http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3191.html
「辞めさせてもらえない」それ自体は小生にも経験はあります。しかし「説得」するのが筋でしょう。脅迫とかあり得ません。
番組中で紹介している事例では
- 退職月の給与を支払わないと脅す
- 「お前はみんなを見捨てるのか!?」と社長直々に泣き脅す
- 離職届けを発行しない
- 2ヶ月後やっと来たと思ったら、「懲戒免職」扱い
- 退職届の受理をトボける
- 損害賠償で訴えると脅す
- 実際訴える。退職者が責任者になってから業績が落ちたので、その経費と損害の総額2000万余り
- 結局、負けて逆に会社側が「未払い給与1000万」を払うことになりましたが。
番組中では、「辞めたい人」の「辞めたい理由」として、会社の損失を天引きで補填させられてて、色々疲弊したため。と言う例もあり。そりゃ30万が10万に減れば大変でしょうよ。しかし、どう考えても、賃金カットのダシにされただけでしょう。
業績悪化を従業員の責任に押し付けるのなら、業績が挙がったら勿論給料が上がるんですよね?そうなっていたとしても、何とでもトボけるのが目に浮かぶようですよ。そんなこと言い出す経営者は、遅かれ早かれ、会社か自分かどっちかを潰しますよ。(倒産 OR 自殺 ) ぶっちゃけ経営放棄じゃね? 従業員全員で今すぐボイコットしていい。
って言うか、
- 給料が2ヶ月止まった
- 社長が大風呂敷広げっぱなしで畳まない人
って会社は大抵潰れますよね。
法人の意義てのは、リスクとリターンを平均化するためでしょう。儲かってる方の利益と、儲かってない方の損失を平均化する。その母集団を増やすことで、法人は安定します。取引先が個人だったら、その人が事故ったら仕事が止まるけど、法人だったら、誰かが代替して作業するしかない。そういう契約の筈ですからね。言い換えれば、法人てのは連帯責任なのですよ。
故に、「お前のせいで業績が落ちた、だから損失を補填しろ」は明らかにオカシイ。他の人は何やってたの?誰のフォローもしないで、悪者だけ決めてるの?中学生じゃないだからさー。
そしてその責任転嫁を、社長が率先してやってるなら、その会社はもう駄目でしょう。