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2011年4月25日月曜日

血だまりスケッチ 完結

様々な物議をかもした、魔法少女まどか☆マギカ。アレ?かもしてない?

ちょっち地震速報は挟まりましたが、放送しましたね。10話以降。
TBS系よく頑張ったと言いたい。

キュウベエが最初から言い張ってる「なぜ彼女がこんなに強い力を持ってるのか判らない」
その理由が11話でついに開かされるが、原因は、ほむら であったという。
ほむらが、良かれと思ってしてきたことが、逆にまどかに業を追わせることになった。これ自体で既にひとつのバッドエンディングであると言ってよいでしょう。

まどか超人化については、賛否両論ある模様。
「否」の方は、「人身御供で丸投げ」。言われてみれば確かにそう。

おっと、ツッコミを入れるなら、もっと良い手が。
人間の感情エネルギーを取り出す方法なら、中性子を無力化なんて屁でもないよね。原子力発電所を、数百基も経てれば、エネルギー問題は一挙に解決ですよ。なんでそんなことも判らないかなー。
というのはあくまで21世紀の地球人の発想。
結末をどうこう言う前に、それまでの伏線の仕込みを褒めるのが先でしょう。

  • まどかは3周め辺りまでワルプルギスに敗退。しかし後半はとりあえず まどかはワルプルギスは倒している。周回を重ねるごとに強くなる。
  • 筆者が個人的に気になっていたOPの変身シーン。もう一人のまどかは、前の回のまどかか?次の周回を強くするイメージ。
  • まどかが平行宇宙の記憶を持っているのは、ほむらが因果を連れてきている証か?
  • ほむらが、時間遡行の力を持つに至ることが、さらに上位の、平行宇宙の移動能力への伏線でもある?

また、シナリオの殆どがワルプルギスを中心に展開しており、ワルプルギスの正体は何か?辺りで視聴者の注意を逸らすことにもなる。

上手い手ですね。
筆者は完全に忘れてましたよ。契約の対価を。「願い事を何でも叶えること」を。

しかし、インキュベータとは結局何だったのか?
最大の謎はそこですね。
  • 当人の魂を、ソウルジェムとしてカプセル化して、
  • 肉体を無敵化し、
  • その願いに応じた能力を与えて、(肉体治癒、銃の生成?)
  • その願いを叶える。
魔法です。と言ってくれれば良かったんデスが、エントロピーとか言い出して、え、魔法なの?科学なの?どっち?と思った人がおそらく続出したでしょう。

しかし野暮を言うのは辞めようじゃありませんか。
十分に発達した科学は、魔法と区別が付かないらしいし。
50世紀ぐらいになれば可能かもしれません。

さて劇中で未だに語られてないことは幾つかあります。

  • 各周回の まどか は何を願ったのか?
  • ワルプルギスの夜。その正体。
  • 過去の魔法少女達の活躍。
  • その後、ほむら の時間遡行の「願い」はどうなったのか?

幾らでも二次製作し放題ですね。

2011年4月3日日曜日

血だまりスケッチ

魔法少女まどか☆マギカ の件。
http://www.madoka-magica.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%81%8B%E2%98%86%E3%83%9E%E3%82%AE%E3%82%AB

筆者は例によって録画しっぱなしでしたが、
関東では10話を放送せず、TBSはそのまま放送打ち切り。
鬱コンテンツが大好きなTBSも、流石にコレはマズイと思ったのか?
そういう前例もないわけでもないし。http://ja.wikipedia.org/wiki/School_Days

それはまあ仕方ないとして、それに発狂してるアニオタ達。
ほほう、そこまでのコンテンツか。

筆者はその前に、コミカライズ版の2巻までは読んでおり
キュウベエの悪だくみを知ってる上で、
逆に、だからこそ気になって、アニメを一気に見ました。

ハイ、ネタバレ行きますよ。

様々な伏線を回収する10話、原作者のストーリーテリングは、日本最強クラスかと。

  • ほむら は平行宇宙で、インキュベータと契約した。
  • インキュベータの目的というか任務は、地球人の少女の感情エネルギーを爆発させ、それを回収すること。
  • インキュベータ自身は、平行宇宙を行き来する能力は無さそう。
  • どっち道、さやかは魔女化するらしい。もはや因果律なのか。
  • そして、さやかの直後に、杏子もリタイア。これも因果律なのか。
  • どっち道、マミは早期にリタイアするらしい。これも因果律なのか。
  • どっち道、まどかは契約、魔法少女化、ワルプルギスの夜までは生き残るが、良くて相打ち、悪くて魔女化。
  • どっち道、ほむら は最後まで生き残る。


タイトルで散々活躍しておきながら、肝心のまどかはまったく変身しません。
そりゃそう。ほむらがそうさせているんだから。というのはともかく、
こりゃ裏主人公が居るのか?と6話ぐらいで思ったような気がします。ええ、後出しです。

バッドエンディングしか予感させません。
それを何周も経験している ほむら、とっくに諦めてもおかしくないが
まどかを救うという、執念にも近い感情で、
魔女とインキュベータを倒しつづける。

途中からエントロピーとか言い出して、SF臭に萎えた人も居る、って話ですが、
「十分に発達した技術は魔法と区別が付かない」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%AE%E4%B8%89%E6%B3%95%E5%89%87
って言うじゃありませんか。
理屈の説明をしてないだけで、今までの「魔法少女」もそうだったのかも知れませんよ。

魔法=テクノロジー、という考え方を最初に提唱したのは、
「魔法少女リリカルなのは」ですね。平仮名主人公。

魔法と科学の対比をとってますが
「とある魔術の禁書目録」もそうとは言える。

あと100年ぐらい経てば、チャクラが科学的に証明されるかも知れません。

インキュベータ群の、「地球人少女を絶望させるモデル」は、
完璧と言わざるを得ません。
「お前、もう死んでるし」とか言われて、正気を保つ自身は、筆者もありません。
それが出来たのは、坂井 悠二 ぐらいですね。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%BC%E7%9C%BC%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%8A%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9 (うわ最悪だなこのページ)

グッドエンディングであれば、幾つか方法がなくもありませんが、
今まで散々バッドエンディングやっておいて、今更それは無いでしょう。

筆者は「平行宇宙」と解釈しましたが、その記憶はまどかも若干垣間見ることがあるようです。
未来予知の一種と言えるかも知れませんが。

歯車の描写から、ほむらとワルプルギスの夜の関係を論ずる人も居ます。

確かに、あれほどの執念を持ってるなら、魔女化しても過去に戻ってくるかも知れません。ほむらの執念は果たして吉と出るか。
そもそも凶コンテンツなんですけどね。