2011年4月11日月曜日

福島原発事故は、民間主導では防げないのも無理はない

筆者は、事情に詳しくないので、今ひとつ的確な表現が出来ませんでしたが、
筆者が言わんとしていたような事を、適切に書いている人がいました。ええ、後出しです。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1103/17/news024.html

要点はこうです。

  • 海水を掛けて温度を下げる話。
  • 一介の原子力発電所所長に、施設を壊しかねない解決法を選べ。と言っても無理。マニュアルに書いてないからだ。
  • 同じく、一介の東京電力社長に、その判断をしろと言ってもなかなか難しい。建設には3000億円掛かるからだ。
  • 結論としては、適切な知識を持つ組織が、全権をもって事に当たるしかない。例えば政府がそうしなければならない。
ここからは筆者の解釈ですが、悪いのは原子力安全保安院などと名ばかりの連中」ということになりますね。http://www.nisa.meti.go.jp/

実際、安全規制には「逃げる」話は書いてありますが、「何が何でも止める」とは書いてないです。一応「迅速な初期動作」って一文がありますが、これがそうかどうかは判りません。日本企業は、なんだかんだお役所の言うことは聞きますから、「何が何でも止めろ」と言っているなら、東京電力もそうする事でしょう。http://www.nisa.meti.go.jp/genshiryoku/epitome/gaiyo.html

地図を見ると、福島第1原発にも詰所があるって言うじゃありませんか。http://www.nisa.meti.go.jp/genshiryoku/jimusho/1_shoukai_6_fukushima1.html

であるなら、東京電力だけを責めるのは筋違いですね。
経済産業省も片棒を担いでいるのかも知れません。

発電所建設に3000億円ってのも豪勢な話ですが、
今後は原発を作れませんから、それが浮きますね。
保障問題やらも結構なんとかなるんじゃないでしょうか。

2ちゃんねるだかの書き込みを信用するなら、
原発職員には「放射線は体に良い」と洗脳するらしい。
さすがに今後はそんな言葉を信じる奴は一人も居なくなるでしょう。

今までの日本の原子力発電所は、ママゴトでした。

もう一度、原発を作るなら、ここからが本番と言えるでしょう。
何度も書きますが、筆者は「作れ」とも「作るな」とも言えません。
どっちも正論ですから。

反対するだけなら、何も知らなくても言えます。代替案を出すのが筋。
筆者には代替案はありません。だから何も言えません。

  • 「作る」なら、中性子線が出ようが止めなければなりません。
  • 「作らない」なら、代替の電力を確保しなければなりません。
  • 「計画停電するな」というなら、率先して節電を、もしくは代替の(以下同文)

去年の夏が猛暑で、熱中症で亡くなった人が結構いらっしゃったみたいですが、
今年もそうなりかねません。
って言うかクーラーが有っても駄目なら、無くても関係なくね?

都会のヒートアイランドは、アスファルトとエアコンの排熱が作ってる事を
忘れちゃいけません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89#.E7.B7.A9.E5.92.8C.E7.AD.96

暑いのなら、公園の木陰で昼寝でもしてれば良いんですよ。