2010年3月27日土曜日

ハードディスクレコーダに思う

筆者はアニメオタクではありません。漫画オタクです。自分でも、最近まで忘れてましたが、そうなのです。気に入ってる連載がついにアニメ化/ドラマ化!という辺りから地上波を見始めました。

当初はVHSビデオレコーダで運用してましたが、根本的に、見る時間が無い上に、油断していると再生中に、他の番組を見逃したりするんですよね。巻き戻し忘れで録画失敗とか、もう運用ミスは枚挙にいとまが有りません。

ハードディスクレコーダの導入は必然でしょう。

ハードディスクレコーダの革命は、「録画しながら再生」に尽きるでしょう。

一旦デジタルにして非可逆圧縮する、のは、収録時間の拡大のためですね。

ところが、このハードディスクレコーダのお陰で、

  • 広告を見てくれなくなる可能性が増えたのと、
  • 番組をデジタルコピーできてしまう可能性が増えたこと。
  • それによって、将来的にDVDを買ってくれる可能性が減ったこと。

大分ズバリ言っちゃいましたが。
地上波を中心とした、コンテンツビジネスがぶち壊しですね。

アレですよ。「日本人は、水と、地上波放送はタダだと思ってる」そういう事でしょう。

  • タダで放送してるものを録画するために、
  • 金をだしてレコーダ買ったんだから、
  • これ以上はビタ一文払わない、

ってのは一見正しい主張に見えます。

極めて自分勝手だけど、それでこそ&だからこそ消費者だから。

しかし、金を出したくない訳じゃない。減らしたいだけ。

ケータイ音楽配信のお陰で、貧乏人でも、必要&小額なら、割とアッサリ金を出す、
ということが判ってきた。1日タバコ1箱分です、ってアレよ。最近は見ないけど。

#詐称じゃないですよ>貧乏人。なぜなら筆者自身が貧乏人だから。

故に、今後はオンデマンド配信にどんどんシフトしてくる気はします。何時でもダウンロードできるのなら、個人で録画する必要は無いです。

放送側の保管庫と、それを録画した誰かのストレージ。そしてほぼ同じ内容が入っている筈のDVDシリーズ。地球規模で、データが重複しているわけですね。ハードディスク製造元は、どんだけ儲けてるのかと。

NHKは、受信料を貰えるもんだから、余裕でオンデマンドなんかやらかしてますが、広告ありきの民法は色々難しそうではある。

家電レコーダそのものとしては、地上波に固執する必要は、実はありません。実際、ケーブルテレビ対応とか、衛星放送対応とか、既にありますね。むしろ、ダビング10とかにB-CASとかに付き合わされて、ウットオシイのではないだろうか。と思ったり、思わなかったり。

家電専用のインターネット経由でのストリーミングサービスがあって、当然それに対応しているハードディスクレコーダもある。だそうです。
http://actvila.jp/guide/product.html
こういうのは時代だなあと思います。

かく言う筆者は、映像コンテンツで時間を潰そうという意識が薄いので、基本的にPCで録画しっ放しです。アナログです。mpgファイルがゴリゴリ増えます。こういう雑な運用は家電だと無理。そして、気になる奴だけ、1.6倍速で見ます。vlc-1.0だと音声が高くなりません。

この運用は、アナログ終わっても続けるかどうかは、ちょっと判りません。地デジ録画可能なPCは、今でも所有してますが。

放送時間がゴリゴリずれる地上波には嫌気がさしているので、(50周年記念ドラマが野球でズレるって、意味判らん。フジテレビだけど)いまさら衛星放送とかに切り替えようかとも思ってたり。