ラベル manga の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル manga の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年4月2日水曜日

タブー タトゥー 第01巻~第06巻

コンテンツ(ゲームを含む、暇つぶしネタ各種)に飢えてるので、そういやブックオフで買ったまま忘れてたな、と思って読んでみました。表紙だけ見て何となく6巻まで買っただけだから、そら忘れるわ。
http://www.mediafactory.co.jp/comic-alive/taboo-tattoo/

このコミックの表紙は特徴的?で、登場人物が概ねただ突っ立ってるだけ。主に女性だが。巨乳あるいはお尻あるいはスパッツが特徴的。

それだけでは面白そうに見えない。今改めて見てもだが。何がって、「物語を想像」出来ない。そのお姉さんが出るのは判ったが。これは多分、本誌連載を読んでる人向けの「表紙」なのだろう。

ただ小生は、イケメンお姉さんは好きなので、絵だけで選んでもブックオフならまあいいかと、ソコですね。第1巻表紙を飾る、ヒロインその1、ブルージィさんのこと。ナイフを持って仁王立ち。それなりの年齢だが、代償で成長が止まってるという。ただし購入の決め手は、5巻および6巻表紙です。

内容的にも、呪紋というシステムを使いつつも、触媒+代償+能力バトルで、それも含めて、どこかで見た感。だってアナタ、呪紋を寄生獣あるいはオリジナルARMSと読み替えても多分それなりに話が通じてしまう。それなのに、素手で反物質をぶっ放したり、壁抜けしたり、割と素っ頓狂な能力が目白押し。

その割に、敵も味方も極めて小規模で、マンションの一室で呪紋の研究をしてたりする。ナノマシンとか言い出して、どうせSFだろってのは置いといて、中途半端な技術考証が気にはなる。

絵柄は大暮唯人に激しく似ており、それも含めて何処かで見た感。
大暮唯人の弟子なのか?と思ったぐらい。wikipediaに乗ってるか?と思ったら、著者「真じろう」のページ自体がないという。不遇だな。

登場人物の名前は、独特かつ微妙なセンス。例えば、袴+黒髪ロングの美女のカルさん。カル?シウム? いやフルネームは、カル・シェーカルさんだが、どこ国籍? また1巻末で現れる1人目の刺客は、イルトゥトゥミシュ。

多分コレは国籍不明を狙ってるのだろう。

以上、文句を言ってるようにしか見えないが、6巻までは一気に読めたので、詰まらなくはない。※とは言え、小生はマンガ単行本なら1冊10分で読めるので1時間は掛ってない。時間の問題ではない。

そういえば、登場人物の主に女性陣は、動物モチーフなのかな? コミックタイトルの傍らに、動物アイコンが付いてることに今気づきました。

アレ?そう思っていたけど、最初からもう一度読み返してみると、急激に違和感が見え始める。登場人物の漫談とか、強引なパンチラとか、そういうシーンなのに妙に小さいコマに捻じ込んでる感とか。

この違和感を表現するなら、そうそう!予算の少ない特撮を見てる感。

  • チート的な能力。地球を数分で壊滅できるだろってレベルも存在。
    • 戦闘描写が接近戦ばかりで、引いた視点がないので、規模感に乏しい。
  • 登場人物もやたら少人数
    • なのに全然掘り下げない
    • なのに素っ頓狂な名前
    • 感情移入できない

画力はある作家なので、登場人物の見た目の魅力だけで引っ張るのは可能だと思われます。現存するファンの方々は(ブログを散見する限りは)概ねそんな感じですね。

2012年8月5日日曜日

惑星(ほし)のさみだれ

惑星(ほし)のさみだれ

既に完結していて、全10巻。

題名のさみだれは、ヒロインの名前で、主要主役として、夕日が居ます。とは言え、他のキャラもそれぞれちゃんと魅力的に描けています。もちろん掘り下げエピソードあってのことですが。

男性にはお勧めですが、女性には判りません。出稼ぎ先の女性(腐ってない?人)実際ちょっとビミョーな反応でした。

恐らく根底にあるテーマの問題でしょう。もちろん良いとか悪いとかの話ではありません。筆者の解釈はこうです。他所様のブログの受け売りも入ってます。

  • 継承
  • 成長

劇中の年長者は、年下の手本となるべく振る舞っており、明確ではないが師弟関係であるとも言えます。また、大学生以下の人物には、明確な(さっきと言ってることが逆ですが)師が存在しています。こういう図式を丹念に描いてるコンテンツは珍しい気がします。

「継承」したものが何なのかは、2巻(10話ぐらい??)ぐらい後に明らかになり、それが当人の「成長」に繋がっている、というわけです。しかしそれは概ね、泣けるエピソードであり(ややネタバレ)それが本作の大きな魅力であると思うわけです。とは言え、それに感銘をうけるか、切ないかで、意見が分かれるような気はします。

ネタバレあり詳細

2012年6月11日月曜日

「銀魂」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」いらなくね?

ワンピースはやたら目に付くので色々書きましたが、他にも「全く」読んでないのがありました。銀魂 と こちら葛飾区亀有公園前派出所。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E9%AD%82
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E8%91%9B%E9%A3%BE%E5%8C%BA%E4%BA%80%E6%9C%89%E5%85%AC%E5%9C%92%E5%89%8D%E6%B4%BE%E5%87%BA%E6%89%80

両者のコンテンツの特徴は、毎週読んでるはずの人でも「今週何の話だったか思い出せない」というものです。

銀魂は
  • ギャグがクドイ。
    • 登場人物のボケ担当(よく脱ぐ奴)がボケ倒して、それを登場人物の誰かさん(眼鏡のアイツ)が脳内ツッコミをし続けるスタイル。字が多い。読んでられない。
    • しかも投げっぱなし(小生は投げっぱなしは大嫌いなので)
    • 投げっぱなしがオチ。
  • いつの間にか始まって、いつの間にか終わってるバトルパート
    • 呪いで猫だかにされちゃったときはちょっと面白かったが
こち亀
  • 両津が何か思いつく>中川にねだる>失敗する>部長に怒られる OR 何処かに逃亡
  • 何か事件が起こる>両津が何か気付く>事件解決
  • 1話1週完結なので、読み損なってもまったく惜しくない。
  • 漫画好きの知人は、「続けることが目的です」と評した。
いずれも良くも悪くもワンパターン過ぎ。

嫌なら読むなって?もちろん読んでませんよ。それよか連載を終わって、他の作家に枠を明け渡して欲しいです。小生が望むのはそれだけです。

2012年6月1日金曜日

「サザエさん」が嫌いな人の数↓

長谷川町子原作 サザエさん
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/sazaesan/index.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%82%A8%E3%81%95%E3%82%93
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%82%A8%E3%81%95%E3%82%93_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)

小生は嫌いです。というか気持ち悪い。

何年経っても登場人物は成長しません。歳を取りません。出世しません。これだけで実はかなり気持ち悪い話だと思うのですが、どうでしょう。しかし劇中にも四季はあるし、学校のシーンもあります。

これで登場人物に年齢設定がないならまだいいのですが、中途半端に設定があるらしい。
http://matome.naver.jp/odai/2127830884929635101

主人公が暮らす時空は、昭和中期。テレビはダイヤル選局だし、電話はダイヤル黒電話。おそらくアナログ信号発呼に違いありません。多分、携帯電話も持ってないでしょう。地デジは受信できないので、NHKの受信料は払ってないでしょう。

主人公が幾ら暮らしても、肉体が衰えないし、精神も発達しない。永遠に昭和中期を生きるわけです。ナミヘイが老衰で死ぬことはありませんが、イクラちゃんが日本語を話す日は永遠に来ないわけです。呪いかなにかを想像します。もしくは閉鎖空間ですね。永遠の夏休みとかアレです。http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%88 http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52000045.html

さもなければ、コンピュータが支配する遠い未来で、仮想の「平和だった昭和の世界」を永遠に行きさせられつつ、その生体エネルギーを利用されてるとか。名作マトリックスの世界観です。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 完全に、「人間」を「飼い殺す」ためのモデルですよ。

何時のまにか液晶テレビになってたらしいですが、それならより一掃、登場人物が成長しないのはおかいい。

このコンテンツを「面白い」と感じる精神が気持ち悪いですね。正直。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Setagaya_Sazaesan_Family_Statue_1.JPG
故に、今更銅像とか作る精神がほんとうに判りません。記念写真を撮ってる連中もいまだに散見します。

まあもちろん、小生も年がら年中そんなことは考えてません。今始めて考えました。アンチキモイ? 言われるまでもありません。じゃあ「サザエさん好き」はキモくないのか?

http://okwave.jp/qa/q3781926.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1315667248
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1485003629
これだって「フツー好きだよね」と思ってるから出る台詞。

本稿を書くにあたって、当然サザエさん関連の検索はしたわけですが、都市伝説というか「最終回」の妄想があるらしいですね。
http://inspiron530.blog105.fc2.com/blog-entry-29.html

これだって「サザエさん達が不滅(不老不死)のはずはない」という危機感(?)から来るものでしょう。

ちなみに小生は、割と昔から嫌いでした。何となくツマラナイと思っていたからですが、言語化したのはこの歳になって初めてですね。

2012年5月26日土曜日

「魂は合ってる」 大東京トイボックス

バーズコミックとやら本誌は知りません。読んでません。出稼ぎ先に、結構な漫画オタクが居まして、彼の文庫の中にあったのがコレ。

大東京トイボックス  (バーズコミックス)


http://www.gentosha-comics.net/story/cat1300.html

ぶっちゃけ、詰まらなさそうなタイトルですよね。って言うか名前に「東京」って着くとダサイ感じになるという。

しかし、モノ作り もしくは受注生産稼業の方々であれば、感銘を受けることしきりだと思われます。オトナ向けか。

主人公の一人、天川太陽。元々は業界大手ソリダスワークスの社員。現在は、吹けば飛びそうな、弱小ゲーム製作会社G3の社長。でしたが、ヒロイン1 月山 星乃の加入により、企画チーフにまで格下げ。しかし、それはまあ本編では余り問題ではありません。その辺りの状態は、http://home.gamer.com.tw/creationDetail.php?sn=128671 ここを見ればなんとなく判ります。中国語だけどな!

本作は、「大」が付かない「東京トイボックス」の続編ではありますが、ヒロイン2 百田モモ の加入が「立ってる」イヤ「魂は合ってる」ので、本編単体でも相当楽しめます。現在は、8巻が刊行。

ヒロイン1 月山 星乃

「天川太陽」の名前の「対」ネーミングなので、ヒロイン待遇で合ってると思われます。前作無印にて、別会社から建て直しのために出向。しかし天川の仕事ぶりに惹かれ社長就任を請ける。仕事ではコンタクト+白ブラウス+ミニスカですが、家に戻ると黒ブチ眼鏡+ジャージ+秋田弁で変身ヒーローのポーズを練習するマニア。ビジネス的にはキレ者側に入ると思われるが、直接製作に携わらないため、ヒロイン2に株を奪われがち。更に、ソリダスに引き抜かれた谷崎七海の「天川太陽を本当に理解してる感」が半端ないので、心の奥底ではジリジリ嫉妬が燻る。

ヒロイン2 百田モモ

ゲーム製作を志す女子。義務教育期間中にゲームに「救われた」経緯があり。仮採用中にスランプで引きこもるも、「救われた」ゲームに天川が携わっていたことに気づき、100以上の企画書を携えて会社に戻る。以降、天川を「師匠」と仰ぐ。ちょっとポジションが判らない。

ヒロインX(番外) 谷崎七海

現ソリダスのチーフディレクター。元G3チーフデザイナー。創業当時から関わってる、故に、「あの人はチーフ以上の人だったからね」と言わせる。天川が秘蔵の企画書はデスクトップの非可視フォルダに置いてることを知ってるとか。

そして「魂」

天川がモモの面接で言った台詞。「魂は合ってる」。2年前に読んだ時は、実はなんのこっちゃ判らなかったのですが、ゲーム会社に出稼ぎして2年めの今は判ります。

一般的なフレーズで言うなら

感性が似ている

そんな感じでしょう。

ゲーム会社、しかも零細企業のただの下請けといえば、思い通りに作れないことはままあります。というか9割がたは不本意でしょう。

IT業界ならまあ仕方ない。しかしゲーム製作は、実は「表現」でもある、という側面も含んでいます。似たような状況は、漫画家。アニメ製作、にも例えばあるんじゃないでしょうか。いや、「2次元を動かす」で商売しているという1点でみれば同業でしょうか。

それにしても、劇中で出てくるゲームシステム名「次元転換システム」どんなのかもの凄くきになるんですが。

こんな感じ??

ナイトメアパズル
http://crush3d.sega.jp/
http://www.youtube.com/watch?v=WvUkPAZbfww
重力ありアクションゲームだが、2次元と3次元を都合良く切り替えて、進んでいく。らしい。据え置きだとアレだが、携帯ゲーム機でチンタラやるにはピッタリかと。

REVOLVER360
http://marketplace.xbox.com/ja-JP/Product/REVOLVER360/66acd000-77fe-1000-9115-d8025855074f
http://crosseaglet.xii.jp/game/revolver/rev.html
http://www.youtube.com/watch?v=LtPh_YCgQ1g
http://www.youtube.com/watch?v=o4KCEve2Ji0
基本的には2次元シューティングだが、XYで戦闘している最中に軸を切り替えると、XZで見ると弾幕がただの一直線になるので避けやすい?!

そういう意味では、無限回廊も次元転換システムとは言えるでしょうか。

2012年4月28日土曜日

「シドニアの騎士」~第37話

以前にも書きましたが、弐瓶 勉 連載 シドニアの騎士。

今日買った本誌連載でようやく37話。らしい。
アフタヌーン連載なので、話数は少ないように見えて、
単行本は7巻を数えてるらしい。流石は月刊誌。

誤解を恐れずにいうなら、このコンテンツは、

  • 超時空世紀マクロス 的
    • 地球?外生命体との戦い
      • 「奇居子」と書いて「ガウナ」と読ませる。
    • 巨大宇宙移民船の中での生活
    • 長距離、長時間、宇宙移民
  • ドラゴンクエスト ダイの大冒険 的
    • ナチュラルに勇者な主人公
    • 実は、とある理由で、潜在能力が凄い。
    • 人間との付き合いが薄いため、逆に警戒心も薄い
氏は、BLAMM等では、ダークな雰囲気&完全無欠の主人公がウリっぽかったですが、今回の主人公は、適度なボケもあり、親しみやすくなっています。着替え中の部屋を間違って開けてしまい、ドアごと蹴り飛ばされるとか。

元々のハードSF芸風から、変形ロボットも導入して、正当派SFを描き始めた、と言うと、
邪道から正道へ昇華させた、亜木城夢叶 のようです。ってアッチはフィクション。
ギャグテイストも無理してなきゃいいけど。
ブラム学園で、なにか変なスイッチが入っちゃったのだろうか?

様々な謎は既に明らかになってますが、時代考証的には、
  • 数100年スパンでの宇宙航行が可能。
    • マクロス7じゃなくて、シドニアだが。
    • 当然、重力は発生できる。
      • 宇宙船なので、緊急時にはもの凄く揺れる。
  • バイオテクノロジー マンセー
    • クローニングは当たり前
    • 不老不死が可能。
    • 生身で光合成が可能。
    • 中性というか、両性が一般的。

これらの事情が解らないままの序盤はかなり感情移入がしにくいです。

序盤は、何気なく街に繰り出した主人公が、色々ドジ踏みながら、いつの間にか
  • 今居るここは宇宙船の中で、異星人と戦ってる。
  • と言うわけで、君も一緒に戦ってほしい。
とか言われても?
37話ともなると、流石に様々な「謎」「背景」が明らかになっています。現在のテーマは、

  • 旧時代の狂者、オチアイの復活と、
  • ガウナと人間と融合個体。汎用人型決戦兵器
融合個体は、現状ではかなりの大型ですが、人格的には人間女子に近いっぽい。単眼のついた触手を伸ばして、あちこちに忍び込めるらしい。

2011年10月6日木曜日

そして再びフラスコ計画へ?「めだかボックス」

誰が主人公だかよく判らなくなって来ました、めだかボックス。

安心院なじみ の策略により、善吉は めだか の傍らに居づらくなってしまう。阿久根が名前で呼ばれるようになったのとは対照的。その阿久根は「ただ全力であれば良い」と解釈してましたが、それをそのまま善吉には適用できないでしょう。いや出来るのか?

安心院の策略は、善吉にフラスコ計画の実験台になれ。ということ。

すっかり無くなったもんだと思ってました。不知火 袴さん(理事長)もそのつもりでしょう。
安心院の存在があればこそ。だと解釈できます。創始者だって言う話ですし。

確かに「善吉の友人」の半数は、元13人の13人、もしくは過負荷。不知火半袖、黒神まぐろ、黒神くじら(名瀬 夭歌)、宗像 形、江迎 怒江。彼らの尽力があればあるいは可能かもしれない。しかもどうやら会話を聞くに、応援方向らしい。全員、親しみを込めて、あんしんいんさん、と呼んでるしね。

今週号は、善吉の葛藤に終始しましたが、果たしてどんな結論を出すのか?
うーん、よく判らん方向に行ってしまったな。

2011年9月17日土曜日

今更ですが、「ワンピース」を読まない理由

ワンピースと言っても、女性のファッションでは有りません。
週刊少年ジャンプ連載、尾田栄一郎作のアレです。

なんで、作家もこんな紛らわしい名前にするかなあ。

この作品の読者層は、2分しますね。

現状まで読んでいるか、空島あたりで付いていけなくなるか。

筆者は断然、後者です。

まず、行き当たりばったり可能な設定。

当時の設定の、謎のコンパス「ログポーズ」とやら。

ゴール地点を指さずに、中継地点を指す。そしてその中継地点を通過すると、次の中継地点に更新するという。地図の存在を有耶無耶にすれば、ストーリの整合性をかなりサボれるでしょう。

#それだけのテクノロジが有れば、いきなりゴール指せるんじゃね?

あまつさえ、次の目的地は、雲の上だ!とか抜かす始末。海賊じゃねえじゃん!
あー、こりゃ何でもアリだな、とよく判るエピソード。

最近では海の底らしいですが。

真っ直ぐ進めよ!とか思う。ええ。ヒメコだったら絶対そう突っ込んでますよ。

20世紀生まれの筆者としては、太平洋を突き進んでいる進んでいるイメージがあるから尚更カッタルイ訳ですが、これが断崖絶壁の細道を命がけで進むとかなら、すんなり腹に落ちるわけです。西遊記かなにかだと思えば良かったんですかね。

回収しない大風呂敷

ここ数年の連載は、大戦争起こしすぎ。重要っぽいキャラ増やしすぎ。誰か相関図を描いてください。筆者は描きませんよもちろん。判らんし。と思って検索してみたら、いらっしゃいました。

http://psychobind.blog57.fc2.com/blog-entry-173.html
http://blog-imgs-46.fc2.com/p/s/y/psychobind/op_big_ver4.png

ちょw複雑過ぎるだろ。

こうやって図にしてもらえると判りますね。主要キャラを軸に、新キャラを無節操に増やすからこうなるのか。しかもエピソード単位の使い捨て。ならまだ良いが、忘れたころに助太刀に現れたりする。こういうやり口って大暮唯人もヤルなあ。

これが一点、戦闘になると周りがモブ過ぎ。主要キャラがモブ連中をなぎ倒しすぎ。こういうやり方でしか「強さ」を表現できないのだろうか。見ていて疲れる。グランドラインどうなったの?

それにメリハリに乏しい絵作り

ヒレがあったり足が8本だったりと、キャラクタの造型がややこしいのに、線の太さを使い分けないのでキャラの境界がパっと見、判らない。そういや色黒のキャラもほとんど見当たらない。トーンを使わない主義なのか?それは良いのだが、キャラと背景が溶け合って何がなんだか判らん。騙し絵か!

ひょっとして、コマ割と構図が下手なのだろうか。敵キャラがヤラらてる場面に面積を割きたがるように見えますね。車田正美系か。しかしその為に前後を変な具合に端折るし、巨大キャラも入り混じってるので、何処の誰が何処から何にヤラレたのか、判らん場合が多い。

と思ってたら、なんかそう思ってるのは筆者だけじゃないらしい

結構居ますね。

http://rocketnews24.com/2011/07/10/111042/
http://blogs.itmedia.co.jp/yutatanaka/2011/09/post-66b1.html?ref=rssall
http://uedanagano1103.blog120.fc2.com/?mode=m&no=479

http://www.cyzo.com/2011/03/post_6804.html

頑張らなきゃ読めない時点で、娯楽コンテンツ失格でしょう。

ワンピース擁護派は、擁護してるようでしてないですね。

  • 『読者は努力や理屈なんて求めていないのでは』
  • 『あのテンポの良さが魅力』
  • 『友情と離別の物語が面白いんだ』
要するに、擁護派もストーリがよく判りません。ってことですよね。

似たような感想は、大暮唯人作品にも感じたことがあります。
彼らはバクマン。で言うところの、「センスだけで描ける作家」ってことになるんでしょうね。

アレが計算?ないない。

2011年9月4日日曜日

週刊少年ジャンプ、邪道バトル化 2011

何処かに長峰君が居るのでしょうか、看板作品まで「邪道心理バトル」やってます。

BLEACH

愛染に勝つために死神の力を失った一護。別に失わなくても勝ったんじゃね?という意見が有るらしいが、それについては筆者はあまり気にしてません。
それから数ヶ月、何やら周囲で不穏な事件。まず切られる石田。そして襲われる織姫。
力を求める一護に、銀城なる男が近づいてくる。銀城の一味の強力により、完現術を完成させ、白いフルアーマーを纏う一護。
しかし、その完成を待つように、一護の包囲網は狭まってる。月島の能力で、「月島は恩人」という記憶を埋め込まれ、あくまで悪者は一護。


  • 結局「死神の力を奪う存在」は銀城本人。まんまと一護の完現術も奪われてしまう。色々絶望に泣き崩れる一護。しかし彼を貫く刀。それを持つのはルキア。隊長格の霊圧を注入されて、死神の力を取り戻す一護。

  • え、それだけで取り戻せるの?一護ってエネループみたいなもんなの?


ぬらりひょんの孫

人間も妖怪も護ると誓うリクオ。しかし、百物語組の策略により、正体をバラされるだけでなく、「人間を脅かすもの」としての噂をばらまかれ、人間達に命すら狙われる。リクオにとってはただの人間は、戦闘能力的には赤子の手を捻るようなものだが、護りたい筈の人間に追われ、東京中が敵。

エニグマ

邪道バトル筆頭がこれでしょう。エニグマという存在に閉鎖空間に閉じ込められ、理不尽なミッションを次々とクリアしていく主人公達。しかし彼ら自身がそのエニグマに「力」=「才能」を与えられており、実はこのミッション自身が、彼らを成長&選別するためのものであったという。e-テストの黒幕は、スミオの顔なじみでもあったキリオ。彼が実はエニグマの現所持者で、カニバルなる存在に命を狙われたところから、「始まって」いた。


  • e-テストを見事にクリアし、影状態から救い出したクリス共々、日常に戻る。スミオだけはエニグマの骨を預かることになるが、例によって「エニグマの破壊」を願う。

  • エニグマは発動し、外骨島行きの地下鉄に乗るスミオと会長。

  • しかし同乗者は赤の他人の上に、非協力的。しかもどうやら一人はスミオの才能を知ってるらしい。しかもカニバルが潜入してるらしい。


花咲一休

同名の読み切りからの連載。願いを叶える力を持つ妖怪「カルマ」。それが失った願印を集めるために、一休に強力を要請する。
物語前半は、基本的に頓知のみで進行する。相手も妖怪であるので、術が破られれば力を失う。のだと思います。そういう事にしましょう。
後半は、天狗族の若い娘「幸」の合流により、ある程度体力勝負も可能になる。


  • アイディアは面白いのだが、何やらネタが尽きるのが早そうな予感がしてました。

  • 20話を待たずに既に終了。黒死病をばらまく誰かさんの存在も回収できず。


2010年10月19日火曜日

バクマン。アニメ化。劇中劇は未だに。

アニメも放送開始で絶好調の本作です。しかもNHKで。
今考えると漫画業界のイメージ回復計画だったような気がします。

ある作家は自分の原稿を無くしたとして、編集社を訴えたり。
ある作家は紙媒体に限界を感じ、自分で漫画ネット配信サービス始めたり。

漫画は日本の誇るコンテンツの一つでしょう。
嫌う人やら馬鹿にする人やら居ますが、
それは他のコンテンツでも事情は同じ。
野球しかり、プロレスしかり。

  • さて亜城木夢叶が、週刊ジャンプ連載の進退を賭けた三作目、「PCP-完全犯罪党」。
  • 本編では、どうにか+NATURALに勝利で終わったり、更にドラマCDの話まで。しかし、邪道であるが故に、アニメ化の望みが薄いと聞いて、意気消沈。浮いたり沈んだり、忙しいな亜城木。
  • シュージンはどんどん筆が早くなり、ドラマCDの原案まで書く余裕まであったりする。
  • 流石に今度は終わらせる訳にもいかず、もう一作連載する方向で望みを繋ぐ。
  • そこで新アシスタントの二人が浮上。速筆で上手い白鳥くんがここで絡んで連載デビューの兆し。しかも原作シュージン。


ここからは筆者の予想ですが。

今のところは白鳥くんの進退で盛り上げて、
彼の連載は実はかなり早期にアニメ化すると踏んでます。
しかも声は亜豆に決定したりとか。
ドラマCD、白鳥君の新連載、どっちも絡んでいるのはシュージンで、サイコー出番なし。
サイコー複雑。

2010年7月25日日曜日

「保健室の死神」

週刊少年ジャンプ連載 「保健室の死神」 藍本松

物語の肝は「病魔」。
とは言え、質的には従来は「妖怪」と呼んでいたであろう代物。
人間に憑依すると、様々な怪現象を引き起こす。

  • 光学的に、痩せたように見せる。
  • 女子のセックスアピールポイントを、結晶体で封印する。
  • 視神経を接続した端末体を、リモートコントロール制御する。

いずれも、現代化学でもかなり無理難題。漫画が違ってたらチャクラでやるしかない。


オカルト現象をオカルト現象で解決するのが、見た目ホラー顔のハデス逸人。
中学校の養護教諭。と言うらしい。いわゆる保険の先生。
彼には、前述の病魔を、吸収分解する力を持ってる。
それを使って生徒を守る。的なストーリー展開ではあるが、
かなり最近までその詳細は秘密のままであった。
物語序盤で「守られた」生徒は、保健室のサブキャラとして定着。

  • アシタバ。病魔に掛かったことがない唯一。
  • 美作
  • 鏑木真哉

その一方で、病魔と「契約」する人間の存在も示唆しはじめる。「罹人」と呼ぶ。

連載40回にして、ようやく、ホラー顔と「力」の理由が明かされる。

病魔「冷血」を自らの体に住まわせて、それに他の病魔を食わせていた。
要するに「罹人」。
当然ノーリスクとはいかず、平常時は、髪は白髪、皮膚は干からびる。
素人が使おうとすると、もの凄い苦痛らしい。

それまでの他の病魔は、発動の大小はあるにしても、基本的には「触れば」勝ちであった。

ここ数話は、「冷血」に匹敵する力をもつ病魔が現れ始める。

  • 他人の病魔を喰う。「悪食」
  • 他人の病魔を奪い、他人に移し替える。「劣等」

そう来たか!と感心はするが、ネタを考えるのは大変だろう。

やや分が悪くなったハデスには、大人の味方が数人。

  • 元恩師で、現校長の三途川。見た目は小さな美少女。ゴシックな装い。街の裏事情にかなり詳しい。
  • 元同級生の、鈍。ナイスバディ。逸人に惚れてるっぽい。
  • 元同級生の、経一。ナイスガイ。鈍に惚れてる。

果たして、街から病魔を根絶することは出来るのか?それまで続くのか?

絵柄は好みなので続いてくれるほうが嬉しいが。

2010年7月24日土曜日

「BLOODY MONDAY Season 2」

週刊少年マガジン連載 BLOODY MONDAY Season 2

ドラマの方じゃないです。漫画の方です。

第1章はだいぶ出遅れましたが、Season 2は連載開始から読んでいます。

高木父が、いきなりテロリスト側として登場。掴みはオッケー?
極力、死者を出さないように孤軍奮闘するが、上手くはいかず。
本人が潜入捜査であることも結局バレる。

一方、新キャラの水沢響。は偽名で、本来はどこぞの組織のエージェント。
感情を欠いた言動があるながらも、基本的には協力的。
かなりの訓練を受けても居るようで、潜水から暗視、簡単なハッキングも出来る。

既に連載35話を数える本作ですが、新キャラ水沢響の立ち位置が微妙。
とって付けたように「お前が好きだ!」とか言い出しても、
正直、感情移入はしにくいです。吊り橋効果?

もっと終盤で、彼女本来の組織が出張ってきて、第3勢力として現れたその時に
実はお互い好きだったんでどうたらこうたら、の方が盛り上がったんじゃ?

前章のポイントは、結局「スパイは誰か?」的な話だったように思います。
読者にアンコの正体がバレたそこからでも、堂々とした振る舞いでかなり終盤までバレませんでした。
そこが、前章の優れた&隠れたウリだったような気もします。

一方、今回のポイントは、正義側のキャラが潜入捜査をやっちゃってるところ。
基本的に死者を出したくないので、迷いが出る。その危なっかしさ。
上手い手だとは思いましたが、正直これは、読者が疲れるかも知れません。

とは言え、第1潜入者の高木父が亡くなってしまって、
今度は腎臓移植中の妹が、間接的な人質になってしまう。

2010年6月27日日曜日

「エデンの檻」

週刊少年マガジン連載

中学生が就学旅行中、だった筈が、飛行機が墜落。
不時着した島には、人間は一人も見つからない。
一方、絶滅した生物が大量に居る。

どう考えてもタイムスリップ系。
漂流しない教室ってゆーか。

基本的な主人公は、仙石アキラ
ナチュラルなリーダーっぷりと共に、
驚異的な生存執念を、メンバーに伝染させる。
生存者を探して、島を渡り歩く。

赤神りおん
アキラの幼なじみ。ニーソックス。ツインリボン。
新体操部なので、体がやたら柔らかく、運動性能も高い。
アキラを愛しちゃってるっぽい。とっくの昔に伴侶。

大森 夏奈子
飛行機CA。最年長だが気が弱い。アキラ達にも敬語で接する。
ミイナ組を経て、精神的にかなり成長。出番は少なめ。

石動ミイナ
ミニスカ。ノースリーブ。金髪。ツインテール。
男子の変装だが、本名は不明なので、偽名で呼ばれ続ける。
基本、心を閉じてるが、レイの献身により改善。

佐久間雪
ロングヘア。ハイソックス。学級委員長。アキラの天敵だったらしい。
りおんとは同年代の女友達として貴重。共に行動することが多い。
ミーハー。オカルト好き。知識だけなら、真理谷をしのぐこともある。
アキラに惚れかかってる?

宮内 真夜
武闘派。空手道場の娘。素手あるいは蹴りで、恐竜と渡り合う。
ポニーテールというよりは、若武者縛り?
パンスト着用だが、ハイキックが得意なので、パンモロ。
アキラ組の戦力不足を補ってあまりある存在。矢頼との勝負が見たい。

神楽 真実
高校生。予知能力あり。71話より正式に加入。

大黒 レイ
コトミ編からの加入。女子大生。デニムホットパンツ。ヘソだし。
自身の弟の姿を重ねて、ミイナの心を救った。
アキラに継ぐムードメーカーとして重要。

男性陣は数多いが、いずれもアキラを信頼しており副官に徹する。

真理谷: 軍師。眼鏡君。アキラに匹敵する闘志あり。
ザジ: 一応武闘担当だが、やや弱い。自黒。大野が好き。
山口: 生徒会長。「学校」コロニーを率いていた。
林西 トオル: コトミ編からの加入。大学生で頼りにもなる。

裏主人公グループ

矢頼 光一
脱色髪。喧嘩がやたら強く、500円弾を飛び道具に、
キーホルダーをメリケン代わりに、猛獣と渡り合う。
筋力が高く、女子独りを抱えたまま戦うこともある。
おそらくは劇中最強の中学生。その割に、真理谷に匹敵する知識も持つ。
在学中は、アキラと接点が無かったが、有田編で再会し、
アキラの人徳を認め「建国」を勧める。

操栖 モトコ
眼鏡っ子。というか女教師。
表面上はお目付役を自認し、矢頼に付いていくが
実は矢頼には全幅の信頼を寄せている。

2010年6月7日月曜日

「シドニアの騎士」

作:弐瓶勉 アフタヌーン連載中。


この作家はSF漫画の勇、ということになってるらしい。
講談社的には。

アレ、ウルトラジャンプにも最近まで何か連載していたような。

この人の特徴として、
  • 劇中に、横文字がほとんど出てきません。
  • しかも一般名詞を使わず、熟語を改めて設定して、劇中で使う。
  • 舞台が、やたら広範囲。移動に50年掛かるとか。

技術考証はそれなりにやってるものと思いますが、
何しろ、漢字が多すぎて、読む方が混乱します。
いや英語で言われても一緒か。
前作BLAMMでは、人物も背景もグチャグチャで、
何が起こってるのか判りませんでした。

しかし、今回の「シドニアの騎士」は、
別人のように、アッサリした画風にして来ました。

手塗りを辞めて、灰色のトーン一辺倒。に変えたらしい。
いいんです。それで十分。モノクロページだから。

#って言うか、モノクロ漫画で、
#「精緻なグラデーション」とか要らないと思う。
#別の連載のことです。

「SHADOW SKILL」

漫画の話です。
アフタヌーンで連載再開。らしい。
岡田芽武 「SHADOW SKILL」。

正直、この作家は「気にならない」の「嫌い」寄りです。

よく言えば、画風&作風が独特というか極端。
画力不足である、と断言しちゃっても良いでしょう。

  • キャラのプロポーションが不自然。童顔キャラに対して、手足が細長すぎる。
  • キャラのポーズが固い。「格好良いポーズ」にやたらとこだわってる感。格闘シーンでさえ。
  • 構図がワンパターン。殆どが全身または顔アップ。攻撃シーンでは、攻撃者はかならずこっちを向いてる。

「なんだこの気配は??」とか台詞で説明させちゃダメでしょう。
気配の発生源が、見えてても見えてなくても同じ描写だしね。

売りにしてるであろう、戦闘の描写が何しろ大雑把。

ポジショニング変更の描写は無いので、
キャラが話してる直後の見開きで、いきなりぶん殴ってる。
その台詞がまた、やたら哲学的&電波的で長い。

スピード感を出したい筈なんだろうけど、
絵は常に「超高速度撮影の静止画」
それだけでも躍動感は皆無。

スーパーストリートファイター4のカットインかよ!

チャンバラで互いにすれ違った後、数秒引っ張ってから
倒れるとか。アレをやりたいのかもしかして。
漫画だとページめくれば次のシーンだけどな!

あばら3本折られた!とか台詞で説明しちゃ駄目だろ。

正直、少年誌連載のヤンキー喧嘩のほうが迫力は出てます。

車田雅美の系譜でしょうか?ギャラクティックなんとか。そういえば、聖闘士星矢を描いてたこともあったので
まるで商売敵でもなさそう。弟子とか?

しかも、画面の書き込みが多すぎて見にくい。
登場人物はフルプレートアーマー。ツルツルのテカテカ。
背景も変なグラデーションが掛かってる。
結果、画面がギンギラギン。

モノクロのページだと、どこが誰の足なのかすら判らない場合があります。
騙し絵の領域に達し掛かってる。残念なことに。
もうちょっと、情報を「省く」ことを会得したらどうかと。

ひょっとして、全部カラー原稿で描いてるのでしょうか?

キャラのポーズも固いですね。
武術の演舞を見ているかのようです。

その割に、前述の通り、書き込みが凄いので、
格好良い「絵」を描きたいのは、漫画家として当然の欲求だとして、
でもそれが目的になっちゃってやしませんか。

漫画家向きではないと思いますね。正直

イラストレータ。小説の挿絵とかがベストでしょう。

2010年6月1日火曜日

アニメ化することだし 「バクマン」

週刊少年ジャンプ連載 「バクマン」
原作・大場つぐみ、作画・小畑健

元漫画オタクの筆者としては、感慨深い作品です。
連載当初は、ジャンプを立ち読みすらしてなかったので
途中からしか知りません。
単行本も買ってないので補完不足ですね。
あちこちのブログでストーリは追えますが。

何だかんだと物議を醸している本作ですが
それ故に注目されてるって事でしょうね。
嫌いも好きのうち。

物議1:大場つぐみ の正体

えー、筆者は正直どうでもいいです。

物議2:疑探偵TRAPの連載中に、真城が入院。
見舞いに着たはずの美穂だったが、
痛みに顔を歪ませる彼に、ペンを握らせる。

正直、二十歳前後の若造がたどり着ける境地では無いです。
余命3ヶ月をお互い知ってるとか。
もしくは死線をくぐってって来たとか。
そういう境地です。早い話が、覚悟過剰。
「正直引いたわー」 という感想は正しい。
だからこそ港浦も止められなかった。

物議3:3作目の連載 「完全犯罪クラブ」の経緯

尾行を自己正当化しようとしてる真城達がキモイとか、
あちこちのブログで見かけるんだが、
正当化しようとしてないじゃん?
筆者が見落としてるだけだろうか?
って言うか、ネタにマジレスカコワルイ。

2010年5月30日日曜日

土田健太 「LOCK ON」

アンケートハガキを送ったことは無いが、
意思表明だけはしておこうと思います。

週刊少年ジャンプ連載 「LOCK ON」。

主人公の真田は、高校1年生。
超動体視力+それに追いつく脳力の
「シャッターアイ」を備えるカメラマン。
#チャクラとか、念能力とか、霊力とかじゃないです。

読み切りを出したこともあり、
筆者は正直、どうやって広げるのか不安だったが
その脳力を小道具としてしか使ってないのが素晴らしい。

ヒロイン3人含めて、登場人物の立ち位置が明確で、
「キャラが勝手に動く」レベル。
彼らの高校生活3年間は、楽しそう。それが想像できる。

ヒロインは3人。どれもこれもキャラが立っていて素晴らしい。

栗原ニコ。
1話1頁目で、真田に「容姿が好き」と言われてしまう。
ツリ目。ショートヘア。空手を習っており、真田を毎回蹴り飛ばす。
意識的にツンを維持しようとしているらしいことが13話で発覚。
故に、ツンデレではない。
本質的に善人であることは、写真部の面々は全員知ってる。

白井雪。
パーフェクトヒロイン。ヘアバンド+ロングヘア。
ニコの幼なじみで、唯一の理解者でもあった。(今は唯一ではない)
デフォルトで満面の笑顔。必要があればシリアス顔も可能。
真田にも最初から心を開いていて、写真部にもアッサリ入る。

日々野祭
眼鏡+ロングヘア。真田から「容姿が好き」と言われたことあり。
通常は内気だが、仕事スイッチが入るとまず眼鏡を外して、
正確も積極的になる。グラビア撮影時は、必ず真田が撮影する。
担当牧野さんいわく「彼女を一番綺麗に撮れるのが真田くん」。
設定上は、劇中トップクラスの美人の筈だが、
仕事モードの彼女を描ききれてない感じが残念。

非常に楽しみな連載。
アンケートハガキの結果如きで中止にしないことを祈る。

2010年5月16日日曜日

「賢い犬 リリエンタール」

筆者は漫画オタクであるので、当然、週刊少年ジャンプは読んでいます。
筆者は少年じゃありませんが、それはここでは大した問題ではありません。

23号で連載終了した、
「賢い犬 リリエンタール」 作:葦原大介。

連載初っ端から、いきなり異次元旅行をカマシテくれまして、
ここまで大風呂敷を広げちゃって、続きはどうするのかと思ったら
個々のエピソードで見せ場を上手く変えてきました。

本誌では非常に貴重なメルヘン系バトル。
ここ数話は、如何にも最終回が近そうな超展開でしたが
そこに至るまでの、具現化実績を活用してメルヘンバトル。
忘れたころに、イメージ体が現れて加勢していく有様は
ジャンプの王道ではあるまいか?

クライマックスで、てつこの具現化は、例の「光の巨人」。
てつこと同じツインテール。
あれ?これはひょっとして、ウルトラの??姉???

ストーリ上は、いいタイミングで終わったとは思います。
これでダラダラ続かれても、面白いままだったかどうか?

amazonのコメントでは、絵柄が無機質だとか言う意見もありますが、
そういや余りバカ顔ってしないな。
キャラの表情が硬いと言っているのか?
顔全体ってよりは、目で語る画風なんだが。判らんかな?
とは言え新人作家としては、抜群の画力だと思います。

ラクガキのまま掲載しちゃうベテラン作家も居ますから
十分、合格点だと思いますが。。

具現化ネタとしては、HUNTER×HUNTERとも、保健室の死神とも、
被ってるような気もするし、立ち位置の難しい漫画ではありました。

30話程度だったと思うので、短期連載作家って奴になっちゃうのか?

いずれにしても、努力+根性+友情(だっけ?)で押し通そうとする
ジャンプでは、通りにくい作風かもしれません。

週刊少年マガジンの方が収まりは良いかも?
これ系で月刊は辛い。ジャンプSQとか辞めてほしい。

もちろん、別系統の作品にも期待します。


2010年5月8日土曜日

「若年層の平均化思想」

青少年健全育成条例。の非実在青少年

結構、大御所な漫画家の方々が出張って反対してる模様。
永井豪先生なんかはそりゃエロ代表みたいなもんだから
反対するでしょう。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/15/news074.html

この問題の難しいところは、
規制しようとしてる人間が、規制対象への知識を持たないこと。
政治家のオジサマ方は、漫画なんか読まないでしょう。
読まないで何が判るのか?って話。

更に、実は、問題は、「表現の規制」に収まりません。
これは「思想の規制」でもあります。

そもそも青少年健全育成。が判りません。
「健全でない青少年」って何?

未成年での喫煙?
夜更かし?
暴力行為?

青少年の非行防止、というと聞こえは良いですが、
政治家の手段は「規制」。おかしくね?

これって育成してないよね?管理してるよね?

筆者はこれを「若年層の平均化思想」としか思えません。

2010年4月21日水曜日

「非実在青少年」

正直、
自称「政治家」の馬鹿さ加減には飽きれた。
というか。

殺人が起ったら、ゲームを糾弾。
性犯罪が起ったら、漫画やアニメを糾弾。

順繰りに「原因っぽい何か」を制限する。
引き算思考&保身に必死、の日本人っぽい発想です。

筆者は、漫画もゲームもやらずには居られませんので
悪者よばわりは聞き捨てなりません。

「間違った情報を与えるっぽい漫画」は見ませんけど
「殺人衝動の原因っぽいゲーム」はやりますから。

っていうか、仮に条例が成立したとして、
それでも青少年のどーたらこーたらが減らなかったら
どうする気なんでしょうね?
何で「減る」前提なんだろ?
減らなくても、誰も責任を取らないよね?

犯罪ってのはそんな簡単な話じゃない。
警察も法律も要らない筈でしょ?

地デジ放送で、
「コピー10」とか馬鹿な制限掛けてるのは、
コンテンツ商売を成立させたいからでしょ。

その一方では、コンテンツのネタを制限する。
いやもちろん、制限対象は、ネタの一部ではあります。

教育界のお偉いさんが言う所の「間違った情報」は、
「ああいうのの事かな」という認識はありますが。

そこまで辿り着けるなら、その青少年は、他の方法を幾らでも探しますよ。
それこそ、日本の政治家が辿り着けない領域で。

#いや、具体的な何か。は知りませんよ。本当よ。

それよか、「自主規制」でグレーゾーンのコンテンツが
ゴッソリ減る方が損でしょう。

日本国内だけの話じゃなくて、
海外からもクレーム殺到するかもしれませんね。
MANGAも、英語圏で通用する単語ですよ。

お偉いさんが「規制」したがってるジャンルについても、
ローマ字英語が存在します。言わないけどね。

まあ、日本の政治&行政がチクハグだってのは、
誰もが知ってることですが。

ここ数ヶ月、世の中は地デジに必死過ぎて、既に呆れてたんですが。
このままだと、日本に誰も居なくなりますよ。

って言うか、筆者は、
老後はヨーロッパかオーストラリアで暮そうかと思ってました。
いやそんな金は無いんだけどね。