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2012年1月2日月曜日

一年の計は元旦にありと言いますが(揺れましたねえ)

小生は「元旦だから目出度い」とは、余り思ってない人種ですが、それにしても揺れましたね。どんだけ幸先いいんだか。



※例によって、生々しさを演出する光学キャプチャ

正直、震度4にしちゃあ揺れたを思うのだが、どうだろう。結構広範囲ですしね。

なんかここ最近、報道の震度表示がサバ読んでるような気がしてなりません。

少なくとも関東人はボチボチ地震に麻痺してるので、震度4ぐらいあったんじゃね?と思っても、震度3です!と言われれば、まあビルの上の方だからそうねと思います。

2011年4月12日火曜日

3月11日の大地震を振り返る

東北地方太平洋沖地震から一月が経ちました。
コンビニの棚も、概ね落ち着いてきた様です。
計画停電もないことですし、危うく震災を忘れそうになります。

忘れそうになると来ます。宮城県沖 震度6。
http://weather.livedoor.com/earthquake/2011-04-11-17-16.html
アレ、いつの間にかここ、震度マッピング止めちゃったんでしょうか。

その代わり、でもないでしょうけど、
Japan Quake Mapなるものを作ってくれた人が居ます。
日本人じゃないってのがまた笑えませんが、結構なデキです。
http://www.japanquakemap.com/
そして、日本のヤバさが良く判ります。いや尋常じゃない数の地震です。

ちなみに同じ人が、ニュージーランド版も作ってます。
http://www.christchurchquakemap.co.nz/
日本ばかりが注目されがちですが、ニュージーランドも結構な地震大国だったんですね。
存じませんでした。

富士山は日本の有名な火山であるわけですが、4つの大陸プレートの境界にあるらしく、
日本のヘソどころか、地球のヘソの一つであると言えます。
http://www.fujigoko.tv/mtfuji/vol1/fjhis01.html

あれほどの山が出来る程の、プレート衝突のストレスですから、ただで済む訳がありません。日本列島自身も、プレートの衝突による隆起で出来ています。いや今気づきましたが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%97%E5%B3%B6#.E6.88.90.E3.82.8A.E7.AB.8B.E3.81.A1

地震があってあたりまえ。

前出のニュージーランドもそうなのかな?

こうなると、日本の何処にも安全なところって無いと思うんだよね。

2011年4月11日月曜日

福島原発事故は、民間主導では防げないのも無理はない

筆者は、事情に詳しくないので、今ひとつ的確な表現が出来ませんでしたが、
筆者が言わんとしていたような事を、適切に書いている人がいました。ええ、後出しです。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1103/17/news024.html

要点はこうです。

  • 海水を掛けて温度を下げる話。
  • 一介の原子力発電所所長に、施設を壊しかねない解決法を選べ。と言っても無理。マニュアルに書いてないからだ。
  • 同じく、一介の東京電力社長に、その判断をしろと言ってもなかなか難しい。建設には3000億円掛かるからだ。
  • 結論としては、適切な知識を持つ組織が、全権をもって事に当たるしかない。例えば政府がそうしなければならない。
ここからは筆者の解釈ですが、悪いのは原子力安全保安院などと名ばかりの連中」ということになりますね。http://www.nisa.meti.go.jp/

実際、安全規制には「逃げる」話は書いてありますが、「何が何でも止める」とは書いてないです。一応「迅速な初期動作」って一文がありますが、これがそうかどうかは判りません。日本企業は、なんだかんだお役所の言うことは聞きますから、「何が何でも止めろ」と言っているなら、東京電力もそうする事でしょう。http://www.nisa.meti.go.jp/genshiryoku/epitome/gaiyo.html

地図を見ると、福島第1原発にも詰所があるって言うじゃありませんか。http://www.nisa.meti.go.jp/genshiryoku/jimusho/1_shoukai_6_fukushima1.html

であるなら、東京電力だけを責めるのは筋違いですね。
経済産業省も片棒を担いでいるのかも知れません。

発電所建設に3000億円ってのも豪勢な話ですが、
今後は原発を作れませんから、それが浮きますね。
保障問題やらも結構なんとかなるんじゃないでしょうか。

2ちゃんねるだかの書き込みを信用するなら、
原発職員には「放射線は体に良い」と洗脳するらしい。
さすがに今後はそんな言葉を信じる奴は一人も居なくなるでしょう。

今までの日本の原子力発電所は、ママゴトでした。

もう一度、原発を作るなら、ここからが本番と言えるでしょう。
何度も書きますが、筆者は「作れ」とも「作るな」とも言えません。
どっちも正論ですから。

反対するだけなら、何も知らなくても言えます。代替案を出すのが筋。
筆者には代替案はありません。だから何も言えません。

  • 「作る」なら、中性子線が出ようが止めなければなりません。
  • 「作らない」なら、代替の電力を確保しなければなりません。
  • 「計画停電するな」というなら、率先して節電を、もしくは代替の(以下同文)

去年の夏が猛暑で、熱中症で亡くなった人が結構いらっしゃったみたいですが、
今年もそうなりかねません。
って言うかクーラーが有っても駄目なら、無くても関係なくね?

都会のヒートアイランドは、アスファルトとエアコンの排熱が作ってる事を
忘れちゃいけません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89#.E7.B7.A9.E5.92.8C.E7.AD.96

暑いのなら、公園の木陰で昼寝でもしてれば良いんですよ。

2011年4月9日土曜日

「人災」か「天災」か

今回の事故が、天災か人災かは意見が別れる様ですが、
そもそも着眼点がまるで違うからであって、平行線でしょう。

人災説を唱える人の論調は概ね次のとおり。

  • 備えていたはずの予備電源が、津波で壊れていた。
  • 東京電力の初動に問題があった。機器の故障を嫌って、冷却を怠った。
  • 電力を補うはずの、火力発電所が影も形もなくなってることを言わなかった。
要するに、「津波ごときでトラブルんじゃねえよ」と言ってる様にしか聞こえません。

壊れなければそれで済む話なのか?核燃料を沈静させればお咎めなしなのか?それなら、原発賛成派でなければ話があわないでしょう。

東京電力が原発を手際よく沈静させたなら、東京電力は及第点となるでしょう。その場合は、止まった原発は一体どうするのか?「人災」派はどうしたいのか?

筆者は「天災」派です。

大前提として、「発電施設は、いずれ壊れる」。その前提で運用するべきです。当然の事ながら、壊れたから中性子線がバンバン出てます。では済まないわけです。必然。原子力発電を日本国内に作るわけには行きません。

故に、筆者は、原発反対派であるとも言えますが、単純に電力不足を補うなら、原子力発電に勝るものはありません。話がややこしくなるので、原発の危険云々には言及しません。結論としては、原発必要悪派です。

ただ「これから原発作ります」と言ったって出来上がるのは何時の話やら。近隣住民の反対がもちろんあるでしょうが、それは本稿では考慮しません。いずれにしても、もっと現実的な線を探る必要があるでしょう。

2011年4月1日金曜日

タイから発電所丸ごと?!

豪勢な話だなと思う。いやもちろん有難い話です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110401/t10015050221000.html
東京電力からタイ政府への要請、という事情が良く判らないが、
東京電力にも、サラリーマン金太郎が居るのでしょう。

分解して船で運ぶ、って言うんだから、もの凄いコストが掛かるでしょう。
ちょっと想像できません。エイプリルフールじゃないかと思うくらい。

日本は、日本中に発電所があるにも関わらず、西は50hz、東は60hzで、
互換性がありません。その為に東西で融通し合うのが事実上困難。らしい。
馬鹿な話だなと思う。

規格統一して電気を融通しろ、なんて言ってるツイートもあったが、
そんなもん発電所を止めなきゃできないことです。

さて問題のタイの発電所。
日本製ながら1995年製だというから時代遅れ感は否めません。
スペックは24万kw。
実際、日本の現役の発電所群は、それよりパワーが数段上だったりします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B#.E7.99.BA.E9.9B.BB.E6.89.80

全消費電力3750万kwに対して、+24万kwがどれほど役に立つかは正直疑問ですが、逆にタイ発電所で東京を集中的にフォローすれば、他の地区の計画停電が減るかなという気がしないでもないです。

被害者意識と消費者意識

東京電力の隠蔽等は看過できるものではなく、色々取り沙汰されるのは仕方の無いことだが、
一介の作業員に文句を言っても何も伝わるまい。
http://twitter.com/OfficialTEPCO のフォロー達を見るにつけ
つくづくそう思う。

これらを見て筆者が残念に思うのは、「電気は消費するもの」という意識だ。
それらは、計画停電の実施について、被害者意識に現れている。

「湯水のように」という言葉がある。日本人は水と空気はタダだと思ってる。電気もそうだろう。水の需要を満たすためにダムを作る。電気の需要を満たすために原子力発電所を作る。少なくともこの点は、筆者は東京電力を責めない。責められない。

本質的な問題点は、電気は「備蓄」するのが困難ということだ。出来なくも無いが、東京電力管轄のすべてをフォローできる容積はとてもじゃないが用意できない。そしてその代替が、電気自動車のバッテリーとなる筈だった。らしい。

電気自動車が普及していれば、節電風潮も一般的になっていたことだろう。残念なことに未だにガソリン車は未だに多い。先週までのガソリンスタンド行列を見れば明らかだ。
蛇口をひねれば水が出る。コンセントにつなげば電気が出る。そういう生活に慣れきった「消費者」としては、準備やら何やらで大変だろう。

なんで筆者は慌てないのかって?この冬はエアコン使ってないし、家のPCはノートだけなんで。節電?フツーだよね。

かくして、ライフラインの一部を断たれる「消費者」。

オイルショックだからトイレットペーパーを買い占める。飲料水から放射性物質が出たからミネラルウオーターを買い占める。同じ調子で、電気も買い占めたいに違いなかろう。

しかも、問題の計画停電は、先週までは「やる」と言っているのに「やらない」。しかも実施したとして、比較的同じ地域で連続しているらしい。該当地区の住民、勤務者の不満は、そろそろピークだろう。

  • 非対象地域の23区だけ値上げして、停電地区の負担をしてくれとか。
  • 停電ばっかりで頭にキタから、夏場は節電してやらないとか。


余りに大人げない意見が多すぎるが、これは私生活やら仕事やらに支障を来たし、余裕がなくなっての事だろうと、割り引いておく。しかし、その一方で、甘んじて節電している人々も居る。

その一方で、どこぞの報道で、東京電力の現地作業員の実状が流れたら、
待遇改善を呼びかけて見たりして、マスコミにどんだけ踊らされてんのかと。

計画停電で困ってるのは一人じゃあるまい。
近隣住民でまとめて、自治体経由で東京電力に申し入れるのが筋だろう。
ツイッターでつぶやくとか辞めてほしい。日本人の恥を晒すだけだ。

供給電力は最初から限界がある。
それは東京電力発表のグラフを見ても明らかだ。

http://www.tepco.co.jp/forecast/

「消費者」が節電しなければ絶対足りない。そして節電は、あくまでお願いする立場で、強制力はない。数々の節電を積み重ねて、ようやく平常時の3割程度まで減らせてる。

不夜城の筈の銀座は真っ暗。繁華街ほどそんな感じだろう。
http://blog.goo.ne.jp/ucf6601/e/df46d950c3016157c872a81d7ed4cd47

筆者は、計画停電も値上げも、仕方のないことだと思う。
日本の何割かの発電所が止まってしまった現状では
電力需要を満たす電気を作るのは、一月前ほど簡単ではない。

そして、今までその需要を満たしてたのは、原子力発電所の功績だ。

しかも、この風潮では、折角稼働している原子力発電所も止めざるを得まい。
筆者は、原子力発電所には、反対とも賛成とも言えない。

逆に言うと、電気の価値が挙がってしまった。筆者はそう解釈している。
殆どの「消費者」は未だにそれが判らない。それが残念である。

計画停電に反対するなら、まずは原子力発電所に賛成するのが先だろう。どこぞの能天気な「消費者」じゃあるまいし、「早く代替電力を確保してくれよ」などとはとても言えない。
それが見つかってるなら、とっくにそうしている。そして喜んで原子力発電所を止めるに違いない。

故に、この電力不足の収集は容易ではあるまい。東京電力だけを責めても何の解決にもならない。日本中が一丸にならなければなるまい。地デジとか非実在青少年とか受信料とか言っている場合じゃ無いのだ。

もちろん原子力発電所は、動かさなくて済むならその方が素晴らしい。

被曝の恐ろしさは、「バケツでウラン」事件の、医師側の手記に詳しい。http://toracyan53.blog60.fc2.com/?no=1224その凄惨さは筆舌にしがたい。出勤前に読んでしまったら、正直その日いちにちは仕事にならないだろう。
放射線が出てしまったら、電子機器は近づくことが出来ない。らしい。どんなに発達しようが、ASIMOは無理ということだ。

人間が行くしかない。間違いなく死ぬというのにだ。
筆者とて行きたくはない。死地に赴くレスキュー隊員の苦悩は計りしれまい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110320/dst11032001230006-n1.htm
結局、原子力は、どう考えても人間が使うには過ぎた代物なのだ。誰が考えても明らかになってしまった。

何度も言うが、これは東京電力を責めるだけでは解決しない。

  • 原子力発電所を作るなら、確実に止める方法を用意しなければならない。燃料棒が露出したとして、中性子線が出てたとしてもだ。
  • 原子力発電所を作らないなら、代替のエネルギーを探さなければならない。それも最新の原子力発電所に匹敵する容量を。

コスモクリーナーDか、大規模作業用には汎用人型決戦兵器が必要だろう。
もちろん冗談だが、人間を殺したくないなら、さぞかし有効に違いあるまい。

東京電力の独裁を揶揄する向きもあるが、電力事業の自由化なのだから、
文句があったら自分で発電施設を立ててみればいい。40億あれば出来るらしい。

それに仮にこの事態を収束できたとして、
10年は東京電力の評判は地に落ちたままだろう。

原発の放射線で日本中が戦々恐々としている中、30Km県内の宮城県民の方々は、もう家に帰ることは出来ない。そして、津波の被害は忘れ去られている。日本人は災害ですら消費しようとしている。

2011年3月26日土曜日

今度はミネラルウオータ

日本人の右往左往っぷりは異常です。
これほど情報操作のしがいのある「国民」は珍しいんじゃないですか。

今度はミネラルウォータが市場から消えてるらしい。

筆者はテレビ見ません。新聞も見ません。故に友人から聞きましたが、

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20110325ddlk13040324000c.html

葛飾区の金町浄水場の水道水から乳児(0歳児)の飲用に関する国の基準を超える放射性ヨウ素が検出された問題は、24日朝の検査で基準を下回り、摂取制限は解除されたが、都内の対象自治体は飲料水配布や問い合わせの対応に追われた。
荒川区役所では同日朝から「妊婦だが配布はないのか」などの電話が相次ぎ、職員が対応に追われた。正午から区役所で都配給のペットボトルが配布された。受け取った会社員の女性(32)は、「スーパーに水を買いに行ったが、明らかに子どもがいない人が水売り場に殺到して、子どもを抱えた私は危険で近づけなかった。本当に必要な人が安全に水を手に入れられないものか」と憤った。


「明らかに子供がいない人」発言は正直どうかと思う。今ではハイヒールを履いた若い母親が乳母車を押してます。しかし、子供より先に転ぶような恰好でどうするのかと。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000180-jij-pol

蓮舫消費者相は23日、消費者庁で開いた会見で、東京都の浄水場の水道水から乳児向けの基準を超える放射性物質が検出されたことに触れ、「飲料水が必要なのは赤ちゃんであり、被災地の人々。大人は基準内なので一義的に必要ない。冷静に考えてほしい」とミネラルウオーターの買い占めなどを慎むよう呼び掛けた。
野菜などの汚染による出荷停止や摂取制限については、「問題がある商品は出回らない」と強調。これまで検査されていない商品についても都道府県に要請し、点検を強化するとした。

散々心配を煽っておいて、何を言ってるのかと。もちろん心配を煽ってるのはマスコミです。この台詞も、蓮舫がようやく言うには遅すぎる。マスコミ自身がこれを言うべき。
「冷静な対応訴える」じゃねえんだよ。それは政治屋の仕事じゃねえだろ。お前らマスコミも訴えるんだよ。いい加減、「国民」も、マスコミのバカさ加減に気づくべき。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0326&f=national_0326_061.shtml
東京都内の水道水から基準を超える放射性物質が検出されたことを受け、東京都は乳幼児の水道水飲用制限を実施していたが、24日になって飲用制限を解除した。石原慎太郎東京都知事は同日、葛飾区内の金町浄水場を視察し、コップ1杯の水道水を引用し、安全性をアピールした。環球時報が報じた

石原都知事は、「天罰」発言やらで物議を醸しているが、被災者本人が文句を言うのは全く正しい。しかし外野がグチャグチャ言うのは、魔女狩りにしかなりません。だって、その「外野」は、言葉狩りをしたいだけでしょ。こういう代弁者気取りの「正義感」が一番危ない。だから魔女狩り。

デリカシーだの不謹慎だの言うなら、水死体を載せる週刊誌だって、親を失くして泣いてる子供を映しているテレビだって、似たようなもんでしょう?しかもマスコミは何の責任も取らない。石原氏は謝って、マスコミは謝らない。

本当の意味で日本の将来を考えてる「政治屋」は、筆者としてはこの人だけだと思いますよ。

しかし、ミネラルウォーターを買い占めた連中は、その大量の水をどうするのでしょうか。米を磨ぐとか。カップラーメンに使うとか。まさか鍋を洗うのにも使わないだろうね。やりかねないのが残念。

2011年3月25日金曜日

日本の民放のダメさは異常、テレビを盲信する日本人も異常

被災地の方々もどうにかテレビは見られるらしい。それで関東圏の人間の大慌てっぷりに落胆してるらしい。

http://www.cyzo.com/2011/03/post_6876.html

「東日本の、被災した人々が共通して思ったこと。それは『この人たちは私たちを見捨てているのか』という驚きと失望ではなかったのか。テレビのキャスターの一人が、『あの波が押し寄せる光景はまるで映画を見ているようです』と口にした。(中略)君にとってこの惨事は劇場の椅子にふんぞり返って眺めるものなのか。言葉の間違いというより、人としての倫理観の欠落、無人格以外の何物でもなかろう。日本人はここまで落ち果てたか」「唯一の被爆体験を持つ国の一企業が、その怠慢で事故の報告を曖昧にし、原発のことを何一つ勉強していない政治家が右往左往している現状。『計画停電』報道のこの無神経さは何だ? 被災地には夜に光さえない。少しは我慢できないのか。株を投げ売りし、コンビニに買い出しに殺到し、ガソリンも入れるだけ入れておこうとする日本人、いったいいつからこんな国民になりさがったのだ」

これについてはまず、視聴率しか頭にないマスコミが悪いでしょう。津波等の被害だけをセンセーショナルに映して、被害の甚大さだけをアピールする。問題なのは、その演出手法は一般的なバラエティそのまま。途中途中にビデオを流し、雛壇連中のリアクションを映す。

キャスター連中も気が利かないですよね。「オイルショックとは違います」と一言づつ添えれば良い。それで、「株を投げ売りし、コンビニに買い出しに殺到し、ガソリンも入れるだけ入れておこうとする日本人」の何人かは落ち着く筈です。なぜそれをしないのか?視聴率が大事だからですよ。残念ながら中学生でも判ってしまいそうな常識です。

そして、それに対する「国民」の反応も馬鹿正直すぎる。

http://twitter.com/mosu_hautbois/status/47577063586152448
母から「オムツ4パック送った」と言われたので、何でそんなに?と言ったら「あんたはオイルショックを知らないからそんな事が言えるのよ!」と言われた。つまり、買い占め工作のトリガーを引いたのはこの世代である可能性が高い。

「オイルショック」=「モノが無くなる」という実績のみに着目して、
今回は「日本国内に被災地がある」「被災地には本当にモノが無い」という事実に目を向けてない。
自分と身内の生活だけが最優先。悪くはないのですが、正直、危険な発想です。
その裏では、「被災地ではない関東」なのに、モノが無くなってしまう。

日本人が見捨てているのは、被災地の人々ではありません。隣人を、なのです。

関東圏の実際の買い占めは、おそらくは最初は住民の数%以下でしょう。
しかし、そのせいで本当に買えなくなった連中が、次の日から並ぶのは無理がないことでしょう。奥さんに尻を叩かれた旦那がトイレットペーパーを持ってね。

震災、いや買い占めスタートから2週間、ようやく交通も物流も安定してきて、
カップラーメンの入荷も始まってるようです。その一方では今度はミネラルウオーターが無くなってるらしい。

何でこんなに慌ててる人が居るのか本当に判らない。関東圏の人間から見てもです。
これを友人の一人は「祭り」と揶揄しています。理由なんか無いのかもしれません。

2011年3月15日火曜日

視聴率しか考えないテレビ報道は要らない

先週土曜日、家に帰れないまま、友人宅でテレビを見てましたが、
わざわざ地震特番を編成したどこかのチャンネル。

証明を落としたスタジオで、
アナウンサーが一人ライトに浮かび上がり、
厳かにお題目を延べ始める。

「東北地方太平洋沖地震」及びそれによる「大津波」が、
「コンテンツ」の一つに成り下がった瞬間でした。

「テレビだけが娯楽」という時代はとっくに終わっています。

東北地方太平洋沖地震の情報なら、ここで十分です。
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

スカイツリーの建設費を被災地に回せば、
結構すごいことが出来るんじゃないでしょうか?

筆者はもともとスカイツリーは要らないと思ってますので。

400ミリシーベルト

ついに政府が、放射能漏れの発表をしました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110315/t10014681951000.html

ぶっちゃけ、遅くとも土曜日辺りから放射能は出ていたのでしょう。
隠しておけるレベルではなくなった。筆者はそう解釈しています。

こうなってようやく気づく訳ですが、
「原子力発電は、環境負荷の少ないクリーンなエネルギーです」というお題目。
これは、リスクを折り込んだ台詞では無かったのです。

  • 問題は、「止める」のがこんなに大変だと言わなかったこと。
  • 止まらなかったなら放射能が漏れる。とは言わなかったこと。
  • 言えないってのは判りますけどね。


今回の場合は、大地震絡みですから、
地震で建物が壊れていた可能性もあるかもしれません。

  • 放射能を防ぐためには、分厚いコンクリートあるいは水で遮断するしかない。しかしコンクリートは柔軟ではないので、地震で壊れる可能性がある。
  • もし放射能が漏れた時の被害を考えたら、人の少ないところに置くしかない。送電のコストを考えたら、需要のできるだけ近くに置きたい。東北の海沿いってのは筆者でも考えます。あくまで科学としてです。
  • 日本の平野は国土の3割しかないので、人が少なかろうが0人には絶対ならない。当然、少なくとも漁村がある。人が誰もいないって訳はない。住民の反対は只事ではなかったはず。
  • しかも、実際に事故が起ったときに、放射能の影響に人間は耐えられない。作業者は根こそぎ亡くなり兼ねません。これは果たして、第何次被害と言えるのか?


総合して、どう考えても原子力発電は危険なわけですが、
狭い日本では他の選択肢はないでしょう。

平屋の一戸建てを潰したら、狭い一戸建てを3件建てる。
或いはアパートを建てる。面積高価が高いものを選ばざるを得ません。

スーパー堤防は、まあナシでしょう。コストが尋常じゃないし。
ひょっとしたら次回の大津波に間に合わないかもしれない。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110314/tky11031421580009-n1.htm

プレートに乗っかってる日本では、地震は防ぎようがない。狭い平野を奪い合って生きる限りは、大津波も防ぎようがない。
おまけに、たまに台風がくるわけです。

結果的には、筆者は、日本国内に住むのは限界ではないかと思ってます。

原子力発電所停止の余震

横浜市営地下鉄は、特に停止区間もなく運用してるらしく、田園都市線は、昼と夕方は動いてる模様。
筆者は、3/15に一応「出社」はしてみました。
何時ものルートです。

途中、横浜市営地下鉄は、「変電所の切り替え」とやらで、
途中の駅に20分程止まります。
果たして、新横浜の計画停電開始前につくのか?

結論から言うと、間には合いませんでしたが、
節電しまくりの商店等の企業努力により、
計画停電はしなかった模様。
とはいえ、仕事を本腰入れるわけにはいきません。

またしても16時解散。
火曜日水曜日は、休業というか、自宅作業に。

一応、通常通りのルートで帰宅を目指しますが、
新羽で乗ってくる人間が異様に多い。これは何事か??
満員嫌いの筆者は、入れ違いにホームに出ます。
1時間ばかりベンチに座って様子を見ましたが。

どうやら、「新羽~あざみ野間は電圧が低く、電車が走れない」らしい。
故に、運行の6割を新羽止まりにして、3倍の客が新羽~あざみ野に殺到する状態に。
こんな話は、オフィシャルサイトでは一言も言及していません。
行かないと判らない情報です。

あるいは誰かさんがツイートしてたかもしれませんが。
計画停電のするのしないのという話は、色々な人がツイートしまくって、
かなり混沌としているらしい。情報の信憑性としては怪しいですね。

しかたがないので、一旦横浜に出て、東横線で横浜市を出るプラン。
一方、東横線は、予定より早く渋谷直通を再開したもよう。
とりあえず渋谷には着きましたが。

折り返しに乗ろうと思っていた田園都市線は、
なんと「改札の通過制限」を掛けてる。構内に長い列が出来ています。
これもオフィシャル情報には一言も言及してません。

結局、路線バスに乗って家には着きました。
筆者の使う路線は比較的空いていたようで助かりました。

一般家庭やホワイトカラー法人は、とりあえず電気を付けなくても
なんとかなるとは思いますが、介護施設はそうはいきません。
なるほど、ここまでの混乱は筆者も気が回りませんでした。
http://news.livedoor.com/article/detail/5414295/

実際、病院やら介護やらの被害を考えると、
東京電力も止めたくはなかった筈でしょう。

結果、色々な地域で、計画停電は回避しているらしいのですが、
この背景には、鉄道在来線の運休やらが、関与しているかもしれません。
実際、あざみ野界隈は、「電圧が低い」らしいですから。

2011年3月13日日曜日

地震、津波、火事、原子力発電所

3/11の地震発生当時、筆者は新横浜で仕事中でした。
雑居ビルは大きく揺れて、確かに立って居られないレベル。
バスの中を想像してもらえれば、近いかな。

体感では2分ぐらいでしたが、(同僚もそう言ってるのですが)
その後どうやら5分は続いていたらしい。報道によれば。

公共交通は全てストップしてるので、
そのまま15時ぐらいで会社は解散。
近所在住の友人宅に転がり込みました。

その友人宅はライフラインもインターネットも無事だったので、
どうも大災害の実感がなく、
事実、新横浜界隈では目立った倒壊は見当たりません。

しかし結局、交通類の回復は、
翌12日11時の地下鉄の運行再開を待たねばなりません。
それでようやく筆者も帰りました。

その間に、津波の被害やら、原子力発電所の停止やら。

まず津波

太平洋の反対側に1mの津波が届くって言うんだから、
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/13/kiji/K20110313000414880.html
至近距離の日本がただで済むわけはないです。
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031201000655.html
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110313091219.asp

日本の国土の7割は山らしい。わずかな平野に密集して生活してます。
http://www.jcca.or.jp/invitation/sihon/page2.html
それゆえに、この手の水害は、本質的に大災害になりやすいとは言えます。
でもだからと言って住まないわけにはいかない。
資源の少ない日本では、海産物に頼らないわけにはいかない。

原子力発電所

全て自動停止したのはいいが、冷却ができず、水素爆発まで起ったらしい。
核爆発を考えたらもちろん止まった方が良いのですが。
「止めた」だけでは「安全にならない」のは、
現代の人類の手に余るしろものだったのかも知れません。

だから使うな、などと無責任なことは言えません。
水力はとっくにパワー不足、火力は燃料の枯渇の懸念。
http://www.jaif.or.jp/ja/nuclear_world/data/f0301.htmlいつのまにやら日本の3割の電力を供給しちゃってるらしい。
現代の人間に「なんとか使える」原子力に頼るのは仕方のないことだと思います。
などという台詞は、原子力発電所の近くに住んでないから言えること。

しかし、これも他に方法がない。
この議論については、誰にも正義はない気がします。

電気自動車の普及が始まっていた事もあり、化石燃料ベースの生活から、電気中心の生活に移行しつつありましたが、考えてみたら、その電気は一体どこから来るのか?という話が抜けていた気がします。

今回の件に限らず、筆者はもう、日本はダメかもな、と思っています。
国外への脱出を真剣に考えた方が良い。

なにしろ「政治屋」がマズだめですからね。