2010年9月26日日曜日

今更tumblr.com

先月末あたりから、tumblrを使い込んでます。
サービス自体は2年前からやっていて、当時も筆者も知ってはいましたが、
いまいち使い込めず。

最近、何かの検索キーワードでたどり着いた先がtumblrで、
そーいや、アカウント有ったな。と。
ローカルディスクに保存する代わりに、reblog。

ああそうか。これがtumblrなのか。

tumblrのコンセプトの「リブログ」は、
「他のサイトの一部を切り抜いて保存」に特化しており、
本人の意識は、サムネイル付きでブックマークをしているに近いと思われます。

とは言え、収録した記事は並べ替えも出来ず、
時間軸順に、ただただ蓄積するだけです。
実際、収録した情報を整理する機能は、かなり乏しいです。
データベースとしては使えませんね。コレクションです。

使い勝手は、グーグルノートブックに近いですが、
あっちは画像は外部リンクのままでした。
一方、サムネイルは、deliciousに欲しい機能でした。flickrだけ対応してますが。

tumblr会員同士でのリブログは、
画像のストレージを共有しても居るでしょうし、
リブログを含めた「共有行為」は時間軸でログも任意に閲覧できます。
○○さんがコレを「気にいった」「リブログした」とかそれだけの記述です。
肯定しか出来ないので、誹謗中傷は不可能。故にトラブルは少ないか。

2ちゃんねるの半角掲示板でやっている活動群は、
ほとんどtumblrで代替できそうな気はしますね。
おまけにアーカイブもしてくれる。

日本の絵師の方々は、上品な客を好む様子。
会員性サービスのpixivとかtinamiとかの台頭はその辺りが理由の一つでしょう。

しかし残念ながら、見る方にとっては、会員性は面倒臭いんです。
少なくとも筆者がそうです。
pixivには優秀な絵師が集まっているのはどうやら事実で、
大量の画像がtumblrに流れています。

とは言えそういう絵は素晴らしいものが多いので、大量のnoteも付いています。
作者の方々はもう割り切って、人気投票カウンタだとでも思ったらどうでしょう。

残念ながらオリジナルが消失してしまってるので
筆者が持っていた「リブログ」を。
http://karamanu.tumblr.com/post/24823890

同じような悩みは、プロの絵師も持っていることでしょう。
明らかにオフィシャルの画像、それも何かの特典画像っぽいモノが、
大量に、http://danbooru.donmai.us/ に挙がってますし。

でもこれって、絵師だけの悩みではありません。
ソフトウエア業界では昔からあった問題なのです。
不正コピーです。

乱暴に言えば
  • (ソフトウエアより)絵のほうが光学的に複写出来る分、複製が楽だった。
  • 絵の複製は、概ね一目で判る。
  • ソフトウエアに「萌え」はないが、絵に「萠え」はある。
  • 日本の絵師の層の厚さは異常。

そういう事なのでしょう。