2010年11月2日火曜日

金を稼ぐだけが一流か

tumblr経由で、気になる記事を見つけました。

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20101029

全体的に、収入ベースでの物言いが引っかかります。端的に言えば卑屈。
収入について、何かコンプレックスを持っているのだろうか?

35歳の現場の技術者が「一流の技術者になるには英語と数学を勉強しておきなさい」とか言っても私ならそんな意見にはこれっぽっちも耳を貸さない。35歳なら、もうとっくにセミリタイアしていておかしくない年齢だ。その技術者はもしかしたら本当に一流の技術者かも知れないが、ビジネスマンとしては三流だ。みんなもそういう人が居たら、「英語と数学を勉強してもあんたのようにしかなれないじゃないか!」と言ってやるといい。(そのあとどうなっても知らんけど)

この箇所で自身が述べているとおり「ビジネスマンとして一流」を「技術者として一流」を混同している。
そして、この反論を聞いた相手は、

だからオレのようにならないために忠告してるんだ。

という反論が帰ってくるに違いない。

あと、自分を天才だと思っている若者に向けて一言言っておく。君は本当に天才かも知れん。だけど、もし本当に天才なら30年後なんか見据える必要ねーじゃん。10年ほどで結果を出せるだろ。なにせ、天才なんだからさ。だから見据えるのは10年ぐらいでいいじゃん。君が社会に出てから10年も働いたら2億円ぐらい手元にあるんじゃね?もし、君が本当に天才ならな。

これも穿った見方。

世間は、「天才の扱い方を知らない」。出る杭は打たれる。
ただ社会に出ただけでは金を稼げない。
自明ですよね「金を稼ぐ天才」ではないから。
仮にそうだとすれば、それは詐欺もしくは、それに近い何かでしょう。

技術の「天才」は、世間で活躍しにくいカテゴリだと思われます。
芸能や芸術は、一目見りゃ判る。
しかし、技術系は、判らない人に見せても「魔法」にしか見えません。
#ここで論じてる「天才」ならそのくらい行かなきゃ嘘でしょう。

要するに、「社会に出る」というか「雇用される」線で、
天才が活躍するのは困難だろう。というのが筆者の解釈です。

グーグルとか、外資系なら判らんでもないけど、
それは正しく、英語と数学が必須でしょう。
「一流の技術者」が言っているとおりにね。

真逆のアプローチとしては、
現代はインターネットが普及してるので、

アピール自体は困難ではないどころか簡単です。
一番現実的なのが、iPhoneアプリでも作ってしまうことでしょう。
ものすごい奴をね。それは何かは筆者には判りませんが。

これも英語版は必須でしょう。市場が比べ物にならない。
最近は物理演算の無駄遣いが流行ってるからひょっとしたら数学も要るかもね。

と言っている筆者は、「天才に似てるらしい、天才でない何か」なので、
間違ってるかも知れません。まあ間違ってるでしょう。今貧乏なんで。