2017年7月1日土曜日

バニラエア問題→「別料金です」で済むような気もする。

バニラエア問題

http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html
  • 車椅子ごとパートナーに担がせて、タラップを登ろうとしたら制止されたため
  • 当てつけに這って登り始めた。
関する私の意見は次のとおり。

最初に、個人的な好感度を大雑把に数値化したものを示す。もちろん根拠は無いが、話を簡単にするためには有効だと思われる。
  • +80 バリアフリーの為の企業努力をしろというのは判る。
  • -20 でも飛行機でしよ?
  • -10 しかも格安航空会社でしょ?
  • -30 車椅子なのを「隠して」予約したんでしょ?
  • -40 アピールのために制止を振り切って「這って登った」んでしょ?
減点が極めて多く、擁護はしにくい。言い換えれば、手口が下品過ぎる。

そもそも「車椅子ごと担ぐ」を通常手段として用いてる感が駄目だろう。危険に決まってる。むしろ止めない方がオカシイ。転げ落ちたら後ろの客が危ない。

本人は、「周りの客にでも手伝ってもらう」とか馬鹿なことを言ってるが、年寄りばかりだったらどうする気なのか。

飛行機が事故で墜落。動けるのが「車椅子ごと持ち上げるまでの体力はない女性添乗員しか居なかった」らどうするのか。

当人の主張は何処からでもツッコめる雑なものだ。

基本的には本人の主張通り、サービス法人側で用意するべきものだろう。ただそれには準備が必要な場合が多い。

ただ問題はそれだけといえばそれだけで、結局、バニラエア側としても、専用の機材を導入せざるを得なくなってしまったようだ。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033261000.html

それを
  • 抜き打ちでテストしに来ました!
  • 私が這って上がらなければならなかったので赤点です!

ってのは普通に酷い話だろう。何様だお前、って話になる。

筆頭株主なら判らんでもないが、それが自他共に認める「プロ障害者」って話ではあるまいか。

http://matomame.jp/user/bohetiku/ccde31303f71dc5ed1ce

この手の話は、乙武氏の、銀座レストラン事件を思い出す。
ウン、まあ消費者+障害者としての主張は判るよ。

しかし店の都合はお構いなしだ。それが不味い。
  • +80 障害者も食わせろ、という主張は全面的に尊重したい。
  • -20 しかしその店には階段しかない上に、
  • -30 しかも混んでる時間帯に、
  • -30 担いで登ってやれという。
来るなと言ってるわけではない。準備が必要だから待てと言ってるだけだ。
イヤイヤ断られただろって?それは「後日お越しください」ということだ。

この手の話は、「基本料金に含まれてる」と思うから揉めるだけで、全部「体の不自由な方のご利用は、別料金です」とした方が良いように思う。

日本人は、「お客様サービスは無料です」であることを期待しすぎだ。
最近でも、クロネコヤマトの宅配ブラックが問題になったばかりではないか。

電車やバス等の大量公共交通は、運賃単価がそもそも安い。利用者で平均化するビジネスモデルであり、レストランや長距離交通とは別枠に考えるべきだろう。