2018年7月18日水曜日

帽子+水筒=熱中症対策は万全!→と思ってるから毎年倒れるんだよ!

未成年の集合教育での痛ましい事故が続いてる。

高温注意も校外学習を見合わせず 小1男児死亡「判断が甘かった」 - ライブドアニュース http://news.livedoor.com/article/detail/15026720/

校舎80周走、市側は「体罰の範囲さえ超える」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) https://www.yomiuri.co.jp/national/20180715-OYT1T50029.html

グラウンドでの授業で女子生徒9人を搬送 熱中症か、3人は重症 - ライブドアニュース http://news.livedoor.com/article/detail/15029076/

何れの場合も、問題は恐らく、指導者&引率者が「昭和の夏」の感覚を引きずってるであろうことだ。

昨今の夏は、7月で既に気温が35度を超えている。一方、gooで、昭和の夏の気温の記録が辿れる。例えば、1980年8月で、30度前後だ。

https://weather.goo.ne.jp/past/662/19800800/

昭和生まれのオッサンオバサン(まあ小生もだが)は、昭和の夏にクーラーなしで耐えた感覚が未だに残ってるので、熱中症対策は、帽子+水筒で充分だと思い込んでいる。だがそれは、気温30度の話だ。小生は暑がりなので、昭和とは明確に「熱い」のを体感してるが、それが判ってないオッサンもまさに多い。

老人「昔は熱中症なんてなかったんだぞ」←昔の新聞見てみた結果wwwww - 億ったー http://okutta.blog.jp/archives/5834691.html

ここで貼ってある新聞は、憲兵隊だの演習場だの、プロのハードな運動の話なので、昨今の熱中症問題とはちょっと筋が違うように思う。民間のスポーツ程度では、本当に熱中症の危険はなかった、と見ても良いだろう。

むしろ、30度と35度の違いを体感できてないところに問題の本質がある。
エアコンの使いすぎで、体温調整機能が麻痺してる可能性も考慮すべきだろう。

小生がこの夏での実体験を踏まえて言わせてもらうと、人類が熱中症にならずに済むのは28度ぐらいが限度だと思う。

体温とは10度近い差が必要だということでもある、んじゃないかと言う気がしている。

この問題に気付いてない輩は相当数だと思われる。

熱中症の予防・対策 | 熱中症について学ぼう | 熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進 https://www.netsuzero.jp/learning/le02

帽子を被れ、日傘を使え、とは書いてある。しかし子供については別枠で語られてる。最近の熱中症対策サイトですらこのザマだ。

一般的に語られる、水分補給は、発汗作用に期待してのものだ。しかし汗の蒸散による排熱では、効率はたかが知れている。ましてや35度となれば、体温との温度差が1度しかない。

仮に体温39度まであがったとしても、昭和の夏なら外気温は30度、充分な温度差で、生身でも体温を安全圏まで調整できた可能性がある。

しかし35度を超えるまで高温だと、汗をかいてどうこう、とう次元ではない。体温上昇を最初から防ぐべきなのだ。すなわち半袖を着る意味がない。
しかし、その次元で語られてる情報は非常に少ない。このブログぐらいじゃね?