2011年3月15日火曜日

400ミリシーベルト

ついに政府が、放射能漏れの発表をしました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110315/t10014681951000.html

ぶっちゃけ、遅くとも土曜日辺りから放射能は出ていたのでしょう。
隠しておけるレベルではなくなった。筆者はそう解釈しています。

こうなってようやく気づく訳ですが、
「原子力発電は、環境負荷の少ないクリーンなエネルギーです」というお題目。
これは、リスクを折り込んだ台詞では無かったのです。

  • 問題は、「止める」のがこんなに大変だと言わなかったこと。
  • 止まらなかったなら放射能が漏れる。とは言わなかったこと。
  • 言えないってのは判りますけどね。


今回の場合は、大地震絡みですから、
地震で建物が壊れていた可能性もあるかもしれません。

  • 放射能を防ぐためには、分厚いコンクリートあるいは水で遮断するしかない。しかしコンクリートは柔軟ではないので、地震で壊れる可能性がある。
  • もし放射能が漏れた時の被害を考えたら、人の少ないところに置くしかない。送電のコストを考えたら、需要のできるだけ近くに置きたい。東北の海沿いってのは筆者でも考えます。あくまで科学としてです。
  • 日本の平野は国土の3割しかないので、人が少なかろうが0人には絶対ならない。当然、少なくとも漁村がある。人が誰もいないって訳はない。住民の反対は只事ではなかったはず。
  • しかも、実際に事故が起ったときに、放射能の影響に人間は耐えられない。作業者は根こそぎ亡くなり兼ねません。これは果たして、第何次被害と言えるのか?


総合して、どう考えても原子力発電は危険なわけですが、
狭い日本では他の選択肢はないでしょう。

平屋の一戸建てを潰したら、狭い一戸建てを3件建てる。
或いはアパートを建てる。面積高価が高いものを選ばざるを得ません。

スーパー堤防は、まあナシでしょう。コストが尋常じゃないし。
ひょっとしたら次回の大津波に間に合わないかもしれない。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110314/tky11031421580009-n1.htm

プレートに乗っかってる日本では、地震は防ぎようがない。狭い平野を奪い合って生きる限りは、大津波も防ぎようがない。
おまけに、たまに台風がくるわけです。

結果的には、筆者は、日本国内に住むのは限界ではないかと思ってます。