2015年9月7日月曜日

「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」→「削除するべき」という意見も出た→ 教育委員会が「教育しかやる気ありません」とバラしてどうするよ

鎌倉図書館が、サボリを促すツイートをしたと話題になった。が、正直どこが問題?と思う

https://twitter.com/kamakura_tosyok/status/636329967668695040

もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。
説明するまでもない程自明なのだが、要するに「簡易駆け込み寺になります」ってことだ。
自殺まで考えてる人間は、逃げ道を失ってると言っていい。 

ところが、案の定、教育委員会からチャチャが入ったらしい。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/26/kamakurashi-library_n_8046562.html

育長や教育委員会教育部長、中央図書館長らが話し合ったところ、「投稿を削除するべき」という意見も出たが、図書館側が「子どもたちに自殺しないでほしい という思いで書いたもの」と説明、ツイートはこのまま残すことに決定した。中央図書館の菊池隆館長は、「皆さんが共感を持ってくださった。今後も図書館の Twitterは継続していきます」と話している。


「「削除するべき」という意見も出たが」って教育委員会からなのは明らかだろう。

学童の心のケアは誰がするのかという問題を孕んでいる。 「(理由に関わらず)学校をサボるな」ってのが教育委員会の方針であるなら、せめて逃げ道は用意してやろうじゃないか。それを図書館がやってくれるというなら、渡りに船ではないか。別に引きこもってるわけじゃないし。

もちろん、「子供は学校に行け」それは正論だ。 しかし日本人の歪んだ正義感&正論は時として人を殺す。 つい最近、いい例(という言い方は不謹慎なのだが)が遭ったじゃないか。

http://www.sankei.com/west/news/150407/wst1504070009-n1.html

千葉県成田市にある曹洞宗の寺院、長寿院。自殺防止を目的とするNPO法人の代表で住職、篠原鋭一(70)の元に今年3月、北陸地方の70代女性から電話 があった。夫は2年前、孫をかたったオレオレ詐欺で300万円をだまし取られ自殺した。信頼関係にあるはずの親族から「みっともない」と責められたことも あったという。
被害者の命より、面子を重んじる。それが日本人。 サムライの心? 立派だねえ。 切腹の心は今も日本人に息づいています。