2020年2月9日日曜日

CoinHive事件でプログラマは皆怒ってる→俺氏「いや?別に?」

なんでこの話が蒸し返されてるのかと思ったら、判決が出てて、それが気に入らんからか。

まあ個人ブログに書いてあることだし、意見が違うのは仕方がないが、プログラマの代表面されるのは流石に困るな。

何故って小生怒ってないし。むしろCoinHiveはクソだと思ってるし。

なぜCoinhive事件でプログラマが怒っているかを一般向けに解説したい。 - かもブログ https://kamo.hatenablog.jp/entry/2020/02/07/224649

さらに、「ユーザーの意図しない行為」であったかどうかについても、このように考えるとそうではないと考えられる。Coinhiveは従来のネット広告の代わりとして開発されたが、我々はネットでWebサイトを見るとき、「広告を見ることを意図しているだろうか?」Youtubeでヒカキンの動画を見るときに、動画広告を見たいと思っているだろうか?答えは明らかに違うはずである。ネットには邪魔な広告がたくさんあるがこれらも明らかに意図しない行為である。さらに、Coinhiveは、サイトを見てる人のコンピュータに計算をさせてお金を稼ぐ仕組みだが、ネット広告もサイトを見てる人のコンピュータに、広告を表示するために絵や文字をかかせて、お金を稼いでいる。両者に大きな違いを見出すことはできないのである。Coinhiveはネット広告の一種であると考えるべきで、(ネット広告は明らかにウイルスでないから)ウイルスには当たらない。と多くのプログラマは考えているのだ。また中には、Coinhiveは広告と同じだから悪いことではないと考えるプログラマもいる。それはこういう理屈でなのだ。
 採掘とは数学の問題を解くことで、それ以外は特に何もしない。パソコンやスマホを壊したり、個人情報を抜き取ったり、あなたのお金を盗むような悪いことは一切していない。勝手に採掘といっても、あなたのコンピュータに貯蔵されていた金塊を勝手に掘り出しているわけではない。安心してもらいたい。
屁理屈でビビったわ。広告を表示させてるのに訪問者がそれを無視することは、「事実上そうなってる」というだけだ。CoinHiveが無断で処理をさせてるのとは、明らかに違うだろ。更にそこから先の機構も大幅に異なる。

広告は、
  1. 広告を見ること&
  2. 訪問者にクリックしてもらうこと&
  3. 何らかの商品を買ってもらうこと。
  4. その上で「成果報酬」が入る。
訪問者は何らかの方法で広告に干渉している。

一方、採掘は、
  1. 黙って訪問者のPCのCPUを使ったあげく、
  2. その稼ぎはサイト管理者のものになる。
この一連の流れは訪問者に全て無断で、何の干渉もしていない。

何処が一緒だ? 正直これを「同じ」と言っちゃう「プログラマ」を信用できねえわ。

まあ、屁理屈には屁理屈で返しても良いか?
じゃあCoinHive擁護者は、採掘するだけの他人のウィルス(おっとPCに被害はないからウイルスじゃないのでしたっけ)が自分のPCに入ってても平気なのですね?
これでようやく議論の軸が一致する。

問題なのは「無断だから」だ。ウィルス論も多分この辺りに起因してる。機構上違うよ!という主張は頓珍漢だ。

結論から言えば、小生はCoinHive設置者には、次のようにすることを勧める。※強制力はありません。
  1. CoinHiveが稼働していることを明記すること
  2. 採掘完了時に、「その報酬をサイト管理者に送っていいですか?」と確認すること。
なら文句はない。多分誰からも文句は来ないだろう。

最後になったが、もちろんこの要求は何ら意味はない。CoinHiveはサービス終了している。

Coinhive、3月8日にサービス終了 Moneroの価値暴落など響く - ITmedia NEWS https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/27/news093.html
しかし、開発元によれば、直近のMoneroのハードフォーク後、ハッシュレートが50%以上低下したことや、Moneroの市場価値が1年間で85%以上暴落したことで打撃を受けたという。加えて、3月9日にはMoneroのハードフォークと、アルゴリズムのアップデートが予定されており、「Coinhiveを続けられないという結論に至った」としている。
ほーらいわんこっちゃねえ。
訪問者に遠慮してGPU回したら金になるわけがない。そして事業も回るわけがない。

「優れてないマネタイズ」を擁護する意味があるのか?