2018年3月21日水曜日

じっくり衰退する他力本願の国、それが日本。



中国にボロ負けして400年の衰退へ向かう日本。食い止める術はもう無い=大前研一 | マネーボイス http://www.mag2.com/p/money/412000

かねて私が述べている「低欲望社会(経済成長の頭打ちや様々な消費財のコモディティ化と普及など、複合的な理由によって消費行動が極端に萎縮した社会)」の現代日本ですが、これまで世界の中で日本がこれの先陣を切っていたのに、今や世界全体が低欲望社会化しつつあるという現象が見られ始めた、これが2017年の特色だと言ってよいでしょう。
私は以前から「このまま行けば日本は、ポルトガルやスペインのように400年衰退する、そういう長期没落が続く国になるぞ」と言ってきましたが、2017年はそのことが明確に決定づけられた年だったと言えるでしょう。
エッジの効いた変わった人材、尖った人材をつくり育て21世紀の経済をシェイプしていくような仕掛けが全くないのです。そのことに気づいてからそういったシステムづくりに着手しても、効果が見えるまでには20年かかります。日本の今の病だと言えますが、これは治らないと私は思います。
貧困問題が取り沙汰されることがありますが、職のない人が街にあふれ路頭に迷っているような人が増えているわけではありません。これはデフレのおかげなのですが、ともあれ本来ならばこのような状況にあれば世の中はもっと騒然としているはずなのに、整然と、ハードランディングせずに、緩やかに没落国家への道を歩み始めているというあたりが「美しい国、日本」です。
政治家や役人の状況を見ると、日本の病が治るというのは、先にも述べたように全くあり得ないと思います。今の日本は「家業が政治家」というような、経済や経営についてほとんど全く分からない人が総理と副総理をやっています。

不定期で何度となくこの手の記事があがる。

製造業各種に関して言えば、MADE IN CHINAを発端として、もう手遅れだろう。日本にはもう売るモノが無い。最初から精密加工技術しか無かったし。それは既にロボットで代替可能だった。そして、MADE IN TAIWANじゃなくなったのか考えても、その時点で既に日本人は貧乏だったとも言える。色々な意味で手遅れ。

このままでは日本が衰退していく、ウン、小生もそう思う。様々な理由でね。

挙句慌てて取ってつけたように、IT教育とか始めてるが、これも上手くはいかないだろう。だって国民にその気がねーし。

アベノミクスのお陰だと思ってる人なら、今の予算市議の状況には憤りしかないだろうが、そこからしてそもそも意見が別れる。私はアベノミクスの効果?何処が?と思ってるが、ちょっと探してみると、今何とかなってるのは別件+2016年度第二次補正予算のお陰だという指摘がある。

https://zuuonline.com/archives/167072

国民が呑気なのはもう一つ理由がある。やっぱり、「総理大臣を自分で選んでないから」で、「何とかしてよ」という感覚しかないからだ。これは、日本の多段間接民主主義モドキの失敗と言ってもいいい。政府と国民が一丸となるなぞ夢のまた夢。

要するに、危機感はありますよ。厳密に言えば諦めてるだけで :(

まあ愚痴だけではまた怒られそうなので、素人考えてで、今思いついただけの解決策を言わせて頂くなら。
まず、日本全体の何処かのコストを、短期的あるいは中期的にゼロにする。例えば電気代。

商業組織かつ、廃炉ですったもんだの現行の電力会社にそれを期待するのは無理なので、電力国有化のことを言ってると思ってもらって差し支えない。

原状では、原発を再稼働するしかない。私は原発には反対だし長期的にはリスクしかないと思うが、日本経済をどうにかしたいと思うならそのリスクは呑むしかないのだろう。

ああ、もう一つ。総理大臣制を辞めて、日本でも大統領の国民総選挙をやること。国民が文字通り一丸となるのはこれしかない。政治屋にも「与党総裁がやることになってます」なんてフワッとしたものではなく、国民に確かに選ばれた、という覚悟が付くだろう。「人間、謝る相手が居ないと駄目になる」のは私の持論。その相手が国民じゃないなら、政治屋が働くわけがない。選挙が終わったら間接民主主義は終わりか?違うだろう。違うはずだが、政治屋も国民も何故かそう思ってる。

しかし、今のヘタレ政治屋がこの手の判断をすることは無いだろう :P

もちろんそれは安倍政権もやらないだろう。その気があったら廃炉に口だけじゃなくて手も出してるはず。であればこの程度のスキャンダルなんか目じゃないぐらいに支持率が高まっただろうに。

そもそも改竄が解った時点で、もっとマトモな手を打たなければならなかったはず。それが安倍首相の責任だろう。「忖度があったかどうか」などというミクロな話ではない。