要があります。これは必須です。何しろ破ると、動かしてもらえない。逆に、それに準拠する限りは、グーグルのクラウドにバラまいて動かしてもらえます。
対抗して、と言われがちな、2サービスですが、使い勝手は大違いである、のがお分かり頂けるでしょうか。
いずれもポっと出の企業が、何か「WEBサービスをする」には、非常に便利です。例えば、SecondLifeは、アマゾンEC2/S3を使っているっぽい。
この通り、運用面では良い事づくめの「クラウド」ですが、秘密主義の日本人に受け入れられるまでには時間がかかりそうです。
「本店のサーバールーム」に置くのは、やっぱり「Windowsファイルサーバ」だったりする。
個人的な認識を言わせてもらうと、
膨大なハードウエア資源をもっている企業が、領域やらCPUパワーやらを、任意サイズで切り売りするのがクラウドである、
アマゾンやらグーグルだから出来るわけです。
ポっと出の、吹けば飛ぶような日本企業が出来るこっちゃない、って事ですね。その意味では、なかなか言い得て妙だと思うのですが、如何がでしょう。
日本のレンタルサーバサービスだと、1台分をまるまる貸し出して、月幾ら、ですが、サービスが大型化&複雑化してくると、数台借りることになってくる。運用は指数的に面倒になってくるし、壊れた心配もしなきゃなりません。信頼性を上げるためにRAID5で、とか価格もドンどん高くなる。
何故、切り売り出来るのかというと、仮想コンピュータありきです。
物理的に1台のコンピュータの上で、OSを幾つも動かします。幾つも、というとアレですけど、OSがアプリケーションにまで成り下がって、他所のOS上で稼働します。ホストOSとかゲストOSとか言ったりしますけど。
VirtualPCを幾つも動かしていると思いねえ。
それでもってVirutalPCの1台分づつを切り売りしている訳です。この表現は厳密ではありません。説明用です。
これで何が良いかというと、まず「切り売り」の「切り」が自由自在になった。
世間一般に「webサービスやります」って言うと、DNS/WEB/メイル/DB をそれぞれ1台づつ用意して、何て話になります。apache入れてどうたらこうたら、までは大抵はプロバイダの人がやってくれますが、そこから先は、今度は自前のサービスのためのセットアップが残ってますからこれで負荷分散で、WEBとDBに2台づつ、なんて言ったらもう何が何だか判りません。
TCPサービス単位でディレクトリ切ってどうこう、するよりは、ゲストOSを複数用意しちゃった方が、総合的に楽です。このゲストOSの起動まで自動化して、「何処のPCでゲストOSを稼働」までリモートで制御できるようになれば、切り売りコストはゴッソリ下がります。
これで更に何が楽になるかというと、ハードウエアを導入するときに使い道で悩まなくて済む。
「ゲストOSセット」をインストールすれば良い。これならアルバイトに頼んでも問題はないでしょう。
アマゾンのソレと、グーグルのソレは、「切り売り」という面では一緒です。なので、両方共「クラウドサービス」とか言っちゃう訳ですが、なにしろ「切り売り」なので、味付けやら切り口やらが違います。
実際登録してみると解りますが、WEBから登録&クレジットカード入力して、3分で「サーバ」が立ち上がります。全自動です。人間やら「契約書」やら「印鑑」は一度も介在しません。この小回りは、「レンタルサーバ」には到底真似できません。
アマゾンEC2では、比較的、生のゲストOSを提供しているため立ち上がっちゃった後は、日本のレンタルサーバと大差なく使えます。リスタートしたらデータが消えちゃいますよ、って以外は。
言うなればリソースクラウド?今思いついた呼称です。
私が研究した当時は、データの保存はS3に送るしか無かったりで、やや手間でしたが、今はelasitic storageがあるので、そうでも無い模様。
最近では類似サービスが日本でも始まってます。Virutal Private Serverとか呼んじゃってるらしいです。
アマゾンEC2に対抗して、と言われているのが、グーグルappengineです。
グーグルappengineは、プログラムコードだけを預かる。サービスのURLも予め決めます。しかし、何処で動くかは決めません。グーグルの都合で、クラウド上の何処かで動きます。
言うなればランタイムクラウド?これまた今思いついた呼称です。
故に、appengine-SDKに準拠して、プログラムを作成する必要があります。これは必須です。何しろ破ると、動かしてもらえない。逆に、それに準拠する限りは、グーグルのクラウドにバラまいて動かしてもらえます。
対抗して、と言われがちな、2サービスですが、使い勝手は大違いである、のがお分かり頂けるでしょうか。
いずれもポっと出の企業が、何か「WEBサービスをする」には、非常に便利です。例えば、SecondLifeは、アマゾンEC2/S3を使っているっぽい。
この通り、運用面では良い事づくめの「クラウド」ですが、秘密主義の日本人に受け入れられるまでには時間がかかりそうです。
「本店のサーバールーム」に置くのは、やっぱり「Windowsファイルサーバ」だったりする。