2011年1月22日土曜日

初音ミクとキネクトとルームランナー

一昔前では、「拡張現実」とか言って、カメラ画像にCGをリアルタイムでねじ込むのが関の山でした。いやそれでもそれなりには盛り上がったっぽいですが、

この分野での走りは、電脳フィギャ アリスだと思いますが
http://www.geishatokyo.com/jp/ar-figure/

http://www.youtube.com/watch?v=yCCx7zANsGE

画面に映ったマーカーの角度やらで、アバターの姿勢を逆算するという。これだけでも関心したものですが。なぜ「関心」かというと、筆者はムービーを眺めただけだからです。

有名なのは、iPhone専用ラブプラスですね。


しかし、マイクロソフトキネクトのお陰で、「ただの「お人形」を表示する」そんなもんじゃ済まなくなってきました。

一応XBOX360用なので、当然、専用ソフトはあります。
http://www.youtube.com/watch?v=xjcQ-QhzUI8&feature=related

過渡期なのでゲームデザイン的にはちょっとアレです。これ単体は面白くなさそう。

しかしこのキネクトは「USBで繋がるただの周辺機器」なので、PCにももちろん繋がってしまうそうです。OpenNIなるフレームワークが出来ているらしい。
http://www.openni.org/

PC用のフリーアバターソフトといえばミクミクダンスが有名ですが
http://www.youtube.com/watch?v=9P_ohDSNq5A
これのモーション作成は、かなり操作しやすい部類に入るらしいですが、
それでも忍耐と熟練を要する作業です。

もちろんここでキネクトです。
http://www.youtube.com/watch?v=qsZawaTZiO4
まさしく「中に人間が入ってる」かのような柔らかい動きです。オッサンが乗り移ったかのようなダラシナイモーションです。

今までは全身タイツを着て、専用のスタジオで撮影するしかなく、まさしくプロの手口でしたが
http://www.youtube.com/watch?v=iY8fUCyFnCU
お蔭さんでモーション作成のコストがゴッソリ下がってしまいました。

自分のコピーを画面内に登場させるだけでは飽き足らず
http://www.youtube.com/watch?v=WDlvn3voblQ&feature=player_embedded

しかもアバターの頭部からの視界を逆算して、ヘッドマウントディスプレイで表示してしまうという。

自分が腕を動かすと、自分の視界に、初音ミクの腕が横切るというのは、かなり刺激的なものと思われます。

腕だけならまだ良いのですが、「モーション」で歩くのであれば、本人が動くのに、ある程度の面積は必要です。数メートルの箱庭の再現ならともかく、「街を歩く」レベルを目指すなら、自分が部屋の壁にぶつからない工夫が必要ですね。

と思ったら、既にあるんですね、360度ルームランナー。

ベルトコンベアをベルトコンベアに載せたタイプ。
http://www.kotaro269.com/archives/50616782.html
作動音が大層大きいっぽい。

ベアリングを敷き詰めて、裏から回転させるタイプ。
http://www.youtube.com/watch?v=bdGH3eOuGIM&feature=related
接地面積から言えば、これが一番現実的でしょうか。

問題は、前述のムービーの中で紹介している、
VR920というヘッドマウントディスプレイですが、
http://www.vuzix.com/consumer/products_vr920.html
$339.95USD。うわ高い。

より安価なものでは、サンコーレアモノショップで扱ってますが
http://www.thanko.jp/product/av/music-movie/videoglasses.html
これは、視野をすべてカバーするほどの画面の大きさではないので、
この使い方には向きません。

とりあえずキネクト本体は、思ったより遥に安かったので、
買っておいても良いかと思ってしまうところです。
http://kakaku.com/item/K0000150975/