2013年6月6日木曜日

「コントロール」と思ってる限り、部下は動かない

出稼ぎ先の従業員がよく使うフレーズ、「(部下あるいは外注を)コントロールせよ」というもの。

正直、「判ってない」どころか、「おこがましい」とすら思います。
ソコの経営者が率先して、「コントロール」というフレーズを使います。学生企業なので、彼には「コントロールされた」経験がありません。 とは言え「育成された」経験もない。他の方法が思いつかなかったというべきでしょうか。

しかし、断言しますが、「(部下を)コントロール」と思ってる限りは、部下は断じて動きません。
表面上は支持どおりに動いて、何某かの成果をあげるかもしれません。しかしそれは、「コントロールした上司の手柄」になるはずです。部下としてはこんなに面白くない話はありません。

事実、その経営者は「会社が今まで存続してたのはオレが居たからだ」と豪語します。そのとおりでしょう。しかしそれは理由の一部でしかないはずです。従業員の努力は完全に無視。更に、その裏には「従業員(の、少なくとも自主性を)を信頼してません」という感情が見え隠れしています。

少しでも自主性のある人間なら、「コントロール」には絶対に反発します。それをアピールする人としない人が居るだけです。あるいはそのうちに辞めるでしょう。

そして、コントロールに従うような従業員なら、コントロール外では絶対に動きません。誰だってリスクなんか背負いたくないでしょ。かくして、指示に従うだけの「社畜」しか残りません。そうなってから「自主性云々」言い出したって手遅れだ。そしてソレはアナタが望んだことだ。

古株が、若いのにメイルを書かせる。ソコまではいいが、一字一句後ろで喋ってるわけです。ゴーストライターです。正直、なんだこの会社??と思ったものです。ガキじゃねえんだから考えさせろよ。「あえて突き放す「勇気」も必要」。殺せんせーだって言ってる。

上司が部下をコントロールしなければならない。と思うなら、部下が上司をコントロールすることも覚悟しなければなりません。理屈の話ではありません。事実です。グーグルがそう言ってる。

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勘違いしてる人が多いのだけど、「教育」と「コントロール」を違います。「コントロール」は「制御」です。或いは「矯正」「強制」。さらに多くのブログで論じてるのは「誘導」。 その区別が付いてない日本人はちょっとヤバイ。「長い物に巻かれろ」ということわざがあるくらいだから日本人らしいと言えなくもないか。残念なことに。

この二つの記事は対極です。

http://second-top.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-2fb0.html
http://d.hatena.ne.jp/favre21/20080121

これは小生と同意見。
http://logist.bz/junk-dna_blog/?p=141